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画期的だったライトフィールドカメラの Lytro社が活動を終了(DPReview)

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深度方向全体を一気キャプチャ出来るライトフィールドカメラを製造販売していた Lytro社が終了したというニュースが流れました。

The official Lytro announcement was published earlier on the company’s blog, where Team Lytro bid a bittersweet farewell to the “Cinematic and VR Community.”
Via : Lytro is officially shutting down: Digital Photography Review

2011年にLytro社として初のライトフィールドカメラを発表し、2014年頃からは日本でも販売されていました。

Lytro ILLUM
Lytro ILLUM

ところが数日前GoogleがLytro社の買収に向かっているというニュースがありましたが、それは破談に終わってしまい、会社としては精算し閉鎖となったということです。

複数の情報源がわれわれに語ったとこによれば、GoogleはLytroを買収するという。このスタートアップは当初ライトフィールド記録テクノロジーを用いた画期的な多焦点カメラを売り出したが、後にテクノロジーの応用先をVRへとピボットした。
Via : GoogleがLytroを4000万ドル前後で買収との情報――ライトフィールド技術でVR世界構築強化 | TechCrunch Japan

Lytro社の後からピントを合わせられるというコンセプトは1回の撮影で一気に異なる測距撮影を行うということですが、その後カメラの高速化と画像処理によってPanasonicの4KフォトによるフォーカスセレクトやOLYMPUSの深度合成機能のように連写することで、ピント選択や合成が出来てしまうようになりましたね。

また、深度方向では無く、360度を一気に撮影出来る全天球カメラもポピュラーになりVR市場はそちらの方に向かっているということも、Lytroの技術が用いられなくなった要因かもしれません。

画期的な技術でしたので残念ですが、Lytro社はカメラの歴史に名を残したと思います。

まだちょっとだけ在庫はあるようですが(^^;;


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