今回のGoPro HERO6で撮影しましたが、バイクへの取り付けはこんな感じ。
ということで今回GoPro HERO6を使ってみると、これまでSONYで悩まされたことが一気に解決してしまった感じでした。(但しバイクでの車載マウントで使う場合です)
これまでSONYを選択していた理由
- GOPRO HERO4 Blackでは無くSONY FDR-X1000 を選択した理由
- GPS バイクでのツーリングやサーキット走行の記録用で面白い
- マイク その頃GoProの弱点の1つはマイク性能だったが、FDR-X1000はステレオマイクだった
- 三脚穴 その頃はGoProマウントより汎用性があり便利と思っていた
- 形状 前衛投影面積が小さいのでバイクに向いているのではと思った
- SONY FDR-X3000 に買い替えた理由
- 手ブレ補正 他社には無いSONY独自の空間手ブレ補正
- 画質 XAVC 100Mbps U3のmicroSDが必要だけど
ということでした。
一方で、SONYをつかっていると、、、
SONYのアクションカムで悩んでいたこと
- エンジン震動の多いバイクだと空間手ブレ補正の相性が悪くブレが収まらない
- 三脚穴なので確実にマウントすることが難しい
- マイクが正面に向いているので風切音対策が難しい
- iPadとの親和性が低い
- バイクの車載動画はブレるので4Kで撮影するメリットは薄いが、路面等での不自然な圧縮が起こらないように50Mbps XAVCで記録する必要がある
- XAVCで撮るとiPadのSDカードリーダーですぐに見れない。
- アクションカメラとしての構造に信頼出来ないことが発生していた
- FDR-X1000でバッテリー問題が起こった→こちら
- FDR-X3000のスイッチ周りのプレート壊れ(落としたわけではない)録音ボタンと電源ボタンが外れた
今回HERO6を使ってみた感想を書きます。
GoPro HERO 6 Black v.s. FDR-X3000個人的な比較
- GPS : GoProの方が高精度
- SONY FDR-X3000で撮影時に取得したGPS情報を表示させると、速度の計算が遅れている感じがする
- GoProの方はリアルタイムに近くバイクの速度を出していて、GPS情報をより細かく取得している感じがする
- 軌跡表示した時GoProの方がブレていない
- GoPro QuickによってそのGPS情報を自由にレイアウトしたり、加速度情報を表示させるなどより面白く使える
- マイク:バイクの車載ではGoProの勝ち
- HERO6はウィンドジャマー無しでもマイクはバイク走行音をそれなりに取得出来ていた
- おそらく3マイクから得られた音を細かく最適化している模様
- 風切音が入りにくく、周囲の音を取り込むことが出来る
- SONYのマイクは前面にあるので風切音の対策が難しく、周囲の音を取り込むのも苦手そう
- 音質の評価は高いが、その分荒々しい音には向いていない感じ
- HERO6はウィンドジャマー無しでもマイクはバイク走行音をそれなりに取得出来ていた
- マウント : GoProマウントの勝ち
- SONYは三脚穴でマウントしているので衝撃や震動で角度がすぐに変わってしまう
- GoProマウントの方がシンプル、コンパクトで確実に固定出来る
- 形状・作り: GoProの勝ち
- SONYの縦長形状は良いがFDR-X3000になってレンズカバー大きくなり縦長な形状のメリットが少なくなった
- またヘルメットマウントするには便利だが、安全性の面からヘルメットマウントはあまりやらない
- GoProはタッチモニタを搭載しながらこれまで通りコンパクトなのは凄い
- SONYの形状で仮にモニタ搭載すると横向きになるしね、、、
- バッテリー・メディアドア、インタフェースドアはGoProの方が頑丈な構造
- SONYはいずれも柔らかい素材で不安感がある、また蓋を押し込む時隙間が無いように気をつける必要がある
- ロックと連動していなく本当に防水出来ているのか不安がある
- GoProはドアをきっちりロックしないとゲージが付けられない構造となっているのが秀逸
- SONYの自主ロック方式はロックレバーの位置による色でしか判断出来ないので見逃す可能性がある
- SONYの縦長形状は良いがFDR-X3000になってレンズカバー大きくなり縦長な形状のメリットが少なくなった
- 使い勝手:GoProの勝ち
- SONYの上下が丸い形状は理解しかねる
- アクションカメラは、しっかり持てるように、ゲージ等使い易いようにスクエアな形状の方が有利なのでは?
- SONYのビデオスタートボタンはやや小さくはバイクのグローブをはめたまま操作し難い
- SONYは撮影中LEDが小さく輝度が低く晴天下で見にくい
- GoProはリアタッチディプレイが付いているので圧倒的に便利
- GoProの方が操作音がより大音量なのでサーキットでも確認しやすい
- SONYの上下が丸い形状は理解しかねる
- 手ブレ補正 : GoProの勝ち
- GoProの安定化処理は震動が多いバイクでも問題が少なかった
- FDR-X3000の空間手ブレ補正はバイクの震動には適合出来ていない
- 画質: レンズとブレ補正でGoProの勝ち
- バイク車載の場合は両方とも十分以上の画質で撮れる
- 但し、GoProの方が露出やダイナミックレンジ制御がやや良いように感じる
- SONYはブレによって画質を損ねている
- レンズはGoProの方がフォーカスが合う範囲が広いように感じた
- バイク車載の場合は両方とも十分以上の画質で撮れる
- オプション・アクセサリ : GoProの勝ち
- GoProはタッチディスプレイが標準装備だが、SONYはオプションでしかも高価でタッチタイプでも無い
- 別にすると別に充電する必要がある
- GoProは標準でレンズカバーとなっているのに、SONYはオプションでしかもでかい
- サードパーティのアクセサリはGoProの方が圧倒的に揃っている
- GoProはタッチディスプレイが標準装備だが、SONYはオプションでしかも高価でタッチタイプでも無い
- ファイルフォーマット : iPadではGoProの方が扱いやすい
- SONYのXAVC Sは最大100Mbpsで記録出来るのだが、バイクの車載はそれほど高ビットレート必要無い
- XAVCにすると、iPadに取り込めなくなる
- MP4にすると28Mbpsになってしまう(素材としては50Mbpsくらいが良い)
- GoProはMP4、HEVCでiOSとの親和性が高い
- iOSと親和性が高く、現場でiPadにSDカードリーダーで読み込めすぐに確認出来る
- SONYのXAVC Sは最大100Mbpsで記録出来るのだが、バイクの車載はそれほど高ビットレート必要無い
- モバイルアプリ : GoProの勝ち
- GoProの方が使い易く、Bluetooth連携もこなれていて、接続開始時も安定している
- SONYは一眼ミラーレス、コンパクト、RX0等様々なカメラと共通化されているのでアクションカム専用アプリの方が良いのでは?
- ただSONYは複数のカメラを同時スタートとプレイバックを切り替えることが出来るのがムービーメーカーの方には便利かも。
- デスクトップアプリ : GoProの勝ち
- GoPro Quickデスクトップは編集していて楽しい
- SONYのAction Cam Movie Creatorはしばらく進化していない
こうやって見ると、もうGoPro が圧勝過ぎてSONYに申し訳無い内容となってしまいましたが、各項目共にほんの少しの差です。
そして、これは私個人がモーターサイクルの車載カメラとして使う場合に限った話しと取ってください。
まとめ
サーフィン用カメラからスタートしたGoProと、ビデオカメラを(おそらく)小型化して作ったSONYアクションカムの成り立ちの違いが大きいと思います。
モータースポーツやアドベンチャースポーツ等のハードな使用環境になるほどGoProの方が十八番となるでしょう。
SONYの緻密な空間手ブレ補正とXAVC 4Kの高ビットレートによる高画質や高性能マイクによる音声が活かせるアウトドア/登山や旅行等でのウェアラブルビデオ撮影用として使われたり、ビデオ編集でも画質低下を許さない方、また三脚を兼用されたい方にとってはまったく逆の評価や逆の感想になるかもしれませんね。
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