ということでGoPro HERO 6購入しましたので、こちらの記事のようにして友人のバイクに車載しサーキット走行を撮影しました。
また同時撮影したFDR-X3000や過去撮影した映像も一緒に見てみます。
まず画質は?
今回車載させて頂いたバイクはDUCATI Panigaleで1299ccの大排気量ツインエンジンを搭載するバイク。
GoPro HERO6はこのバイクのリアカウルに車載させてもらった映像、1080PでProtune 安定化ONで撮影。
クリアな画質で、フォーカスも手前から無限遠まで問題無く写っています。またピット通過時の明暗の変化に対し露出制御が自然だと思います。
こちらが、FDR-X3000の画像、1080p でXAVC、空間手ブレ補正ON、モータバイブレーションアブソーバーのAKA-MVAで車載しています。
こちらはフロントマウントで、カウル越しの映像となっていますので、画質については若干差し引いて下さい。
こちらは私のバイクで走った時の映像。こちらはカウル越ではありません。
同様に1080p でXAVC、空間手ブレ補正ON、モータバイブレーションアブソーバーのAKA-MVAで撮影しています。
FDR-X3000のせっかくのクリアな画質に対し、ブレによって大きく解像感が失われている感じです。
僭越ながらこの動画の撮影で使った私のバイクはHusqvarna 701 Supermotoで、こちらは693cc単気筒エンジンを搭載。
どちらもバイクも震動はかなり多い(というか、現代のバイクで1,2を争う感じw)
ブレ補正は?
でこちらが別アカウントでアップしたの映像です。
走行速度が上あがり更にバイクが震動している状態での画像です。
GoProのビデオ安定化はONで1軸ジンバルに搭載していますが、このジンバル側ではブレ補正を行う機能はありません。
更にテールカウルが最も震動している様子でした(^^;
このような条件でGoProの安定化は遠景で遠景がほぼスタビライズされているのは素晴らしいと言って良いかと思いますがいかがでしょうか?
ちなみに
対するSONY FDR-X3000、ローリングシャッタのような画像のユレユレ歪みが発生していますね。
実は上の映像ではSONY純正のアクセサリで、空間手ブレ補正がバイクでも使えるように「エンジンやモーターによる画像の歪みやピントのボケを軽減」するX3000/AS300用モーターバイブレーションアブソーバー AKA-MVAに載せていたのですが、それでも十分では無いようです。
しかーし、このAKA-MVAは(安価なのは良いのですが)チープな作りによるアブソーバー部分の無駄なガタツキが原因で逆に震動増幅器(^^;になってしまうと、巷での評判は芳しくありません。
対策としては、初期ガタツキをテープ等で圧縮固定するとやっと使えるようになります。
でバイク車載時のブレの大きさは結局ブレは発生し難い順では
- AKA-MVAテープ固定処理+空間手ブレ補正
- AKA-MVA無し、空間手ブレ補正OFF
- AKA-MVA無し、空間手ブレ補正ON
- AKA-MVA無加工、空間手ブレ補正ON
といった感じです。
ちなみに、こちらは震動の少ない4気筒エンジンに、空間手ブレ補正では無い、FDR-X1000で撮影した動画
こちらはFDR-X1000でのヘルメットマウントでの動画、この映像はウィンドジャマーを付けた外部マイクを接続しています。
ヘルメットやボディにマウントすると震動問題は無くなりますが、ヘルメットマウントはいざという時に危険ですし、ヘルメットに重量が加わるのでシーン選んで使う必要がありますので、バイクでは車載したいところです。
音声は?
GoPro HERO6の映像はバイクのリアテールカウル上というむき出しでかなり無防備な状態(^^;
なので風切り音だらけになってしまうと予測していたのですが、意外にちゃんと排気音が撮れていたことに驚きました。
低速では風切音が目立ち、高速では排気音がちゃんと聞こえるのが面白いです。
おそらく3マイクを制御することで周りの音を効率良く選択していると思われます。
対するSONYですが正面にステレオ・マイクがありますのでどうしても風切音には弱いようです。
そこでハウジングに入れて直接マイク部が露出しないようにた状態で使うのですが、それでも風切音にまみれながらもやっと撮れているという感じです。
おそらく、通常のビデオ撮影での音声はFDR-X3000の方がクリアで高音質に撮れる筈ですが、バイクに車載した時の風切り、震動、大音量のような厳しい条件ではGoPro HERO6の3マイク制御の方が向いていようですね。
GoPro Quickで遊んでみた
せっかくなのでGoProのデスクトップ判の編集アプリで、GPSや加速度データも追加した映像がこちら。
Macのデスクトップ判でこんなことが出来ます。
- GoProあるいはSDカードから画像を読み込みライブラリに加える
- GPSとGセンサーからの情報を加えてライブラリに追加する
- ライブラリ画像上のクリックしたポイントを中心として、楽曲の長さと、展開に合わせて自動で画像を繋げてくれる
という機能がありこんな感じの編集画面、ブルーやオレンジのポイントがクリックし選択したポイントです。
SONYにもAction Cam Movie Creatorというアプリを使ってGPS情報を映像に追加出来ますが、GoPro Quickほど気の利いたレイアウトは出来ませんし、楽曲に合わせて自動編集するような機能は備えていません。
またしばらく新機能が追加されておらず、塩漬け(^^;という感じです。
いかがでしょうか?
個人的な感想ですがことバイクに車載するアクションカメラに関しては、SONYよりもGoProの方が向いている、、、という感じです。
次の記事は、GoPro HERO6 vs SONY FDR-X3000(但しバイクマウントに限る)の最終評価です → こちら