写っていないものまで映し出すAI画像処理エンジン“Sees in the Dark”が写真を革新する?(GIGAZINE)
GIGAZINE様が、機械学習で暗い画像を鮮明に補正する技術を紹介されています。
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究者グループは、機械学習ベースでの強力な画像処理技術を発表しました。この技術では通常のカメラで低照度撮影された画像を、ノイズが少ない鮮明な画像に変換することが可能となっています。
Via : 機械学習によって暗い場所で撮影された真っ暗な写真を超鮮明に修正可能な技術が開発される – GIGAZINE
イリノイ大学が開発したSID(See in the Dark)の技術説明動画はこちら
動画では、FUJIFILM X-T2やSONY α7S II、iPhoneやGoogle Pixel等でデモを行われていますが、ノイズに埋もれた画像はおろか、同見ても真っ暗闇から画層が浮かび上がって来るのはちょっと不気味ですね(^^;
これまでのデジタルカメラは基本的に撮影されたピクセルデータを演算することで画像処理を行っていましたが、AIによる画像処理は、そこに何があったのかを予測して画像にしてしまうということで、正に写っていないものを再現するというこれまでのフィルムカメラやデジタルカメラとは根本的に異なる写真を生成するということですね。
fujirumorsがAI処理が行われたX-T2の画像のサンプルダウンロード先を示していますので、興味がある方は見て下さい。
NOTE: big files, take time to load. Don’t use your mobile data to open!
Via : Newly Developed AI Image Processing “Sees in the Dark”. See Extreme Fujifilm X-T2 Low Light Recovery – Fuji Rumors
- Fujifilm X-T2 – Sample 1
- Fujifilm X-T2 – Sample 1 Adobe Vs. AI Engine
- Fujifilm X-T2 – Sample 2
- Fujifilm X-T2 – Sample 3
- Fujifilm X-T2 – Sample 4
- Fujifilm X-T2 – Sample 5
- Fujifilm X-T2 – Sample 6
- Fujifilm X-T2 – Sample 7
- Fujifilm X-T2 – Sample 8
既にLightroomやスマホではAIベースの画像処理が使えるようになりましたが、近い将来は画像処理はすべてAIが行うことになるのでしょうか?
また、歴史の中で蓄積された全ての写真もAI処理によって更に鮮明な画像として生まれ変わるのかもしれませし、例えばカメラが無くてもスケッチなどがあれば写真になる、、、そんな時代が来るのかもしれませんね。
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