グーグル Pixel 3は「良い写真」を生み出すコンピュテーショナルフォトグラフィーを実現するスマホ(WIRED)
先日発表されたGoogleが新型スマートフォンPixel 3を発表しました。
プロモーションビデオ
https://youtu.be/vKSA_idPZkc
製品情報ページ
ライバルが複数のカメラを搭載している中、Pixel 3はシングルカメラでそれ以上の「よい」写真を撮影できるということです。
WIREDサイトがその秘密を解説する記事を掲載しました。
グーグルのスマートフォン販売台数は、ほかの主要な競合他社には及ばないかもしれない。しかしグーグルは、ハイエンドのスマートフォン市場で勝負しようと思ったら、切り札となるカメラが必要であることを理解している。
Via : https://wired.jp/2018/10/14/google-pixel-3-camera-features/
カメラの開発、性能、機能について
- Pixel 3のカメラは本体より長期間、確実に1年間以上は検討を重ねた。
- 前面カメラには1,200万画素の広角レンズが2つ搭載され、画角が広いセルフィーの撮影が可能。
- 背面カメラは1,220万画素のシングル
- 新世代のセンサーを搭載。
- 複数レンズは不必要と判断。
- 高級スマートフォンのコストを押し上げている要素の一部がカメラの部品。
- 機械学習技術でシングルカメラでも被写界深度の情報を十分に抽出できる。
- フリッカーセンサー搭載、写真や動画撮影で「フリッカー現象」を軽減。
- 特筆すべきは、「Visual Core」
- インテルと開発したコプロセッサー
- Pixelカメラ用の専用AIチップとして機能。
- 「HDR+」モードという称賛に値する機能の原動力。
- トップショット機能
- モーションフォトを撮影し最もいい静止画を自動で選択してくれる。
- フォトブース・モード
- フレーム内に顔を写すと、表情を検出して自動的に何枚も写真を撮ってくれる。
- 夜景モード
- 複数の写真を合成する。
- 8年中に追加される予定。
- 超解像ズーム
- センサーよりも少し解像度が高いレンズが必要。このレンズのおかげで解像度がセンサーに制限されなくなる。
- 機械学習で人の手の動きを調整し、ズームで撮った写真の解像度を向上。
グーグルのコンピュテーショナルフォトグラフィー
- AIや機械学習でHWに足りない部分や人間の不完全さを補うのは比較的新しいトレンド。
- 「よい」写真とはどんなものかについて、グーグルがより多くの決定を下す。
- 機械学習アルゴリズムで100万枚以上の写真を学習させたので、望ましい写真のエフェクトが生み出せる。
- 1億以上の顔にアノテーション(意味づけ)を行ってきたので、表情についての理解が深い。
- グーグルは特定のシナリオにおいて、驚きや楽しんでいる状態などを検出できる機械学習モデルも保有している。
筆者の感想
- Pixelで撮られた写真は笑顔の写真、楽しそうな表情の写真が実にたくさんあったことが気になった。
- よい写真とはどんなものか」をグーグルが巧妙に決定しているということでもある。
まずは Goole Pixel 3はカメラに拘ったスマホであり、これまでより見栄えがする写真が撮れそうなことは理解しました。
ただスマホが勝手に判断して写真を選ぶようになるのはちょっと悲しい気もします。
これはスマホのみならず、デジタルカメラが進んでいる方向でもあると思いますが「インスタ映え」が重視される昨今ではカメラに必要な能力になっているのかもしれません。
良い写真を撮れるカメラが増えて来るのは嬉しいこと?なのかもしれませんね。
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