SIGMAが積層センサーながらこれまでの3層では無く、2層を読み出すことで画像処理の速度を向上させる特許情報が公開されているということです。
“The current Foveon tech is really outdated and superslow. A newly published Sigma patent discloses a way to make the sensor readout much faster Instead of the classic three layer sensor Sigma is working on a dual layer layout.”
via : New Sigma Foveon sensor patent discloses dual pixel design – mirrorlessrumors (https://www.mirrorlessrumors.com/new-sigma-foveon-sensor-patent-discloses-dual-pixel-design/)
この情報の更に元情報はもちらAn image on a sensor様のブログ記事と思われます。
"SIGMA, an owner of FOVEON, filed a patent of a sensor using dual layers of pixels to improve readout speed."
via : New FOVEON sensor using dual (not triple) layers of pixels to improve readout speed:An image on a sensor:So-netブログ (https://hi-lows-note.blog.so-net.ne.jp/2018-12-06)
特許情報はこちら
目的
- 積層型の画像信号を用いながら、画像信号のデータ量を削減する。
- 画像信号の読み出しに要する時間を削減しつつ、偽色の抑制もする。
処理方法
- 各画素からの2層の画像信号が読み出される。
- 各画素の読み出した2層の画像信号を用いて、不足している1層の画像信号を推定する。
- 読み出された2層の積層型の画像信号をベイヤー型の画像信号に変換する。
- ベイヤー型の画像信号へと並べ替えた際に、縦×横が2×2の画像信号は、ベイヤー型の画像信号となると縦×横が2×4の画像信号となる。
- 横長の画像信号となるので 調整処理を行うことで、縦横を調整する。
いかがでしょうか?
私も良く理解できないので申し訳ありませんが、BGとGRの2層を読み取り、横2倍のベイヤー配列に展開してRGBを計算した後に元に戻すという処理になるということでしょうか。
ただ、これまでのFOVEONセンサー同様にカラーフィルターは使っていないということですね。
この特許は2019年に発表されるというLマウントフルサイズFOVEONセンサーのミラーレスカメラに搭載されるということなんでしょうかね。
これまでのFOVEONセンサーの欠点だった画像処理速度が改善されるということだと思いますが、実際の画質はどんなものになるのか、今から楽しみです。
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