diyphotographyによれば、CESで取材を行っていたArs Technicaの記者のカメラが自動運転のレーザー光で壊れてしまったということです。
Ars Technica reports that During CES Jit Ray Chowdhury, an autonomous vehicle engineer at the startup Ridecell, took some photos of a car equipped with lidars made by AEye. He used a $1,998.00 Sony a7R II. Later, Mr. Chowdhury noticed that all the photos he took after taking that car photos had a couple of bright purple spots on them. Each spot being the center of a cross-like purple pattern
Via : Man says Laser from self driving car nuked his Sony a7R II – DIY Photography
- Jit Ray Chowdhury氏がCESショーでArs Technica社の自動運転車両をSONY α7RIIで撮影していた。
- この車両にはAEye社製のLiDARSレーザーライダー装置が搭載されている。
- その後撮影した写真に、幾つかの紫色のスポットが画像に現れるようになった。
- レンズキャップを被せたた状態で撮影してもこれを確認出来る。
- AEye社はChowdhury氏に新しいカメラを提供すると申し出た。
- AEye社は今後この問題を改善する方向で検討する。
AEyeのLiDARSが発するレーザー光は人間の目に害を及ぼすほどのパワーは無い(当然安全基準がある筈ですが)とのことですが、一般的なCMOSイメージセンサーはレーザー光に対する感度は肉眼より1000倍高いということです。
今回のセンサー損傷とLiDARSによるものかは不明ですが、これまでもレーザー光線によってイメージセンサーが壊れたという話も話題になりました。
こちらは関連Wikiとニュース
光を用いたリモートセンシング技術の一つで、パルス状に発光するレーザー照射に対する散乱光を測定し、遠距離にある対象までの距離やその対象の性質を分析するものである。日本語ではライダー、ライダとカタカナ書きされることも多い。軍事領域ではしばしばアクロニム LADAR (Laser Detection and Ranging) が用いられる。
Via : LIDAR – Wikipedia
AEyeが開発したソリッドステート型LiDAR「AE100」は、LiDARと高解像度で低照度対応のカメラを1つのユニットに組み合わせたコンピュータビジョンシステムで、AIを使ってデータを高速処理する。
Via : 人間を超える視覚を実現のLiDAR企業「AEye」が4000万ドル調達 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
自動運転にも様々な方式とセンサーが採用されているようですが、もし今後レーザー方式のセンサーが主流になるとすれば、ストリートで写真を撮る際のリスクになるのでしょうか? 未だ将来のこととは言え個人的にはかなり気になります。
また、最近の車両は様々なカメラモジュールが搭載されていますので、これがLiDARによって壊れてしまうことは無いのでしょうかね、、、