Tony & Chelsea NorthrupのYouTubeチャンネルで、OLYMPUS OM-D E-M1XとSONY α7IIIを徹底的に凍らして(^^;テストする動画がアップされています。
またこの動画ではTonny氏が他のカメラを比較しながらE-M1Xの優れている点、劣っている点について詳細に解説されています。
OLYMPUS OM-D E-M1Xと自己所有するSONY α7IIIを-14度で耐久性テストした。
- 水滴を掛けて20分放置
- OM-D E-M1X
- レリーズボタンが凍結して戻らなくなったが動作している。
- α7 III
- 動作している
- OM-D E-M1X
- 再び水滴をスプレーして90分放置
- OM-D E-M1X
- 電源ボタンとレリーズボタンが凍結して戻らなくなったが動作している。
- α7 III
- 動作している
- OM-D E-M1X
- 再び水滴をスプレーして4時間野外に放置、室内に持ち帰って解凍wしながら水滴を除去
- OM-D E-M1X
- 動作している。
- α7 III
- 動作している
- OM-D E-M1X
- 過去、滝で水滴が飛散する状況でCanon EOS 5Dsと5D Mark IIと5D Mark IIIがいずれも動作しなくなった。
一方でPanasonic GH5はまったく問題無く動作したので助かったという経験がある。
OLYMPUS OM-D E-M1X は3千ドルもしながら 小さいセンサーということで笑われているかしれない。
しかしフルサイズカメラを打ち負かす性能を持っているのは明確である。
- 2000万画素ながらローパスレスなのでシャープなイメージを出力する。
- 手ぶれ補正はこれまでテストしたカメラの中で最強だ。
- 横開きのフィリップスクリーンは必須である。
- GPS内蔵なので撮影場所が記録されているのは便利だ。
- 一方でトップスクリーンが無いのは不便。
中身については、2016年に発売されたOM-D E-M1 Mark IIである。
- 同じセンサーで画質は同じ。
- 高価になっている。
- より大きくなっている。
- あらゆる条件でより高速で素晴らしい AF性能を示している。
- 三脚が不要となった手持ちハイレゾショットはクリーンで高解像度かつシャープなイメージが得られる。
手ぶれ補正は換算200mmでは、1/3秒では20%、0.6秒では5%でシャープな画像が得られた。
私の経験の中では最長となる、換算24mmで4秒、換算35mmでは2秒、 100mmでは2秒というシャッタースピードでシャープな画像が得られた。
星空の撮影の王者はSONY α7R IIIである。
- OM-D E-M1Xも良好ではあるがセンサーの面積が小さいことと、画素数が少ないことから劣っていると考えられる。
- 私はSONY α7RIIでの天体撮影用としてSIGMA 14mm F1.8が最も明るいレンズとして使っているが、OLYMPUSは7-14mm F2.8という暗いレンズしかない。
- これらのことからOLYMPUS OM-D E-M1Xは天体撮影においてSONY α7RIIIから3段から4段劣っている。
AF速度については様々なコンディションでSONY α7RIIIやFUJIFILMを打ち負かしている。
- しかしファームウエアアップ後のSONYはほぼ100%の合焦率となっている。
三脚によるハイレゾショット
- 8回ショットによる5千万画素相当のハイレゾショットと、SONYの4回撮影による4千万画素ハイレゾショットと比較するとE-M1Xの方がディテール表現が優れている。
但し、レンズ性能によるものなのかもしれない。
E-M1X は 7-14mm F2.8
α7RIIIはSIGMA 16-35 F2
手持ちハイレゾショット
- 遠景の望遠での風景ではより明瞭ななイメージが得られている。
- OLYMPUSはインテリジェントな処理をすると言っているが、実際は水面の波などが合成によって消滅している。
- 近距離の静物撮影でISO6400にもかかわらずディテールが向上している。2000万画素のセンサーとしては素晴らしい。
- 野外で(ISO6400、4秒)のハイレゾ撮影でE-M1Xはα7RIIよりホワイトバランスが優れ、ノイズも少ないことが判った。
- これはフルサイズとしてあらゆる状況で画質の王者と思っていたα7RIIIユーザーにとっては少々ショックである。
ライブNDフィルタ
- NDフィルタは高価で、しかもよく忘れてしまうので便利である。
動画
- 画質はエクセレントだ。
- しかしGH5は4K60pが可能である。
CanonとNikonの一丸レフフラッグシップ機との比較は?
- Canon EOS-1Dx Mark IIやNikon D5は6000ドルを超えるが、E-M1Xはその半分で、重量も軽い。
- しかしセンサーサイズが小さいということは、高感度性能とダイナミックレンジが劣るということだ。
- 一方でE-M1Xにはセンサー側手ぶれ補正でより低速のシャッタースピードでもシャープなイメージが得られる。
- ハイレゾショットがある。
- EVFは露出が常に反映されており低照度でも見渡せるのがメリット。
- 様々な角度にできるフィリップ液晶はD5や1DX2には無い。
- E-M1Xのサイレントシャッターはプレスイベントや、静寂が要求されるスポーツ、コンサートイの撮影で有用である。
- 一方でCanonやNikonと比べると使えるAF性能を備える大口径の望遠レンズの選択が限られる。
- フルサイズでのスポーツ撮影では現状はα9が選択肢で、もう少し待つ必要がある。
FUJIFILMとの比較
- X-T3は1400ドルとE-M1Xの半額で、サイズも半分である。
- 一方、センサーは2倍大きいのでお買い得である。
- X-T3はおそらく十分な防滴性能も持っている。
- しかしX-T3はボディ側手ぶれ補正とハイレゾモードを有していない。
- ただ通常の撮影条件ではX-T3の方が良い画質だろう。
- X-T3はティルトスクリーンで横開きの動作はできない。
- X-T3は素晴らしいEVFを持っていおり、ブラックアウトレスで撮影できる。
- X-T3は一般的なポートレート及びスポーツでも優れたAF性能を有している。
SONY α7RIIIとの比較
- E-M1Xの方がより大きいが、良い操作性と、良いグリップの感触を持っている。
- α7RIIIは先代と同じボディを有しているが、より優れた防滴性能を持ってた。
- α7RIIIの方が大型のセンサーで有利であるが、あらゆるシナリオで優れているわけでは無い。
- 手持ちハイレゾを持っていない。
- E-M1Xの手ぶれ補正の方が優れている。
- E-M1Xのセンサーは明るい場所でフルサイズ並の画質を得ることができる。
- レンズはSONYの方が大口径レンズの選択肢が多い。それは同じ開放値でもボケ量は同等では無いからだ。
- SONYは横開きのスクリーンを持たない。
- E-M1Xのファインダーは230万ドットしかないが、SONYなどこのクラスのカメラは360万ドットである。
- α7RIIIのAFとフォーカストラッキングはポートレート、スポーツ、また野生撮影でもE-M1Xよりも優れているだろう。
SONY α9との比較
- α9は初のスポーツ向けミラーレスカメラである。
- スポーツでは他の一眼レフカメラを吹き飛ばしてしまう。
- SONYはF2.8ズームを揃えているが、CanonやNikonのこれまでの一眼レフレンズのレベルには達していない。
まとめ
- ナイスなカメラ。
- 大型で信頼性が高いマイクロフォーサーズカメラ。
- だが究極のスポーツカメラでは無い。
- 究極の画質を有するカメラでも無い。
- 一方、素晴らしい手ぶれ補正を有している。
- コンピューショナルフォトグラフィーによってOLYMPUSは小型のセンサーの限界を打ち破った。
- 私の要望はこの巨大なボディにマッチする大口径レンズを出すことである。
- 将来的にOLYMPUSとマイクロフォーサーズが生き残ることが出来るのかを問いたい。
- 近い将来、動画ではマイクロフォーサーズは消滅するだろう。
- Panasonicはフルサイズに移行した。
- 現時点で購入出来るベストのマイクロフォーサーズカメラではある。
いかがでしょうか?
最初の耐寒&防水テストでは、意外にも(^^;α7IIIが検討したので、元も子もない結果になっているようですね(^^;。
ただ防水については凍ってしまった上からなので、それほど良いテストでは無いかもしれません。室内に入れたとき自然解凍(^^;の方がテストになったと思うのは私だけでしょうか?
なおE-M1Xの防水についてはいろいろテストされているようです(^^;
誰かやるとは思った
OM-D E-M1Xの防水テスト一応IPX1までの保証ですぞ pic.twitter.com/aNAi3M5Cb9
— とるなら (@FukuiAsobiWeb) 2019年1月25日
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