CIPAが2018年統計と2019年出荷見通しを発表、ノンレフレックスが消滅
一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)が2019 年カメラ等品目別出荷見通しの報告書を発表しました。
2018年出荷実績
- デジタルカメラ全体 19,423,371台 対前年比77.8%
- 「日本向け」80.8% 「日本向け以外」77.3%
- レンズ一体型デジタルカメラ 870万台 対前年比65.1%
- 「日本向け」77.5% 「日本向け以外」62.5%
- レンズ交換式デジタルカメラ 1,080 万台 対前年比 92.2%
- 「日本向け」87.0% 「日本向け以外」92.8%。
- 交換レンズ 1,800 万本 対前年比 93.8%
- 「日本向け」88.1% 「日本向け以外」94.6%
2018年まとめ
- レンズ交換式及び交換レンズは前年並みとはいかなかったもの大きく崩れることはなかった。
- ボディー側の台数に対して交換レンズ側の本数が 1.6~1.7 倍の高水準で推移
- ミラーレスカメラの躍進が目立つ
- 買い替えではなく買い増しの潮流
- ユーザーは複数台を所有し最適なカメラやレンズを持ち出すようになった
2019 年出荷見通し
- デジタルカメラ総出荷 1690万台 対前年比 87.1%
- 「日本向け」250万台、89.3%
- 「日本向け以外」1440万台、86.7%
- レンズ一体型デジタルカメラ 690万台 対前年比 79.3%
- 「日本向け」150万台、83.3%
- 「日本向け以外」540 万台、78.3%
- レンズ交換式デジタルカメラ 1000万台、92.6%
- 「日本向け」100万台、90.9%
- 「日本向け以外」900 万、92.8%と
- 交換レンズ 1650万本、対前年比 91.7%
- 「日本向け」180万本、85.7%、
- 「日本向け以外」1470 万本、91.9%
2019年見通しまとめ
- レンズ交換式デジタルカメラは前年の9割以上、交換レンズも前年の9割以上
- 交換レンズの出荷本数が 1.6~1.7倍ものスケールを誇る展開が続く見通した。
その他の情報
- 2018 年までの統計区分ノンレフレックスは 2019 年よりミラーレスに呼称を改める。
ノンレフレックスの呼称が消滅するということです、、、、
でこの報告では堅調イメージですが、数字だけを見るとレンズ交換式カメラは2019年も2年連続で大きく減少ということですね。
通常の会社の営業報告で、今年も昨年同様、販売数は9割”以上”で推移なんて誇って報告するとめちゃ怒られますwよね。
また交換レンズがボディの1.7倍という数字も、最初にレンズキットあるいはダブルレンズキットを買った後に殆どレンズを購入しない、という数字に見えてきます。
決して安心出来るような数字では無いとはおもいますが、、、、
先日もCanonの御手洗会長が市場は2年で半分になると発言されたことが話題になりました。
キヤノンがカメラ事業の軸足を法人向けに移す。御手洗冨士夫会長は日本経済新聞の取材で、デジタルカメラの市場が今後2年間で半分ほどに縮小する恐れがあると指摘した
Via : キヤノン御手洗会長、レンズ技術の外部提供を検討 :日本経済新聞
ということで、私のように旧型のカメラでも良いので皆さんが購入されれば、御手洗会長の予測は変わって来ると思いますのでよろしくお願いいたします(^^
こちらが2018年の統計グラフ
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ピンバック: 12月のフルサイズミラーレス販売台数でSONYのシェアがやや回復(BCN+R) | Dmaniax.com