CIPA が1月のデジタルカメラ1月の販売統計を発表しました。残念ながら昨年より更に出荷量が下がっています。
これはコンパクトデジタルカメラの話では無く、レンズ交換式カメラも出荷台数が下がっていることです。
そこで、更に機種別の出荷台数/金額の統計を見ると、、、
昨年比の出荷台数では、レンズ一体型、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ共に昨年を下回っています。
出荷台数ベースの前年比
- レンズ一体型 68.4%
- 一眼レフカメラ 78.2%
- ミラーレスカメラ 85.2%
一方、金額ベースではミラーレスカメラだけ増加しています。
金額ベースの前年比
- レンズ一体型 78.2%
- 一眼レフカメラ 61.3%
- ミラーレスカメラ 112.1%
一眼レフカメラは出荷台数よりも金額ベースの方がダウン幅が大きく38.7パーセントも下落したのは衝撃的です。
ハイエンド機が壊滅的に売れない状態になっていると考えられます。
その一方でミラーレスは台数は少なくなりながらも金額が上昇していることで高級機が確実にミラーレスにシフトしているということですね。
今年のCP+では一眼レフカメラを全面に展示したメーカーは無く、完全にミラーレス推しでした。
リコーでさえ、GRIIIがメインブース、THETA Z1がその後ろ、そしてPENTAX K-1 IIは一番奥のブースでひっそりタッチアンドトライしていました。
ということで平成が終わると共に一眼レフカメラもその座を追われ、ミラーレスに譲ることになりそうですね。