GRIIIを使った初日の感想
GRIIIがやって来てた翌日の土曜日と日曜日に撮影しました。
まぁ、こんな感じです。
初日の感想ですが、私が想像していたGRとはちょっと違っていました。
今の時点での感想はこんな感じです。
良かったポイント
- 総合画質
- USB-C
残念なポイント
- 小型化と機能断捨離の結果失なったもの
- 手ブレ補正と高解像度化のの代わりに失ったもの
- AFが微妙、マクロが微妙
- 作りが良くなっていない
- 絵作りが違う
それでは僭越ながら、各ポイントを説明します。
総合画質
画素数のアップ、手ぶれ補正の搭載、素晴らしいレンズそして素直な画像処理が揃い、一眼カメラと同等以上の絵が得られると思います。
これまでのGRのJPEGは独特の世界が表現されていましたが、GRIIIでは素直で脚色の無い写真が撮れると思いました。
28mm広角レンズは更にシャープになった印象です。
画質においては買って絶対損は無いカメラだと思います。
USB-C
これから殆どのデバイスがUSB-C端子になる筈?でGR IIIにも採用されたのは単純に良かったです。
また、バッテリーチャージャーも小型で軽量になるので持ち歩いても嵩張りません。
こっこからちょっと残念なポイントになります、、、、
小型化と機能断捨離の代わりに失ったもの
- 小型化のせいで失ったもの
- グリップとレンズの間が狭くなり爪がレンズリングキャップにギザギザにあたります。試しにレンズリング外したら快適になりましたw GR Didital並みの大きさということですが、レンズリングはずっと大きいんですよね。
- 背面も親指のエリアが狭くなり落ち着きません。逆に広くなったモニタのガラスカバーはGRIVでモニタサイズアップする準備ですかねw
- 電源ボタンがレリーズに接近して来ました、元に戻してくださいw 段差も判りにくくなりGRIIより手探りでOnし難くなっています。
- 機能の断捨離で失ったもの
- 露出補正ボタンが消滅しAdjレバーに移動しました。左右なので直感的で無いです。とても残念。
- そのAdjレバーのダイレクト操作Off設定が出来なくなりました。レバーも敏感なので露出補正を触って誤操作します。加えてAdjレバーに露出補正以外を割り当てるカスタマイズできません。
- AF駆動ボタンが無くなりFnボタンになりました。
私のGRキラーセッティングだったAFピンポイント駆動が出来なくなりました。設定を発見しましたが、ちょっと難があるかも→次回記事にします - エフェクトからクロスプロセスが消えていました。(後述)
手ブレ補正や高解像度化の代わりに失ったもの
- バッテリー撮影枚数が少なくなりました。
- 少し長い時間電源ONしておくと発熱するようにりました(高画素化でプロセッサが強化されたのでしょうかね)
- 電源
Off時(訂正)電源入れていない状態でシェイクするとSRメカがカタカタするようになりましたw(いまどきめずらしい?w)
価格.comでもスレッドが立っていました。はじめての方は不安ですよね。 - 画像転送速度が遅いです、iPad直結で画像取り込むと他より遅い感じです。画素数が増えた以上に遅い感じです。
- 私は未だ買っていませんが、ワイコンが以前より大きくなったということです。手ぶれ補正の搭載によりキャプチャする範囲が広い必要があるようです。
AFが微妙、マクロが微妙
- 像面位相差のポテンシャルを活かし切れて無いようです。
- フォーカス移動がちょっとオーバーシュートして戻る傾向があるようでワンテンポ遅れます。
- フォーカシング速度は素早くなっているようですが、これくらいの速度向上ならGRIIのコントラストAFでも不満はありません。
- 迷う時はこれまでのコントラストAFより迷う感じです。
- セレクトAFやピンポイントAF指定時のヒット率は、GRIIより良いわけでは無さそうです。
- フォーカシングで近距離での画角変化が大きくAFポイントがズレるのでマクロが難しいです。せっかくのマクロなのですが使ってるとイライラしますw
画角変化の様子
作りが良くなっていない
- 独自の塗装は良いのですが、グリップの質感が前のままです。おそらく例によって白化するとおもわれ、また背面の革貼りは手作業感を感じます。
- Adjレバーや、背面ダイアルの感触が悪いです、接触不良かと感じる時があるのはGR Digital時代から慣れているのですがw
- 十字ボタンが斜めっている件、該当しました。仕様なんでしょうか。
ここから作りの良さとは直接関係無いけどこの際w
- AFレバー無くなって、普通のコンデジ操作系になってしまいました。
- 天板部に微妙なラウンドが付けられたのは好みでは無いです。GRIIはフラットで明確な段差がつけられていたような気がします。
- 電源ボタンのグリーンLED表示が嫌いです。定番設定ですが消しました。
絵作りが違う
- 大好きだったGRのJPEGが出なくなりました。写真が綺麗過ぎますw
- RAW現像すべきカメラになってしまったように思えます。
- GRIIIには画像処理を細かく設定する項目が増えていましたので、これから追い込んで見ることにします。
- PENTAX由来の「かすか」「雅」やギミック過ぎる「ミニチュアライズ」などが整理されてよかったですが、GRシリーズでずっと搭載されていた「クロスプロセス」が気がついたらw削除されていました、、、
- その一方で「ブリーチバイパス」は残されていましたが、私はブリーチバイパスよりクロスプロセスの方を良く使ってたんですよw
- 残すにしても削除するにしても両方にしてくださいw
まとめ
ポケットに完全に入りながらもこれだけの画質で撮れるカメラは他に無いと思います。
価格に見合った価値は十分あると重ます。
しかし、それでも12万円のカメラです。私のようにGRを持ち続けている者にとっては良いのですが、GR信者では無い方が選択する理由は何なんでしょうかね?
他の選択肢ではFUJIFILM X100Fの方が素晴らしいファインダーギミックも入ってコストも掛かっているMade In Japanなので良いかもしれませんw
同じ28mmレンズならライバルはやはりFUJIFILMのXF10。同じくらいコンパクトですし、FUJIのフィルムシミュレーションも出来、価格は半分以下です。
個性があるカメラとしては、SIGMA dp1 Quattoroもあります、CanonのPowerShot G1X Mark IIIはズームレンズが搭載されています。
でもぬぼぼさんのブログによれば、GRIIIはTwitterでは初日に購入された方のツイートがこれまでに無い反響を生んでいるようです。
“RICOH GR IIIの入手報告ツイート件数は、ぬぼぼ観測史上で一番多かった!!”
Via ‘ RICOH GR IIIが売れすぎてる件 | ぬぼぼ (https://nubobo.net/ricoh-gr-iii/)
コアなGRユーザーで無い方も購入されているようで、いつの間にか火がついてしまったという感じですね。
他のカメラには無い何かがGRIIIにはあるということでしょうか?
2018年から2019年にかけて上級機も一気にミラーレスになったのは良いですが、これまでカメラファンが愛していた一眼レフカメラが一気に否定された感もあります。移行しなければ時代遅れ、、、なんでしょうかね。
私も今話題の最新フルサイズミラーレスを買う余裕も無くSONYユーザーのままですw、仮に購入出来たとしても巨大なレンズを持ち歩くよりも、あえてミラーレストレンドに乗るよりも軽くて高画質のまGRIIIに投資してしまいました。
ただGRIIIの発売前のプロモーションで、メーカーとアンバサダーの方がGRIIをしばしば否定していたのはちょっと残念でした。
操作性では、GR/GRIIの方が優れていますし、GRIIIは小さくなったとは言え使い方が変わるほど小さくなっているわけではありません。
画質においてはGR/GR IIの方が個性的だった分GRの存在理由があったと思います。
私はGRを手放してしまいましたが、コアGRユーザーの方はこれまでのGRを売らない方が良いかも(言わずもがなですかね?w)
私も将来GRを買い戻すことになる予感がします。。。。
追記:RAW現像してみました
RAW現像も難しいですw
しばらくはGRIIIと格闘する予感がします。
追記2 ー RAW現像したも余計に混乱して来ましたので、まずは設定を無し無しにして撮影することにしてみました。
GRIIまでは個性が強調されていましたが、GRIIIで素直な表現が出来るカメラという感じです。
これからどうしようwww
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