コダックアラリスがKodakレンズ付きフィルムの模造品が出回っていることを警告
コダック アラリス ジャパンが、Kodakのレンズ付きフィルムカメラの偽造製品について警告を行なっています。
“最近誠に残念ながら、中国製のKODAKロゴ入りレンズ付きフィルムの偽造品が流通していることが確認されております。”
Via ‘コダック アラリス ジャパン株式会社 | 中国製KODAKロゴ入りレンズ付きフィルム偽造品に関するご注意 (http://www.kodakalaris.co.jp/about/press_release/pressrelease_20190327-1/)

- 中国製のKODAKロゴ入りレンズ付きフィルムの偽造品が流通している
- レンズ付きフィルムケースの内部に映画用のKODAK VISION3フィルムをパトローネに詰めたもの
- 通常の写真用カラーネガフィルム現像プロセス(C-41)で現像すると現像液の交換および現像機のラック洗浄が必要
- 特徴
- 底部に「VISION3」のロゴと中国語が記載されたラベルが貼付
- フィルムケース外周のラベルに一回剥がしたような跡がある
ということで、このような製品は絶対に購入しないように注意したいものです。
で、ネットで調べて見ると、香港では映画用フィルムを35mmスチルカメラ用のパトローネに入られた製品が大々的に売られていますw
VISION3フィルムはタングステン光源に対応するネガフィルムということで、普通に撮影して現像するとレトロというか独特な色彩になるようでそれなりに味があるw写真が出来上がるようです。
今回の偽造品にも、底部にVISION3のフィルムが入っていること示すステッカーがちゃんとw貼られていることから、身内的カルト的な商品なのかもしれません。
これをを悪徳な業者が黙って販売されているのか、あるいはあまり詳しくない方が海外で購入されてそのまま現像に出してしまうのかもしれませんね。
このようなVISIONフィルムはECN-2という現像プロセスが必要ということですが日本では対応出来ずネガフィルムと思ってC-41の現像プロセスに回すと上記のような深刻な不具合が発生するようですので、Kodakのレンズ付きカメラを買う時はこのような模造品で無いことを確認する注意ということです。
ちなみに日本ではKodakのレンズ付きフィルムは正規に販売されていないようなので、そもそも買うべきで無いということですね。
でも、普通のパトローネを詰め替えして売っているフィルムの方が危険な香りがしますね、、、これが出回ると正に悪貨は良貨を駆逐する、、、的が現象が発生してしまうことが怖いです。