忘れられた名機? ペンタックス MX-1 は2019年でも魅力たっぷりなカメラ(Mattias Burling)
いつも面白いカメラレビューをYouTubeに投稿されているMattias Burling氏が今回取り上げたのは2013年に発売されたPENTAXのプレミアムコンパクトカメラMX-1です。
RICOH GR IIIが発売されたばかりですが、PENTAX MX-1もとても魅力的なカメラですがその理由が解るビデオになっています。
PENTAXの画質
- 1/1.7型1200万画素はディテール表現が良い。
- PENTAX独自の有機的な色表現をもたらす。
- ただし、Q-S1の方がやや情報量とシャドー表現に優れているが問題にするほどでも無い。
- MX-1もQもDNGで記録可能なので様々なRAW現像ソフトで問題無く編集出来る。
優れた操作系
- NDフィルタとリーフシャッターによってビルトインフラッシュで高速のフラッシュシンクが可能である。
- 内蔵フラッシュは素晴らしい。(ただQほど素敵では無い。)
- 素晴らしい物理コントロールを有している。
- カメラ内RAW現像メニューは考え抜かれた構成をしている。
- 通常のPENTAXのカメラのように多くのカスマイズ設定が可能である。
- スクリーンセーバー機能があり好みの写真を選ぶことが出来る。
- 操作音もカスタマイズ出来、猫サウンドを出すことが可能だ。
真鍮ボディ
- 初代QはマグネシウムボディだがQ10、Q7、DS-1は(心地よく軽量だが)プラスチックボディになってしまった。
- MX-1のボディはプラスチックでマグネシウムでも無い、ブラス製だ。
- 391gの重量はずっしりとした重みを感じ、ソリッドなフィーリングが大好きだ。
- ボディの周りには本当のラバーが貼られている。
- 私はシルバーボディを所有しているが、ブラックボデイの方はLeica M8のように使い込みされたような質感が出てくる。
- やや大きく、ずんぐりとしたグリップ部も大好きである。
- 片手でも操作しやすい位置に配置されたボタン類やホイールもこのような小型のカメラにとってとても重要なことである。
常に持ち歩けるカメラ
- 私にとってMX−1は常に持ち歩いて瞬間を切り取る為のカメラである。
- ジャケットのポケットにも入りいつでも取り出すことが出来る大きさ。
- 最近ある葬儀に出席した。このような場所では一眼レフではふさわしくないので、MX-1ようなカメラが必要だ。
- 他の人はスマートフォンで撮影していたが、このようなカメラで撮影する方がムードがありその瞬間を記録する感じがする。
Qシステムには無いレンズ
- Qはレンズ交換出来るのが素晴らしいのは言うまでも無いが、MX-1の28mm〜112mm レンズであれば殆どのシチュエーションをカバー出来る。
- しかも開放値がはF2.8では無くF1.8〜F2.5であり、Qシステムでは同様のレンズは無い。
- ただこのレンズにも欠点がある
- ズーミングレバーによる操作が必要である。
- 特定の焦点距離でフレアが発生する。私はこれをモノクロにしてこれを回避している。
可動液晶
- RICOH GRIIIのように固定スクリーンでも無い。
- 邪魔になる横開きのタイプでも無い。
- 単に角度をつけられるところが良い。
まとめ
- QとMX-1のどちらを選択するか?、、、、両方だ
いかがでしょうか?PENTAX MX-1の更に素晴らしいポイントとしては、ボディ側手ぶれ補正を備えているということで、GR III よりもずっと前に実現されていたのですね(センサーサイズは違いますが)
これらのスペックを見ると、今発売されても違和感無いスペックのカメラとなりそうです。
素晴らしいカメラでもありながらセールス的には認められなかったのは残念ですが、確かに今中古で出ていれば思わず手に入れたくなるかもです。
特にブラックモデルの場合、味をが出ている並品の方が良いかもしれませんね(^^
で幸運にも手に入れられた方は厳粛な場所で猫サウンドを出さないように注意してくださいね!w
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