CIPAが2月のカメラ統計を発表しましたが、2018年に続いてカメラ市場の縮小が現れる結果となっています。
そしてこれはレンズ交換式カメラも同様の傾向が見れます。
でこちらの資料で一眼レフカメラとミラーレスカメラの出荷台数と金額の前年同月比詳細が確認できます。
総出荷台数の前年比
- 一眼レフ 59.3%
- ミラーレス 94.9%
総出荷額の前年比
- 一眼レフ 56.9%
- ミラーレス 128.6%
ミラーレスカメラは高価格帯に移行して収益を得ているという構造です。
一方で一眼レフカメラの方は台数と額の両方が4割以上も減少。
また、出荷額は一眼レフカメラが183億円で、ミラーレスが273億円となっておりミラーレス市場の方がかなり大きくなっています。
昨年の2強フルサイズミラーレス登場でハイエンド市場も含めてミラーレスに完全に移行したということですね。
ちなみに、Canon EOS RPが3月14日、Panasonic S1/S1Rが3月23日に発売されますので4月の統計が出る時は更にその傾向が顕著になっているのかもしれません。
また交換レンズも今年に入り減少となりました。
ただ前年比比較の資料を見るとフルサイズ以上のレンズは活況のようです。
総出荷台数の前年比
- 35mmフォーマット未満 69.1%
- 35mmフォーマット以上 95.6%
総出荷額の前年比
- 35mmフォーマット未満 71.3%
- 35mmフォーマット以上 106.3%
ということで、カメラ市場はフルサイズミラーレスが主力という構図のようですが、今後どうなるのか注目ですね。