DxO Mark レンズテストの5月時点トップ10のまとめ記事(ThePhoblographer)
DxO Markのレンズテスト結果データベースのポイント順位を見ると、SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Artが、総合性能トップの51ポイントを獲得していますが、2位以下も僅差のポイントで並んでおり、ボディ側の違いによって同じレンズもランクインされています。
そこで、The PhoblographerのサイトがDxOのトップ10レンズに対して過去のレビューの結果をまとめた記事を作っていました。
“If you’re in the market for a new lens, check out the 10 best on the market according to DXOMark.” >Via ‘ The 10 Best Performing Lenses Per DXOMark For May 2019 (https://www.thephoblographer.com/2019/05/25/the-10-best-performing-lenses-per-dxomark-for-may-2019/)
SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Art
シグマ 85mm F1.4 DG HSM※ソニーFEマウント用レンズ(フルサイズミラーレス対応) 85MMF1.4 DG HSM A SE
優れている点
- 必要十分な防滴構造
- 抜きん出たシャープネス
- 美しいボケ
- 豊富なマイクロコントラスト
劣っている点
- 大きく重い
- ミラーレスカメラに慣れてしまうと、このような大きなものを運ぶのは億劫となる
Zeiss 55mm F1.4 Otus
優れている点
- これまで見て来たレンズの中であらゆる絞り値で最もシャープ、Zeissは本当にこれまでベストのレンズを作ってしまった。
- \あらゆるもをを夢の世界に誘うシネマティックなボケ。
- 手に伝わる素晴らしい感触。
- 肌色の描写。
- 非常に正確な被写界深度指標 – 風景写真や建築写真に最適である。
- Zeissの典型的なカラーレンダリングでは無い、その代わりに物事の全てをリアルに、少し飽和度高くして写し取る。
劣っている点
- 重い、D800と組み合わせると中版カメラ並の重さになる。
- この価格となると、Zeissには防滴構造やAFを追加するべきである。(それが出来ない理由もあるが)
- Nikonの優れたAFシステムを持ってしても、低照度でのフォーカシングは困難である。
- レンズに記されている黄色の文字には慣れる必要がある。
Zeiss 85mm F1.4 Otus
Carl Zeiss 単焦点レンズ Otus 1.4/85 ZE フルサイズ対応 831858 OTUS1.4/85ZE
優れている点
- 我々がテストした中で最もシャープな85mm F1.4レンズである。
- 素晴らしい製品品質。
- 優れた色表現。
- 殆どの人はそのウェットボケに夢を見るだろう。
- 我々をその気にさせるラバーフォーカシングリング。
- しっかり仕事をする被写界深度指標。
- 全体的に美しい画質。
劣っている点
- 支払い後に涙が出てくる。
- この焦点距離でマニュアルフォーカスで被写体にフォーカスを追従させることは非常に厳しい、
- 重い。
- この価格では防滴構造を望みたい。
SONY FE 85mm F1.4 GM
優れている点
- 11枚の絞り羽根はこれまでのポートレートレンズの中で最も多い。
- 大きいが、SONY α7と組み合わせるとバランスがとても良い。
- レンズ周りで操作出る絞り操作が良い感触である。
- 高速のAF性能。
- ポートレート撮影での素晴らしい色表現。
- 我々がテストした85mmレンズの中でベストのボケ。
- 防塵防滴。
- 最適な肌色表現。
劣る点
- 高価である。
SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
優れている点
- シャープなイメージ。
- クリーミーなボケ。
- 防滴構造。
- 大きく、スムースなフォーカシングリング。
劣っている点
- レンズフードによって全長がかなり追加される。
- 被写界深度指標が無い。
Zeiss Milvus 135mm F2
優れている点
- 非常にシャープである。
- 防滴構造。
- 美しいボケ。
- 最短撮影距離。
- 素晴らしい操作感。
- ポートレート用として設計されている筈のレンズ。
劣っている点
- すべてのMF望遠レンズと同様、三脚を使用するのが最善である。
- 高価、ただすぐにそれが正当だと判る。
Zeiss Milvus 85mm F1.4
優れている点
- 85mm f1.4 Otusよりもシャープネスがほんの僅か劣る程度。
- 防滴構造。
- 素晴らしい操作感覚。
- 肌色の色が僅かに飽和気味だが、素晴らしい色表現。
- カラーフリンジングが全く無い。
劣る点
- 遠距離の被写体をフォーカシングする場合とても正確だが、MF操作で動いてしまうので手持ちでの操作が難しい。三脚を使うべきである。
- かなり高価である。但し$1,799はCanon 85MM F1.2Lよりは安いが。
SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS
ソニー SONY マクロレンズ FE 90mm F2.8 Macro G OSS Eマウント35mmフルサイズ対応 SEL90M28G
優れている点
- 殆どの条件で優れた画質が得られる。
- シャープ、これも殆どの条件でそうなる。
- 光学手ぶれ補正。
- 高速のAF性能。
- 安定したブレ補正。
- 一眼レフレンズと同様の設計思想によるインナーフォーカス設計で小型になっている。
- プッシュ/プル操作のフォーカシングリング。
- 軽量。
- ついに、焦点距離指標が付いた。
劣っている点
- おそらくポートレート向けで特化されていることからSONYの他のレンズと比較すると色表現が異なっている。ただSONYのセンサー性能に頼ることで良くなるだろう。
TAMRON SP85mm F1.8 Di VC
優れている点
- 超シャープな画質。
- Canon EOS 6Dや他のCanonの一眼レフカメラでもAFに関する問題は発生しない。
- 高速のAF性能。
- 防滴構造。
- 素晴らしい操作感。
- 手ぶれ補正は点の恵みである。
- 素晴らしい色表現。
- まるでLightroomの明瞭度を高めたような独特の絵。
- 美しいボケ。
劣っている点
- 正直に言えば、このレンズの良く無い点は1つだけでは無い、、、
Zeiss Batis 25mm F2
優れている点
- これまでテストした単焦点レンズの中で最もストレートな色再現性はこのレンズで間違い無い。
- フルサイズの広角単焦点レンズの中で比較的コンパクトである。
- 防滴構造。
- かなりシャープでありながらも素晴らしいボケ。
劣る点
- ディスプレイによる表示はまったく不必要である。
いかがでしょうか?
トップはSIGM 85mm Artですので、Zeissとの価格差を考えるとバーゲンプライスのレンズということですね。
またDxOのレンズテストはZeissやSONYのFEレンズ数多くトップ10に入っています。
ただ5月時点で、NikonやCanonの最新フルサイズミラーレス用レンズのテスト結果が出ていないので、これらのレンズがどこに食い込むのかこれから楽しみですね!
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