GoProのHyperSmoothは素晴らしいブレ補正を実現していましたが、DJIから突如発表されたGoProキラーOsmo Actioのジンバルを彷彿とさせるようなブレ補正に負けてしまったのか、、、、という雰囲気が流れていますね。
しかしGoPro派wの私(Osmo Pocketしっかり愛用してますがw)としてはどうかなぁと思っていたとき、WinとMacで動作するReelSteady GO アプリはGoProのぶれを究極まで補正する画期的なソフトウェアとして販売されるというニュースが流れました。
” ReelSteady GOは、GoProカメラ(HERO 5、HERO 5セッション、HERO 6、およびHERO 7)の映像の手振れ補正を行うスタンドアロンのデスクトップアプリだ。 GoProのジャイロセンサーの情報を使用することにより、単純な画像解析よりもはるかに優れた結果を提供する。製作者は、HERO7内蔵のHyperSmoothよりもさらに優れていると述べている。現在99ドルで入手可能。”
Via ‘ ReelSteady GO - GoPro映像の手振れ補正アプリ | cinema5D (https://www.cinema5d.com/jp/reelsteady-go-stabilizing-app-for-gopro-footage-better-than-hypersmooth/)
こちらのプロモーション動画をご覧下さい。
私も以前Adobe Premierに搭載されているワープスタビライザー使ったことありますが、アクションカメラのような大きなブレが発生している映像では処理出来ないと言われたりw、画角が強烈に狭くなったり、画質がダダ落ちになってたりして困っていました。
しかし、ReelSteady GOがそれらのソフトと異なるのは、GoProが撮影時に記録してた加速度情報を使って、スタビライズ処理を行うということです。
凄いですね、更に、ReelSteady GOにはフィッシュアイ補正等も搭載されているということは、コレさえあればOsmo Actionに負けない映像が出来上がるということです!!
一部のレビューではGoPro HERO7の方がシャープネスの使い方とか、色再現性が良いという結果もありますので、 GoPro派の方はもうOsmo Actionに買い換えなきゃ、、、、という心配する必要は無いと思いますよ。。。
価格は99ドルということ、また、サポートされるカメラはGoPro HERO7、HERO 6、HERO 5、HERO 5 Sessionということです。
私は HERO7とHERO5 Session使ってますので、これは買いますわ(フリートライアルした後でw)
ここから、本題を離れて長文になりますw
ちなみに、Osmo Actionに無くて、GoPro HERO6や、HERO7にある機能と言えばGPS情報の記録機能ですが、更にリアルタイム加速度情報を保存しているのをご存知でしょうか?
(ちなみにSONY のFDR-X3000もGPS情報を記録しているのですが、別ファイルになりますしかなり荒い記録で精度も悪く使い物になりません。)
GoProのG情報はGoPro QuickでGPS情報と共にGメーターの表示が可能になっていますので友人の走行動画にも付けてるあげると喜ばれますw
(おそらくですが)GoProは全フレーム単位のGPSと加速度情報を、メタデータとしてMP4ファイルに記録していると思われます。で下の記事にあるように、MP4ファイルからKMLでの位置情報や加速度情報を取り出すことが出来ます。(実は私これ使って映像からのG情報を●●に利用するお仕事携わっていました)
“In the tutorial below, we are going to use a Golang script and FFmpeg to extract the GPS data from the video file we pulled off the SD card on a GoPro Hero 5 Black.”
Via ‘ Extracting GPS From Go Pro Hero 5 | Programster’s Blog (https://blog.programster.org/extracting-gps-from-go-pro-hero-5)
この仕組みを利用したのが、RaceRenderというデスクトップアプリです。
これもGoPro等の動画ファイルからGPSと加速度情報を抽出して表示することが可能なアプリです。
こちらのRaceRenderでレンダリングしたビデオでGメーターが追加されていますが、本当に細かく動作しているのが判ります。(CAN通信でスロットル情報も得ているようです)
いかがでしょうか?
本来であれば GoProもDJI Osmo Action並(あるいはそれ以上)のスタビライズしたブレ補正は実現出来る筈だと思います。
しかしブレ補正をやり過ぎてしまうと(例えばロールするバイクでロール軸方向の補正など)不自然なので良い塩梅で止めていると思うのは私だけでしょうか?
よって私としてはGPSと加速度情報が記録されてる限りGoPro HERO7は未だOsmo Actionには勝っていると思います。(勝ち負けの問題では無いのですがw)
もしかしたら、Osmo Actionも加速度情報取り出せてたらごめんなさい。でもGPSは搭載していませんよねw
あ、Osmo Actionは価格ではGoProに勝っていますねw、このアプリ買うと99ドル必要ですしw