ピークデザイン新トラベル三脚は画期的デザインだが購入前に注意すべき点がある
先日KickStarterでPeak Desigin社が新トラベル三脚を発表しましたが全世界でかなりの人気となっているようです。
私も是非欲しいなぁと思っていましたが、ちょっと注意すべきポイントが指摘されているようです。
カメラレビューワーのKai W氏がYoiTubeでその指摘ポイントをアップしています。
1. 最終版の製品ではないのかな?
- センターポール部に女子用?にiPhoneのアダプターが付属しているが、わざわざこのような三脚にiPhoneを付けることは無い。
- その分、センターポールのウェイトフックのロック機構が貧弱で精度が無い。
- センターポールの遊びが多くぐらぐらする。
- センターポールをロックしても手で力を加えると押し下がってしまう。
2.比較表に掲載されているGITZOの三脚のスペックを間違えている?
- 全高の比較で152.4cmに対してGIZOは138cmとしているが、価格と質量が同じモデルは4段モデルであり比較表のスペックと違う。
- 更にPeakDesiginの製品は自由雲台が一体型だ、しかし比較しているGIZOのモデルは自由雲台が付属していないモデルと思われる。(その分スペックの全高は低くなっている)
- 更にそのGITZOのモデルは比較表では1049.99ドルと記載されているが、実売は価格が699ドルである。
3.自由雲台の操作性に制約がある
- センターポール縮めている状態で雲台を操作することができない。
- 自由雲台を固定した状態でパン操作が出来ない。
- 厚いカメラでは水平レベル表示が見えない。
- 専用のマウントプレートの三脚ボルトを締めるには六角レンチ工具が必要である。
4.他のオプションを買う必要がある
- 他のPeakDesignのプレートはコインで締めることが出来、流用することが出来る。
- GITZOのユニバーサルプレートも使える。
5.他社の自由雲台を使うことが出来るけど
- 25ドルを追加する必要がある。
- 他社の自由雲台を装着するとこの三脚のメリットがなくなる。
更に著名カメラユーチューバーであるTony & Chelsea Northrupのチャンネルに、非スポンサーでのPeak Design Travel Tripod レビュー動画がアップされています。
基本的に、コンパクトで持ちやすい三脚であると褒めていますが、一部気になるポイントも指摘しています。
- 使用する際にセンターポールを上げる必要があるが、その時自由雲台を固定していない場合カメラの重みで下がってしまう。
- 雲台の操作で下に指を入れていた時カメラが下がり指を詰めてしまい怪我をしてしまった。
- クイックリリースプレートがレバーによるシングルロックなので、レバーを触るなどしてロックを外れた瞬間にカメラが落下する可能性がある。
- クイックリリースプレートの取り付けに六角レンチが必要であるが、六角レンチの工具は紛失してしまう可能性が高い。
怪我をしてしまう可能性があるということで注意が必要そうです。
これらのレビューを見ると、この三脚で大型のカメラとレンズを支えて操作するのはちょっと厳しいような感じがしますので、購入する時は検討したいと思います。
まぁ私が使う時はフルサイズミラーレスの中では小型のα7RIIで、望遠レンズを使わないのでちょうど良いのかもしれませんが、、、