Jared Polin氏がニコン D5と決別しミラーレスに完全移行する理由
米国のフォトグラファーでありYouTubeでも人気チャンネルを持つJared Polin氏が、Nikon D5を最後の一眼レフとして100%ミラーレスに入れ替えるという動画を投稿しました。
背景
- 少し前にNikon D5が私の最後の一眼レフになるか?というビデオを投稿した。
- その後、検討した結果、完全にミラーレスの世界で生きて行くことにした。
- このビデオでその理由を説明する。
- カメラで生計を立てているプロフォトグラファーの方も同様にすべきであると信じている。
- 今こそ写真の歴史の中でも大きな変革期を迎えていると考えている。
- 銀塩からデジタルに変革した時、銀塩の画質をデジタルに置き換えることは出来ないと言われていた。
- 私はPCの使い方を知らなかったので、多くの言い訳をしていたが、デジタルになり36フレームの制限や、ISOが固定であるという制限がなくなった。
- そして今そのデジタル一眼レフカメラは死んでしまったと宣告する。
- これまで私はデジタル一眼レフカメラの方が優れていて、ミラーレスがそれに匹敵することは無いと言い続けていたが、今日からそれを変えることにする。
理由1 EVFはOVFを上回った
- 露出が撮影前から反映されている。
- ブラックアウトレスの撮影が可能になり被写体を追い続けることが出来る。
- AFポイントはフレームの80%以上になっている。
- かつて合焦を確認しながらAFポイントを手動で設定していたが、今は構図にだけ集中出来る。
- 瞳AFやトラッキングによってシャッターを押すだけになっている。
- フォーカス抜けが起こり難い。
- 一眼レフで大口径レンズでのポートレートでは、微妙にフォーカスがズレることがある。
- ミラーレスでは大口径レンズの浅い被写界深度でもピンポイントで合焦させることが出来る。
理由2 プロ用ミラーレス用レンズはより良い
- プロ用ミラーレスレンズはよりシャープで良いレンズになっている。
- レンズによっては小型かつ大口径にもなっている。
- Canon RFレンズはそれをリードしている。
- 超大口径、超シャープ、超進化しているが、超高価になっている。
- ただ、プロはビジネスをしているのでそれに見合えば良い。
理由3 機能やパフォーマンス
- サイレント撮影。
- ミラーレスでの動画撮影はゲームチェンジャーとなっている。
- α9は20コマ/秒でRAW記録が出来る。
- 動画撮影で、リアモニタや外部モニタに加えて、EVFも使える。
まとめ
- 私はこれまで幾人かのプロが移行しているのを見ながらも、長い間ミラーレスカメラに対して深い嫌悪感を持っていた。
- これまでのミラーレスは、ボディが残念、EVFが残念、造りが残念、バッテリーライフが残念、AFが残念、などなどあらゆるものが残念だった。
- それを初めて打破したのがSONY α7 IIIだった。
- もしあなたがプロフォトグラファーで、決して最新の技術を追い求め無い方であったとしても、ミラーレスに移行する時が来ていると確信している。
いかがでしょうか?
今回の動画では、あくまでもカメラでお金を稼ぐプロフォトグラファーの方に対する進言ということで、アマチュアフォトグラファーがOVFの見えの良さや撮影フィーリングを気に入られているのは納得されています。
Nikonは新フラッグシップ一眼レフカメラとしてD6の開発を表明しましたし、Canon EOS-1Dx Mark IIIを発売される兆候が出ています。
これらは、東京2020で活躍させるカメラだとすれば、来年のオリンピックが一眼レフカメラ最後に舞台になるということでしょうか?
SONY α9 II にプロフォトグラファーはどう反応されるのか、、、、注目ですね!
ピンバック: キヤノン EOS-1DX Mark IIIのスポーツ撮影時のAFはソニー α9 II に追いついたか?(Jared Polin) | Dmaniax.com