日本のM Soft社が、画像合成で画期的なソリューションを開発したということです。
“M Softは、Inter BEE 2019で映像合成に革命をもたらす新しい機材、Raybrid Keymakerをリリースした。これは、背景に全景を合成する場合、青や緑の色(クロマキー)ではなくカメラからの距離を使う。”
Via ‘ M SoftがRaybrid Keymakerを発表 - クロマキーに代わる映像合成 | cinema5D (https://www.cinema5d.com/jp/soft-raybrid-keymaker-goodbye-greenscreens-good/)
InterBEEでのCinema5Dのインタビュー動画がすごいです。
で、このデモはInterBeeのCanonブースということでプレスリリースされています、そして販売もCanon経由、流石の先見の明ですね!
“セットを一切使わずにクロマキー合成を実現するソリューションの「RayBrid KeyMaker」を紹介しました。これは、カメラに取り付けた深度センサーによって、指定した距離にある被写体をリアルタイムに抽出し、背景と切り分けてクロマキー合成するという、エム・ソフト社の技術を利用したもの。”
Via ‘ キヤノン:イベント|イベントレポート:「国際放送機器展(Inter BEE 2018)」キヤノンブース レポート (https://canon.jp/event/report/interbee2018.html)
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“ 「RayBrid KeyMaker」は、距離センサーと映像処理技術により、クロマキーセットを使わずに前景・背景の分離と映像合成を行うシステムです。
従来の映像合成に求められるグリーンバックやブルーバックは必要なく、一般的なスタジオセットを活かした演出を実現します。”
Via ‘ リアルタイム映像合成システム「RayBrid KeyMaker」を発売|株式会社エム・ソフトのプレスリリース (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000003785.html)
私も少し前にブラックマジックデザインのスイッチャーを使ってリアルタイムクロマキー合成をしてみましたが、抜く色の設定が微妙で苦労した覚えがあります。
ですが、このRaybrid Keymakerは距離を使って背景を抜く、という実はスマホのボケ処理や、自動車の緊急ブレーキや自動運転でも使われている技術を使って、確実なシステムとして構築したのが素晴らしいと思いました。
これを利用する場合、真っ青などの単色よりも模様のある背景の方が良さそうですが、それを準備するのもこれまでよりも簡単になりそうです。(タイルなどの壁でも行けそうだし)
更に、M Soft社は動画切り抜き.comというサービスを開始していますが、こちらは距離センサーさえも不要な、画像処理だけで背景を抜いてしまうという強力な環境です。
このような技術が日本から生まれたのも凄いですね!
そして近い将来、リアルタイムの背景抜き機能がスマホにも搭載されそうで、期待しています!
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