フランスのウェブサイトがPhotorendがPanasonicのイメージングビジネスユニット長の山根洋介氏へのインタビュー記事を掲載しているということです。
“The french website Photorend interviewed Yosuke Yamane, Director of Imaging Business Division at Panasonic:”
Via ‘ Panasonic confirms they will launch new affordable FF cameras but still insists no APS-C L-mount is on the roadmap – L mount system camera rumors and news (https://www.l-rumors.com/panasonic-confirms-they-will-launch-new-affordable-ff-cameras-but-still-insists-no-aps-c-l-mount-is-on-the-roadmap/)
Panasonic は3000ドルクラスのカメラで10%のシェアを獲得した
- 3つのモデルは3000ユード以上を提示しているが、フルサイズミラーレスカメラ(3000ユーロ以上の製品)で10%以上のシェアを得ることが出来ている。
- それは期待通りでありこの結果に満足している。
Sシリーズのベストセラーは?
- 3モデルの中でS1が数量的に最も売れている。理由は最も安価だからである。
- しかしながらS1Hの動画や映画業界向けとしての販売も予測を上回っている。
- S1Rの販売ははS1より少ない、しかし特にプロフォトグラファー業界に注目されている。
- ただ数量を追うのでは無く、我々の写真の発展に対するメッセージを伝えたいと考えている。
2020市場予測について
- フルサイズのハイブリッドカメラ市場は今年度より大きな成長を遂げ、コンパクトと一眼レフカメラは減少して行くことになるだろう。
より低価格のフルサイズ機について
- 我々は製品ラインを拡大したいと考えており、Lumixシリーズカメラの次の発表を待って欲しい。
フランス市場について
- 我々はフルサイズハイブリッドカメラにおいてナンバーワンになりたいと考えている。
APS-CのLマウントカメラは無い
- 我々の戦略は明確であり、マイクロフォーサーズマウントとフルサイズのLマウントを成長させることである。
- Lマウントの小型センサー機は市場に混乱をもたらすことになる。
- 我々は2種類のサイズのセンサーを有している。もしそれが3つになるとすれば混乱をもたらすことになる。よって我々はLマウントのAPS-Cフォーマット版は開発せず、フルサイズに注力することになるだろう。
Panasonicはマイクロフォーサーズと互換性があるLマウントを検討した
- SONYのEマウントはAPSーCとフルサイズの双方に対応している。しかし我々は大きいフォーマットを使うユーザーがフルサイズ用レンズをマイクロフォーサーズセンサーに付けたくなるとは考えていない。
- 一般的にはマイクロフォーサーズとフルサイズシステムの共用について殆ど妙味は無いだろう。
- 我々はこの要求を理解しており、フルサイズフォーマットとマイクロフォーサーズセンサーを統合することも真剣に考えたが、ユーザに対しては付加価値をもたらさないと考え、そうしないことを決断した。
COVID-19の影響について
- Covid-19によるダメージを最小化しようとしているところである。(3月5日時点での回答)
- 我々は中国に生産拠点を持っているが、台湾に近い東海岸のにあるので他の都市よりうもダメージは小さい。
- 80%の従業員は工場に復帰しているが一部のサプライヤーは未だに問題を抱えている。
- 中国のカメラ工場は再稼働し始めている。
日本ではPanasonicのSシリーズカメラの話題は少ないと言う印象ですが、欧州では好調のようですね。
日本のユーザーはSシリーズのカメラが高いと指摘されていることがありますが、Panasonicはまず高価なモデルを主軸にしてユーザー層を絞り込むという戦略通りということですね。
そして次にはより安価なモデルを出すということですので日本でも人気が出て来るかもしれません。
SIGMAのLマウントレンズも拡充されれば今後見逃せない存在になるかもしれませんね。