サムスンはいよいよ人間の目を超える6億画素 ISOCELL Plus センサーのスマホを準備している
SAMSUNGは新型のスマホ用として1億画素のISOCELLセンサーを投入するというニュースが流れたばかりですが、今度は何と人間の目を超える為に6億画素を目指しているという記事がアップされているようです。
“If you needed more proof that the world was going nuts, it seems that Samsung is working on 600-megapixel sensors. In an editorial post on the Samsung website,”
Via ‘ Samsung is working on creating 600-megapixel sensors – DIY Photography (https://www.diyphotography.net/samsung-is-working-on-creating-600-megapixel-sensors/)
- SAMSUNGは6億画素のセンサーに取り組んでいるようである。
- SAMSUNGのウェブサイト内の記事で、センサービジネスチームの責任者であるYongin Parkは「次世代の波に乗る」への準備が出来ており、人間の目よりも高解像度のセンサーを製造することを決定した述べている。
- 数年前にスマートフォンのセンサーが驚きの6400万画素となったすぐ後に1億800万画素に到達、更にちょうど先月に1億5千万画素の1インチセンサーが開発されているという話題があった。
- 6億画素は更なる進化であるが、SAMSUNGはそれに到達することに注力しているようだ。
こちらがSAMSUNGのWebサイトの記事
“Taking pictures or videos throughout the day has become part of our normal lifestyles and no longer done just to capture special events. “
Via ‘ [Editorial] Rivalling the Human Eye: How Samsung is Opening Up the Possibilities for Image Sensor Technology – Samsung Global Newsroom (https://news.samsung.com/global/editorial-rivalling-the-human-eye-how-samsung-is-opening-up-the-possibilities-for-image-sensor-technology)SAMSUNGの説明
- 人間の目は5億画素相当であると考えている。
- 現在の一眼レフの多くは4000万画素の解像度を持ち、フラッグシップスマートフォンは1200万画素でり、人間の持つ解像力に到達するには未だ長い道のりの過程にある。
- 多くのピクセルをセンサーに詰め込むのは簡単なように思えるかもしれないが、デバイスを占有するような大型のイメージセンサーになる。
今日の高機能のスマートフォンに数百万のピクセルを収めるには必然的にピクセルサイズを小型化して出来るだけセンサー全体をコンパクトにする必要がある。
一方で、ピクセルを小型化すると各ピクセル単位で光の情報を受け取る面積が狭くなることからノイジーで甘い画像を生み出すようになる。
ピクセル数とピクセルサイズは堅実な技術躍進を踏まえた上でバランスを取る必要がある。
- SAMSUNGの最新フラッグシップ機であるGalaxy S20 Ultraは1億800万画素ISOCELL Plusスマートフォンセンサーを搭載している。
- しかしSAMSUNGの6億画素という目標には程遠いように思えるし、果たしてそれは必要なのだろうか?
- 仮に必要だとしてもこのような小さいセンサーでそれを実現する必要はあるのだろうか?
- 科学的な調査やコンピューターシステムへの潜在的な需要があることは理解出来る。
- また、拡大した時にもディテールが保たれることは良いかも知れないが、夜中に酔っ払った友人をスナップする時それは必要なのだろうか?
SAMSUNGの説明
- これまで、イメージセンサーの主な用途はスマートフォンだったが、自動運転車、IoT、ドローンなど、急速に発展している他の分野への拡大も期待されている。
- SAMSUNGは2020年以降も続くピクセル微細化と高解像度センサーのトレンドをリードしてきたことが誇りとしており、多様なニーズに対応する製品ポートフォリオによって技術革新の次の波に乗る準備ができている。
- 我々は絶え間ない革新を通じて人間の目よりも微細なイメージセンサーのピクセル技術の切り開くことに無限の可能性を感じている。
- SAMSUNGの最新の1億800万画素センサーは通常1億がその画像を撮影するのでは無く、9つのピクセルを組み合わせて1つの画素を生成する為、通常はわずか1200万画素の出力としている。
- これはSONYのクアッドベイヤー技術と同様の原理であるが、4ピクセルでは無く9ピクセルである。
- 6億画素のセンサーで9ピクセルを組み合わせると、結局6600万画素相当の最終出力となる。
- 必要に応じて全画素を出力することも出来るようだが6600万画素であってもスマホとしては不要と思われる。
- このような技術はとてもクールであるが、本当の意義は理解出来ない。
- それよりも前に彼らがすべきことは他にもあるのではないかと思う。
こちらがSAMSUNGのISOCELL Plus技術を説明する動画です。
https://youtu.be/rowdOi_AN48
SAMSUNGは0.7μmまでピクセルピッチを微細化する目処が立っているようですね。
ちなみに現在のミラーレスカメラのフルサイズセンサーが4μ前後だと思います。
SAMSUNGの高画素に対する執念によって、スマホの方が高画素が当たり前の時代が来ることになるのでしょうか?
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