これまであなたが受けた撮影やカメラについての最悪のアドバイスは何ですか?(Robert K Baggs)
Fsotppersのサイトで執筆されている写真家の Robert K Baggs 氏(サイトはこちら)がこれまで受けた7つの最悪のアドバイスを挙げられています。
There are a lot of fantastic resources for information on photography, but sometimes, there is some utterly useless advice offered. So, for a bit of light relief, I want to know what the worst photography advice you’ve ever been given is
via : Fstoppers – What Is the Worst Photography Advice You’ve Ever Been Given?
その1. 写真の学位を取得しないとどこにも行けないよ
大学で哲学を勉強していたとき、写真を専攻していた友人から写真家を紹介してもらった。私は写真について議論を交わしたかったのだがそれは出来なかった。しかも彼女は私に上のような言葉を言ったことから別れ際まで口論となってしまった。
その2. プロなんだからマニュアルモードで撮影しなきゃ
これを言われた時には明らかにおかしいと感じた。
アドバイスした人によれば、プロはマニュアルモードで撮影するもので、アマチュアは優先モードあるいはオートで撮影しているものだと言って来た。これは全く正しく無い!
しかし、もし私自身がマニュアルモードの習得する必要があり、寛大であるならばそのアドバイスを真摯に受け止めていたかもしれない。
また、全てのフォトグラファーがマニュアルモードをより身近にすべきであると言われていたのなら良いアドバイスだったとも思う。
その3. レンズは開放で撮影するべきだね
これはフォトグラファーでのいつの間にかの不文律として通用しているのかもしれない。
しかし皆さんが、大口径レンズを持っていたとしても、常に開放で使わなければ意味が無いということでも無い。
これまで何年もポートレートを撮影して来たが、あえてf/2.8を上限としてf/8の間を制約とし実行して来た。
その4. プロ写真家は皆フルサイズを使っているよ
このアドバイスをくれた人は決して私をミスリードさせるつもりはなかったと思うし、適当に言ったとも思えない。ただ少しトリッキーな話だ。
私は最初にフォトグラフィーの世界に足を突っ込み始めた時はAPS-Cカメラを使っていた。
しかし、その後この世界でお金を稼ぐにはやはり様々な理由でフルサイズカメラが適しているということも納得した。
事実、大部分のプロフェッショナルフォトグラファーはフルサイズあるいはそれ以上の大型センサーで撮影されている。ただそれは必須という訳でも無い。
私はまず旧式のフルサイズカメラにアップグレードしたが、それ自体は後悔したことは無い。
ただ、その後はレンズと学びにお金を費やすことになった。。。。
その5. 写真技術の習得なんて無駄なお金を使わない方が良いよ
言われたのは、無料のものはたくさんあるよ、ということだ。
これは見方によっては正しくもあり間違ってもいるとも思う。
実査にYouTubeやウェブサイトでも多くの無料の教育情報を得ることは出来る一方で、有償のオンライン教育でその価格に見合ったものでは無いものも多くあるのが事実だ。
しかし全ての有料チュートリアルがお金の無駄であるとするには早計である。
私がこれまで見た中で最良の撮影教育マテリアルは有償だった。
それは室内に座って2時間話すだけのフォトグラファーでは無い。
彼らは複雑かつ思慮深く、専門的な長時間のビデオや多数のファイルコレクションを有している。
私はこの有償チュートリアルを見たが、それらはお金に見合う価値があった。
高品質な教育を受けるのは、機材に投入するより確実に良い投資となるのは事実である。
その6. 写真だけに没頭しない方が良いよ
これは正しいし正直に言って来たのかもしれない。ただこれをアドバイスして来たのは写真では必ずしも成功していない人だった。また、ローカルなフォトグラファーの場合、お金を稼げいないということも理由かもしれない。
事実として多くはの人は、写真だけで十分な収入を得ている訳ではないのでそうなるのだろう。
その7. 結婚式の撮影をやるべき、簡単にお金を稼げるよ
何度か結婚式の撮影を行ったことがある。(雇われたフォトグラファーでも宣伝の撮影でもなかった。)
この経験から、高い報酬が設定されているが、決してそれは簡単に得られることでは無いと言いたい。
その当日のストレス、準備も含めた仕事量は膨大なものである。
撮影の当日、18時間はぶっ続け状態だったし、その時のプレッシャーは強烈だった。
更に、編集というフェーズも設定されておらず、時間換算にすると結婚式の撮影というものは実際に写真家としてお金を得る方法としては最もハードでストレスフルな方法の1つであると言えるだろう。
私は、それでもやりがいがあり、楽しんでやっているが、安易に他人にそれを漁夫の利のように勧めることはできない。
いかがでしょうか
写真をやっていると周りから様々なアドバイスを頂くことがあると思いますが、その中でやはり不要なものもあるかもしれません。
私はそんなに最悪なアドバイスを頂いた覚えは無いのですが、例えば、スマホで撮ったのは写真じゃ無いよ、なんて言われた時は違和感を感じました。(まぁ気持ちは解るのですが)
あと、写真なんだからレタッチは良くないとか^_^
そして、その一方で他人に知らないうちに自分の方から勝手な思いを押し付けることもあるかもしれませんね。
写真に限らず趣味の世界であれば、まぁ色々話ながら楽しみたいと思いますが、お金を稼ぐ為の情報はやはり自己責任で取捨選択が必要ということですね。