YOUのデジタルマニアックス

「5であることが、すべて」なの?キヤノン EOS R5のスペック見ながらすごいと思ったこと書いてみた

先ほどCanon がYouTubeでのオンラインイベントでEOS R5を発表しました。
そして、同時に製品情報ページも公開されましたのでそれを見ながらだらだらと思いつくまま書いてみました。

プレスリリース

キヤノンは、新開発の有効画素数約4500万画素※1フルサイズCMOSセンサーと新映像エンジン「DIGIC X」、高性能な「RFレンズ」により、カメラの基本機能を総合的に進化させた「EOS Rシステム」の次世代フルサイズミラーレスカメラ”EOS R5″を2020年7月下旬に発売します。

Via : 次世代の映像表現を追求したフルサイズミラーレスカメラ”EOS R5″を発売

発表の動画で最初にアピールされていたのは、5シリーズということです。
CanonにとってEOS 5は最も成功した輝かしいマジックナンバーということなんですね。

Canonの製品一覧ページでは、ハイアマチュア向けカメラになっていますので、ターゲットユーザーもEOS 5シリーズをそのまま継承しているということですね。

プロモーションビデオ

今日の発表は事前録画らしく、(ちょっと期待していた)ハプニングもまったくなく淡々としたものだっただけに、このプロモビデオ見れば全て把握出来ますって感じですが、、、、

スペシャルサイト

キヤノンマーケティング様はいつもスペシャルサイトを作るのが凄いですね、、、、

製品情報ページ

スペックや特徴見ながら凄いなぁと思ったこと

スペックとか特徴は既に多くのリーク情報が流れた時点である程度わかっていたのですが、今回の発表時で個人的に気になったポイントを書いてみたいと思います。

税込価格50万円

最初に70万円超える!という怪情報が出て話題になりました。
そのご40万円前後とかという希望的観測?が流れていましたが、先日の海外経由の直前リーク情報では米国では4000ドル切りだったので、日本でも、と期待したのですが、、、、

で、結局税抜きの希望小売価格46万円に設定されました。
なぜ、45万円ではなく46万円になったのでしょうかね(^^
もうあえて税込50万円にしたとしか思えません。

ちなみにライバルであるSONY α7RIVの発売時は40万円とされ、実売価格が40万円をちょうど切るようになっていました。

Canonは発売直後は販売力で押し切って、落ち着いた頃に40万円を切って安定というパターンにするのかもしれませんね。

あえて部外者(買えない)私が言うのもなんですが、この40万円を切らない価格、絶妙な設定だと思います。(当然購入される方は安ければ安いほど良いのでごめんなさいですが)

HDR PQ HEIF 10bit記録、動画もOK

EOS-1DX Mark IIIに続いて、EOS R5でも保存フォーマット・ファイル形式としてHEIFが選択出来るようになりました。

ある写真家の方がJPEGフォーマットによってユーザーは大きな損失を被っているという話されていました。

これでAppleとCanonつまりスマホとカメラのトップメーカーがこのフォーマットを明確に採用したことで、いよいよJPEGがメイン画像フォーマットの座を降りる日が来たのかもしれません。

勿論JPEGで十分、何が問題があるの?というご意見もあるかとは思いますが、これまではJPEGとRAWという両極端なフォーマットで記録していたことが(それ以前はTIFFもありましたが)RAW現像ソフトなんて触りたく無い層にはあまり好ましくない状態であり、せっかくカメラが高性能化しているのにもかかわらずJPEGという発展が止んでいるフォーマットに入ることを脱する必要があると思います。

勿論JPEGな方には保存オプションが今後も残される筈なので大丈夫だと思います。

8Kフレーム切り出し→約3540万画素

まぁ、8Kで撮影しているとあっという間にメモリカード一杯になるようですが。。。。

お金持ちのお父様はバッテリとCFExpress何枚か準備して運動会では8Kで撮ってれば年賀状に使うベストシーンのスチルもOKということですね!

4Kでクロップする/しないを選択可能に

レンズ1本で2つの焦点距離の動画が撮影出来るわけですね(^^

デュアルスロットに動画RAW+MP4同時記録

もう最強、、、、

特別な冷却システムが無くとも8K撮影出来る設計

他社の動画ハイエンドミラーレスカメラが冷却システムを搭載しているのに対し、EOS R5はやはりハイアマチュア向けということもあり、そのようなものは搭載されていません。
ただ熱的には厳しいようで撮影時間はを明記してあります。

低輝度合焦限界EV-6

EOS-1D X Mark III がEV-4でライブビューでEV-6なので、EOS R5も同等ということですが、EOS R5は暗いところでもファインダーでAF撮影出来るということですね。
正に下克上かなっ

8段分の手ブレ補正

ボディ側手ブレ補正の最後発で8段という最も高い性能を実現してきました。
これまで散々要望が出されていた本件ですが、後発なら他社と同等では意味が無いという判断、正に後出しジャンケンに勝利したという感じですね。

EOS R5にはサプライズがあるという噂もありましたが個人的にはこの性能はサプライズと感じました。

そして更に、手ブレ補正が付いていないレンズも8段というのがすごい、、、、

つまり、光学性能を追求したレンズ(→イメージサークルに余裕がある?)はボディ側で対応することを前提としてレンズも設計されている訳だったんですね。

更に更に、焦点距離最大1600mmでF22 光束対応AFということで、今回の超望遠とテレコン発表と矛盾が無いスペックを実現されているわけですねー、周到だなぁ

ということでこれまで、マイクロフォーサーズやAPS-Cの方がセンサーが小さい分、動かし易いので手ぶれ補正に有利という話を消し去ることにもあり、これらのメーカーさんにとってもサプライズなのかもしれませんね。

EOS iTR AF X

頭部認識AF、というのは実用的だと思います。
これまでSONYが瞳AFの性能は群を抜いていたのですが、私個人的にはあまりにも瞳に食い付き過ぎる感覚、これはポートレートには向いていたのかもしれませんが、、、、
対するCanonは瞳よりも顔認識の重要度が高い感じがしていたのですが、更に頭部認識を加えることで特にスポーツ撮影、モータースポーツ撮影では合理的なAFになるかと思います。

またディープラーニングという言葉を使っているのも注目ですね。

ポートレートリライティング

DPPで後から顔のライティング(左右方向の設定が可能)を変更できるなんて、、、これは反則かも(^^;
更に最大10人の設定が可能なんて、通常のライティングでは及ばない部分もソフトで解決ということですね。

明瞭度調整の搭載と背景度調整のRAW編集が可能に

背景だけ明瞭度を調整、、、、これも反則w
ただし使い過ぎに注意かもですね。

マルチファンクションバーやめた。十字キーではなくダイアルにしている

確かに、EOS 5Dの後継ということですね。
Canonユーザーはこれ、待ってましたということですよね。

デュアルメモリスロット対応

EOS Rのツッコミどころの手ブレ補正とデュアルスロット、これを解消したということで、もう誰にも文句は言えないカメラになったということですね。

新バッテリー LP-E6NHはシリアルチェック機能が

電池情報通信機能により、電池のシリアル番号、バッテリー残容量、充電後の撮影回数、電池の劣化度、前回の使用日が確認できますということで、これは純正バッテリーじゃ無いと、、、、、
ただ、、、これまでのバッテリーと上位互換というのが親切ですが、、、、

ちなみに、価格は1万1千円ということですので、通信機能の分お高くなっているのでしょうかね、、、、

5GHz帯Wi-Fiに対応

スマホ転送がめっちゃ早くなる予感、、、、

ワイヤレスファイルトランスミッターWFT-R10Bが凄い

縦グリが2種類!こちらは最大150mも届くワイヤレストランスミッターということです。これはイベントで大活躍しそうですね。・

ただ、こいつの価格11万8千円!凄い!
これを持つ方こそプロ!ですねw

ちなみにこっちが普通のバッテリーグリップ BG-R10

外観一緒ですね!
でもこちらは、一般の方にも違和感無い3万3千円です。

EOS R5公式サンプル画像のギャラリーを見て驚いた

サンプルギャラリーのイメージに、犬?のシルエットに対してiTR AFで追従するとなっているけど、これすごいですね。。。。影絵でも対応するのでしょうか?(^^

今回は、私が個人的にすごいなぁと思ったポイントを挙げてみました。
皆さんが気になるポイントはどこでしょうか?

確かにCanonはこの5というマジックナンバーを付けるカメラに対して並々ならぬプライドを持って開発していたということが解ったようなきがします。

初のフルサイズミラーレスカメラの名称をあえて、EOS Rとし、その次の入門機はEOS RPという名称を付けましたが、今回EOS R5とEOS R6という番号付きの名称を使ったということは、完全に自信を持つカメラになったということだと思います。(つまり価格も自信を持ってつけた筈^^)

明日から予約開始ということですが、これは少々お高くても人気のカメラになりそうですね!

追記、、、バッテリーが

EOS R6の性能見ながら大変なことに気が付きました(^^

実質220枚以上は撮れるかと思いますが、おそらくバッテリーインジケーターは半分を切っていて、交換したくなるはず。
10枚連写して20シーンちょいしか撮れない計算は、スポーツ系、フィールド系の方にはちょっと厳しいかもしれませんね、、、、

新バッテリーになってお値段も上がっている出しいですし、、、、

 

手で遊ぶおもしろ影絵ブック

後藤 圭
Amazonの情報を掲載しています

影絵―SHADOW ART

後藤 圭
2,475円(11/05 04:50時点)
Amazonの情報を掲載しています
モバイルバージョンを終了