先日いきなり低価格の12Kカメラを発表し話題になったBlackmagic Designが、画期的なライブプロダクションスイッチャーATEM Mini Pro ISOという製品を発表しました。
“アメリカ合衆国カリフォルニア州フレモント 2020年7月30日 – Blackmagic Designはこの日、ATEM Mini Pro ISOを発表した。この低価格の新しいライブプロダクションスイッチャーは、5ストリームの収録エンジンを新たに搭載しており、すべての入力を収録できるため、イベント終了後にライブプロダクションを編集できる。”
Via ‘ Media | Blackmagic Design (https://www.blackmagicdesign.com/jp/media/release/20200730-02)
ATEM Mini Pro ISOは4つのHDMI入力を持っており、スイッチャーとして機能するだけではなく、全ての入力をDaVinci Resolveプロジェクトファイルにまとめ、USBディスクに同時記録するという低価格ながら素晴らしい機能を持つマルチカメラスイッチャーということです。
更にもう1つの使い方として、ATEM MiniをPCにUSB接続することで1080HDのウェブカムとして認識されOpen Broadcaster、XSplit Broadcaster、YouTube Live、Facebook Live、Skype、Zoom、Twitch、Periscope、Livestream、Wirecastなど、様々なソフトウェアで使用可能ということです。
- 4つのHDMI入力を搭載
- ビデオカメラ、コンピューター、ゲーム機を接続することも可能
- 入力ソースのスイッチャーとしてボタン操作で簡単に使うことが出来る
- DVEを内蔵、ピクチャー・イン・ピクチャー・エフェクト、ディゾルブなどのトランジション、ディップ・トゥ・カラー、DVEスクイーズ、DVEプッシュなどのエフェクトを搭載
- アップストリームChroma Keyを搭載しており、さらにダウンストリーム・リニアキーを追加できる
- 2つのマイク入力搭載
- オーディオミキサーを内蔵しHDMIからの動画音声も含め合計12チャンネルに対応
- 各入力チャンネルは、6バンドパラメトリックEQ、コンプレッサー、リミッター、エクスパンダー、ノイズゲート、パン機能をサポート。
- 内蔵の「メディアプール」には、タイトル、オープニング、ロゴ用のRGBAグラフィックを20個までロード可能
- イーサネット接続を介してライブ配信が可能
- ウェブカムとして機能するUSB出力を搭載しており、YouTubeのライブ配信や、SkypeやZoomを使ったライブ配信に対応
- HDMI出力搭載
- USBディスクへの収録が可能
- USBハブやBlackmagic MultiDockを使用すると、複数のディスクへの収録に対応。ひとつのディスクが一杯になったら、次のディスクに収録を継続
- 5ストリームのH.264ビデオストリームをリアルタイムで収録
- オーディオファイル、メディアプールのイメージはビデオファイルと共にDaVinci Resolveプロジェクトファイルとして収録
- 収録したビデオファイルには、同期タイムコードやカメラ番号などのメタデータタグも含まれる
- すべてのカット、ディゾルブ、メディアプールのグラフィックもロードされる
- イベント終了後にライブプロダクションを編集できる
- Blackmagic RAWカメラファイルを再リンクすることも可能
これで例えばユーチューバーの方はパワーポイントでプレゼンしながら3台の異なるアングルのカメラを接続と音声用のマイクの接続し、手元でワイプやピクチャインピクチャも駆使したスイッチングしながら配信が出来、直後にまとめ動画も編集することが可能になります。勿論ゲーム系の方も色々便利そうです。
また自ら配信されているミュージシャンの方は据置カメラとマイクにしてスイッチャーの方が一人いればイーサーネットでライブ配信しながら、映像と音声を記録して無料のDaVinci Resolveで再編集が出来るということですね。
こんな素晴らしいATEM Mini Pro ISOは既に販売されており、楽天で購入することが可能ですので、それ系の方は配信と動画編集効率を一気に高めるツールとしていかがでしょうか?
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私は関係ありませんが、ちょっと気になるのはUSB-C出力が1つしか無いことで、これが2つあれば、Zoom配信と録画か可能になると思います。(価格が価格だけに高望みとは思いますが)
更に将来は4K対応となれば最高の動画ツールになりそうですね!