SIGMA山木社長がが世界同時のYouTubeイベントで新レンズ85mm F1.4 DG DN | Artの発表プレゼンテーションを行いました。
私は間違えて、英語版の動画で待機したのでそのまま視聴させて頂きました。
軽量コンパクト
全長 94.1mm
最大径 82.8mm
質量 630g
SIGMAの一眼レフ用85mm Artよりかなりコンパクト。
またSONY FE85mm よりもコンパクト。
両レンズのMTF比較、では明らかに後者の性能が優れている
レンズ構成は、SLDレンズなどのエレメントを多く採用。
通常このようなレンズはコストが高くなるが、それを抑えて求め易い価格でリリースした。
最高の光学性能を持ちながらも小型化かつ価格が抑えられた3つの理由
- 光学設計者は周辺光量と歪曲をカメラと連動させることで、それ以外の収差を最小にする光学設計を行った。
- 大口径の絞りユニットの採用。機構設計者は大型の絞りユニットをこのコンパクトなボディに抑えるのに素晴らしい仕事を行った。
- 機構設計者と光学設計者の素晴らしいコラボレーション。
- このようなコラボれ=ションは過去のSIGMAレンズでも行われて来た。
- ここ10年に生まれた多くのレンズは同じチームで行われている。
ゴーストバスターズ
専任のゴーストバスターズと呼ぶチームは、設計の初期ステージでもゴースト及びフレアの低減をコンピューターシミュレーションを駆使して検討を重ねている。ここでも光学設計者と機構設計者の共同作業が重要である。
プリプロダクションモデルになると、光源を様々な角度から撮影し、コーティング、光学、形状などの変更を常に繰り返しながら、製品版まで追い込んでいる。
作りの良さ
多くのキーパーツは会津工場で作られる。
工場の熟練技術者が高品質を達成している。
高速AF
新開発のAFユニットは特許を取得している。
プロフォトグラファーに対応した操作性
絞りロックボタン、カスタマイズ可能なボタン、AF/MFスイッチ、絞りリングのクリック動作ボタン
防塵防滴構造
日本語の発表プレゼンテーション
日本語版もその後見ていますが更に踏み込んだ内容で発表されているようですね。
プレスリリース
日本のSIGMAウェブサイトのプレスリリースでSIGMA 85mm F1.4 DG DN | Artレンズの価格と発売日が公開されています。
発売日:2020年8月27日(木)
希望小売価格(税別):120,000円
対応マウント:Lマウント用・ソニー Eマウント用
製品情報ページ
- レンズ構成 11群15枚
- °絞り羽根枚数11枚 (円形絞り)
- 最短撮影距離 85cm
- 最大撮影倍率 1:8.4
- フィルターサイズ φ77mm
- 最大径 × 長さ
- Lマウント φ82.8mm × 94.1mm
- ソニー Eマウントφ82.8mm × 96.1mm
- 質量
- Lマウント630g
- ソニー Eマウント625g
SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art 公式サンプルギャラリー
ミラーレス専用の光学設計となった新85mm F1.4 DG DN | Artレンズのレンズ構成を見ると正にガラスの塊といった感じです。
更に絞りリングとそのAモードロック機構も備えているということで、操作する喜びも感じられる予感がします。
そしてこの12万円という価格は確かにかなり頑張られた価格だと思います。
今年はフルサイズミラーレスカメラのボディとレンズが大豊作の年となりましたが、その中でも特に光る存在のレンズであると思いました。
発売日が楽しみですね!
追記: 予約が開始されています。こちらのページで実売価格を調べてみました。