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#OLYMPUS#Panasonic

オリンパス再生の可能性は?パナソニックのフルサイズ戦略は正しいの?

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東洋経済新聞に、オリンパスの復活に必要な条件を解説された記事がアップされました。
今年いっぱいでOLYMPUSを離れJIPに買収される映像事業部はどのような戦略で再生することになるのでしょうか?

JIPの買収によって、「VAIO復活」の再来なるか

Via : 東洋経済新聞 – オリンパス、「カメラ事業」の復活に必要な条件

JIPの稲垣伸一マネージングディレクターはオリンパスのデジカメ再生に自信

  • 映像事業売却は今年の年明け頃から本格的に検討が始まった。
    • オリンパスは医療事業を本業にし映像事業には戦略的な投資が行われてこなかったことだ問題。
    • 現場の人たちも技術について熱意を持っていることで買収を決めた。
  • 映像事業の特徴を精査、どの市場で特徴が生きるか見極める。
    • 動画に特化したコンシューマー商品や、監視カメラなどビジネス向けまで多様な市場も視野
    • 市場に合う規模や体制に作り変え、身軽に挑戦できるようにする。
    • マイクロフォーサーズを評価する市場が国内外に一定規模ありコアユーザーがいることが事業基盤。
  • 「オリンパス」ブランドは当面維持する。
  • 海外市場から一度撤退するという考えはない。
  • ベトナムの主力工場を残す、ファブレスにする予定はない。
  • 単にリストラや工場の売却を行うのではない。
  • 初年度に黒字化を達成できれば、外部企業などへ売却しない。

問題は人材確保

  • 映像事業の人材がすべて移行するかは決まっていない。
    • 数年前に映像事業の人員を本社管理部門など他部門に移管、映像事業のノウハウを医療機器事業などに移管するためだった。
  • JIPは優秀な人材獲得ができないことを懸念しオリンパスと交渉中。

アナリストは懐疑的

  • デジカメ市場はプロ・ハイアマ向け製品しか生き残れ無い。
    • プロ・ハイアマがマイクロフォーサーズを積極的に購入するとは考えにくい。
  • パナソニックもフルサイズを採用するカメラを主力としはじめた。

ということで、期待半分で問題の積み残しもあるといったところでしょうか?

OLYMPUSのカメラは売れているけど

一方で、OLYMPUSに明るいニュースも出て来ました。
BCNの最新販売統計でOM-DとPEN両方のシリーズが販売台数1位と4位を獲得、ミラーレスカメラとしては1位と2位となったということです。

確かに、JIPが分析している通り、マイクロフォーサーズ市場はある一定以上のニーズがあるということを証明しているのかもしれませんが、ちょっと気になるのはOM-D E-M10 Mark IIIもE-PL9も1つ旧機種ということで、やはり利益率が保たれるのかということですね。(まぁD5600もKiss X9iも同じですが)

そしてマイクロフォーサーズ同盟のPanasonicのカメラ事業に関する報道にも気になる記事が出ています。

パナソニックは3日、「フルサイズ」と呼ばれる大型の画像センサーを搭載するレンズ交換式デジタルカメラ「LUMIX S5」を発表した。レンズ交換式カメラを小型・軽量にできるミラーレス構造を採用したカメラを2008年に初めて製品化した「元祖」のパナソニックだが、参入が遅れたフルサイズのミラーレス機では劣勢が続く。

Via : 日本経済新聞 – ミラーレス元祖のパナ、フルサイズ機で巻き返しの難路

元祖ミラーレスのPanasonicもフルサイズで劣勢

  • 2008年に「元祖」ミラーレスを採用したパナソニックだが、ソニーがフルサイズミラーレス機で市場を開拓してから6年後に参入。
    • フルサイズのミラーレス機では参入が遅れ劣勢が続く。
  • フルサイズミラーレスのシェアで低迷
    • ソニーが5割以上でキヤノン、ニコン、シグマ
    • パナソニック2%未満で推移
  • 国内メーカー7月のミラーレスカメラの生産台数が22万台だがPanasonic S5の想定販売台数は1500台と控えめ。
    • 21年度に世界シェア10%」という目標の達成は簡単ではない。
  • 20年1~7月のデジタルカメラ出荷額(CIPA)はミラーレス機も出荷額前年同月比37.4%減の922億円に落ち込んだ。
  • パナソニックのカメラ事業の業績も低迷し、数年連続で赤字が続いているようだ。
  • PanasonicはYouTuberをはじめとした動画製作需要の広がりに期待するが、競合メーカーも同じ戦略を取る。

ということで、OLYMPUSはJIPによってまずは再起動という感もありますが、今後もマイクロフォーサーズを売りにして行くということで、それが吉と出るか凶と出るかと言ったところですね。

その一方で、フルサイズに参入したPanasonicは更に調子が悪くなっているようにも思えます。(シェアを見る限り)
そんな状況で新たなシェア獲得が期待出来る新入門フルサイズ機の発売がコロナの流行と被ってしまったのも運が悪いということもあるかもしれませんが、やはり国内4番目のフルサイズミラーレスメーカーでは参入の遅れを取り戻すのが大変そうで、同じLマウントのSIGMA(しかもfpの1機種)にも後塵を拝しているのが現状ということですね。

今後、OLYMPUSとPanasonicの元祖ミラーレスカメラメーカーがどう成長していくのか、あるいは(なって欲しく無いですが)その逆になるか、、、、皆さんはどう予測されますか?

まずは来年のOLYMPUSの再生に注目ですね!

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