本日Appleから新iPhone12シリーズが発表されました。
私的にはカメラ部のスペックに興味がありますので、最上位モデルのiPhone 12 Pro Maxのクアッドカメラ(広角、望遠、超広角LiDAR)について調べてみました。
- 広角カメラ
- イメージセンサー 1200万画素 1.7μmピッチ
- Dual-PD AF 像面位相差AF
- センサーシフト 手ぶれ補正
- レンズ 換算26mm f/1.6 7枚構成
- 望遠カメラ
- イメージセンサー 1200万画素 1/3.4型 1.0μmピッチ
- 像面位相差AF
- レンズ 換算65mm f/2.2 6枚構成 2.5x光学ズーム
- 超広角カメラ
- イメージセンサー 1200万画素 1/3.6型
- レンズ 換算13mm f/2.4
まずメインの広角カメラですがiPhone11 Pro Maxは1/2.55型でピクセルピッチは1.4μmだったのに対してAppleはメージセンサーサイズを47%大型化したということです。
公開されているスペックはピクセルピッチが1.7μmということです。
よってセンサーサイズはお1/1.7型に近いのではと考えられます。
次に望遠レンズがiPhone11 Pro Maxが換算焦点距離56mmだったのが、65mmとより望遠側に振って来ました。
これまで、超広角が13mm、広角が23mm、望遠が56mmと2倍ずつ長いというロジカルな関係だったのですが、よりユーザーの要望を捉えて望遠も強化したという感じでしょうか?
また2.5倍の光学ズームによって換算162mmという望遠撮影も出来るようになりました。
超広角カメラが換算13mmからですのでiPhoneも12.5倍ズーム相当のカメラ構成になったということですね。
その一方で、Appleが変えなかったのは全てのカメラを1200万画素に揃えるということです。
サムソンのイメージセンサーは1億画素以上ともうフルサイズカメラを追い越す勢いで突っ走っているのですが、Appleはずっと1200万画素をキープしています。
これはSONYのXpedia 1 IIも同じコンセプトのカメラ構成になっていますの、これはSONYのスマホセンサーのコンセプトとも言えると思います。
ソニーモバイルは、5月に発売予定の「Xperia 1 II」に搭載されるカメラ機能の詳細を解説しました。型番こそ「II」ですが、説明を聞くと、カメラ機能を大きく刷新していることが分かります。他メーカーとの違いは、”デジカメ志向”です。
Via : Engadget – 強烈なデジカメ志向、スマホらしさは薄くXperia 1 II
SONY Xpedia 1 IIがデジカメ志向ということなら、同様にセンサーを大型化した今回のiPhone 12 Pro Maxも同じことが言えるかもしれませんね。、
ということでAppleも他のスマホメーカーも着実にカメラ性能を向上させていて、一昔前はコンデジ以上の画質を実現という触れ込みだったのですが、ここ最近はマルチカメラとAIパワーでそのライバルはプレミアムコンパクトか、入門ミラーレスかという段階まで迫っているように感じます。
その一方で問題は価格ですね。
iPhone12 Pro Maxは256GBモデルが12万円8800円という価格になっており、以前のようなキャリアの購入サポートも無くなっていますので、私のような庶民にはなかなか手が届き難い状況になっているように思えます。
よって、写真メイン(でSNSはあまりやらない^^)の方はちょっと安いスマホ+SONY RX100あるいはZV-1の組み合わせの方がより満足できるのかもしれませんね!
ソニー デジタルカメラ DSC-RX100 1.0型センサー F1.8レンズ搭載 ブラック Cyber-shot DSC-RX100