なんとソニーが正式にドローンへの参入を表明しました。
YouTubeにティザー動画も公開されました。
プレスリリース
ソニー株式会社は、AIロボティクス領域における、ドローンの新たなプロジェクトを開始しました。
Via : SONY – ニュースリリース
昨今のドローンの普及は、これまで見ることができなかった映像を届けることや、産業分野における業務効率化や省力化などに大きく寄与してきました。ソニーはイメージング&センシング技術や、リアリティ、リアルタイム、リモートの「3Rテクノロジー」を活用し、ドローンのさらなる発展や最高峰の価値創出に貢献するという志を込め、ブランドを“Airpeak”(エアピーク)と定めました。
- イメージング&センシング技術や、リアリティ、リアルタイム、リモートの「3Rテクノロジー」を活用
- 映像クリエイターの創造力を支援しエンタテインメントのさらなる発展に
- 各種産業においても一層の効率化や省力化に寄与
- これまでドローンの活用が困難だった環境においても最高水準の安全性、信頼性により安心して利用できるようプロジェクトを推進
- 今後Airpeakを体験いただく機会を通じてドローンユーザーからフィードバックを得る共創活動を重ねる
- 2021年春の事業開始に向けて準備を進めている
- 近日中に活動に参画いただけるプロフェッショナルサポーターの募集を開始
YouTubeの予告動画
Airpeak公式ウェブサイト
このステートメントを見ると、SONYは産業用とクリエイター用共にハイエンドのドローンを提供するという方針に見えます。
SONYは、イメージセンサーやLiDARを始めとした先進的なセンサー、5G通信やAIの技術など世界最先端の技術を持っていますので、おそらくドローンも世界最高性能を持つ機体を期待して良いと思います。
そして、ミラーレスを切り札にして後発ながらレンズ交換式カメラをリードする存在に成長した実績もありますので、ドローンにおいても同じ成功を収めると思います。
SONYは既に自動運転にも参入している
そういえば今年初めのCESでSONYは VISION-Sという自動運転車への参入もリリースしていました。
アメリカのラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー:2020年1月7~10日)でソニーが自社の自動運転システムを搭載したEVコンセプトカーである“Vision-S”をサプライズ発表した。
Via:ベストカー
自動運転も、ドローンの飛行も、イメージセンシングやGPS等のポジションセンシング、加速度センシングなどによる車両・機体制御に加え、5Gや6Gの通信技術と、蓄積したビッグデータを総合活用するという世界でも限られた企業でしか作ることが出来ない製品だと思いますが、これまではGoogle、NVIDIAなどのIT企業、そして自動車会社やドローン企業に加えて日本のSONYが参入したことになりますが、その中でもセンサーを自社で製造できるのがSONYの最大の強みになるかと思います。
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