今週、いよいよMacがARMベースのアーキテクチャに移行する第一弾としてAppleシリコンM1搭載のMacBookやMac mini達が発表されました。
そして、我々RAW現像やレタッチ大好きな方の最大の関心事、特にAdobeはいつAppleシリコンMacの新iOSにネイティブ対応するのか?ということですね。
FStoppersにAdobeからその答えを得たという記事がアップされています。
With that shift come many questions about the future of our pro applications, so we reached out to Adobe to get some answers.
Via :Fstopperts – Adobe to Support Photoshop, Lightroom…
- 今年の初頭にAppleは2年間のタイムラインでMacをIntelから自社のシリコンに置き換えることをアナウンスした。
- このことで、プロ向けのアプリケーションは将来どうなるのかについて様々な疑問が飛び交っていた。
- そしてまずAdobeがその答えを出してきた。Apple Silicon向けのネイティブアプリに関する質問の答えがeMailで送られて来たのだ。
- 来月、Lightroomを含めたネイティブCCアプリがApple Siliconデバイスにやって来ることに興奮している。
- Photoshopは2021年初頭になるだろう。
- 開発チームはLightroom Classicのネイティブバージョンについても作業を行なっており、それは来年中にリリースされることになるだろう。
- また、我々はIntelベースのMacについても引き続機サポートすることをコミットする。
- 火曜日のキーノートで言及されなかったのは、Apple SiliconがよりハイエンドのMac Pro、iMac、及び16インチMacBook Proデバイスでもアップデートされるかということだった。
- Adobeのアナウンスをこれらプロ向けのMacがリリースと一致させることが考慮されていると考えられる。
- 現時点ではAdobeがいつそれらのアプリケーションをアップデートする正確な日程は不明である。
- 写真家の方は少なくとも新プロセッサに対する全てのサポートが準備されるまで心待ちにすることになる。
ということで、年内にまずはLightroomからシリコンMac対応版のネイティブアプリが出ることになりそうですね。
iOS版Lightroomは主要な機能が既に実装されていますので、まぁいつでも移行出来る準備は前々からされていたということだと思います。
一方のiOS版Photoshopは当初、大々的に開発発表した割に実際にリリースされたものがあまりにもショ○くて、がっかりした覚えがあります。(作業を限定すれば十分に使えますが)
素晴らしいLightroom for iOSに対してPhotoshopが何故そうなったのかについてはちょっと怪しかったのですが、もしかしたらApple Siliconが出るまでその爪を隠していたのかもしれません。
もし、iPadで本格的なPhotoshopの作業が出来てしまったら、Apple SiliconのMacに移行しなくても良くなりますからね。
ということで、Apple+AdobeのApple Siliconチームは周到な準備をしていると思いますが、まずLightroom CCのMacネイティブ版、次に、Photoshopのネイティブ版、そしてLightroomClassicのネイティブ版という感じでしょうか?
その間に、iOS版の完全なPhotoshopが出るということを期待したいですね。
更には、他社のアプリが気になります。
Adobeよりも対応が遅れてしまうとその分シェアを失うことになりかねませんが、Apple と組んで有利なのに対して他のベンダーも急ぐ必要もありそうです。
そしてカメラユーザーにとっては各社純正のカメラアプリがどうなるのかも最大の感心ごとかと思います。
まぁユニバーサルでも動作すれば良いかもしれませんが、AppleシリコンのMacOSにネイティブ対応すれば、iOSでもほぼそのまま動作するということですよね。
であれば、特にSIGMAのSPPあたりはすぐにでもApple Siliconのネイティブアプリを出して頂けて、それがiPadで使えるようになれば本当に嬉しいと思いますがいかがでしょうか?
楽しみですね!