iPhone 12 Pro Max のカメラを分解したら本当に大型のセンサーとセンサーシフト方式のブレ補正が搭載されていた(iFixit)
スマホなどガジェットの修理技術を提供するiFixitがiPhone 12 Pro Maxの分解記事と動画を公開しました。
We’ve torn down the mini iPhone and the two medium iPhones, but we saved the biggest for last: the iPhone 12 Pro Max.
Via: iFixit – iPhone 12 Pro Max Teardown
こちらの動画はiFixitのiPhone 12 Pro Maxの分解ライブ動画ですが、その32分35秒あたりで、カメラモジュールに関して分析されています。
- 広角メインカメラのセンサーは本当に大きい
- 広角メインカメラはセンサーシフトのぶれ補正機構となっている。
- 他のカメラはレンズシフト方式である。
ということです。
で、こちらがトリプル+LidarカメラのX線撮影画像ですが、下のメインカメラのセンサー、やはり大型なことが判りますね。
そして、メインカメラモジュールは他のカメラとは異なり4隅に機構が組み込まれていることが判ります。
そしてこちらが分解後のメイン広角カメラの写真。
動画にも解説されていましたが、4隅にあるのはセンサーシフト用のアクチュエーターということです。
他の多くのスマートフォンが、レンズ側補正(O.I.S)が採用されていますが、Appleはアクチュエーターによってカメラモジュールの面積が大きくなるにもかかわらず採用したということはやはりカメラに対する拘りがあるということですね。
そして大型のPro Maxだからこそ搭載するスペースがあったとも言えると思います。
また、iPhone 12 Pro Maxの発表時にAppleが説明した通り、iFixitもセンサーが大型化されたことで、光学的な補正よりもセンサーシフトが有利となり採用したのではとしています。
ということでAppleのフラッグシップiPhoneとして、iPhone 12 Pro Maxのみがこのセンサーシフト方式のカメラモジュールが組み込まれているということは、写真の画質に拘る方こそが選択するスマートフォンであることが判りました。
そして、軽く見逃していましたが、スマートフォンカメラの手ブレ補正もセンサーシフト方式と、光学方式の両方があるということも再認識しました。
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