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#Canon

何と!キヤノン EOS R5を水冷化!8K熱停止問題は解決されるのか!?熱問題よりも納品問題かもしれないけど(DIY Perks)

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気がつけばいよいよ年末になりましたがCanon EOS R5を予約された方はもう納品されたでしょうか?
そんな納品を待たれている間でも楽しめる素晴らしい動画がアップされました。

注意>一応ですがご覧になってお判りに通り、今回ご紹介させて頂いたサイトはDIYハックを紹介して楽しむチャンネルで、この記事もスポンサードされているなどガジェットのプロの方が制作されたものです。
よって一般の方、あるいは良い子の方は
最悪火災、火傷や感電の危険もありますのでマネしないでくださいネ!

YoutubeのDIY Perksのチャンネルに何と!EOS R5を水冷化して8K問題を解決する、という動画が公開されています。しかも単に水冷化するだけでは無く、その先の提案、、、じゃ無く追加ハックもご提示されているという素晴らしい内容の動画になっています。ちょっと長い動画ですが時間を掛けて見る価値があると思います。

発熱部の構造の確認

  • EOS R5で5分間撮影したところを、サーマルカメラでのヒートマップを確認したところ、後部のモニタプラスチックカバーのモニタ格納部右側の部分が極端に発熱していることが判った。
  • そこでEOS R5を分解したところDCDC電源基板の下にあるメタルプレートの下にメインプロセッサーがあることが判った。ここが発熱していた部分と一致している。
  • メタルプレートとプロセッサの間には熱伝導パットが貼られていて放熱されており、かなりの熱を発しておりそれが後部のプラスチック部分に伝わっていた。
  • しかしこのメタルプレートは、DCDC電源基盤の後部にありボディ側に十分に熱を伝える構造にななっていない。
  • プロセッサー基板をサーマルカメラで撮影するとポットスポットは85度に達していた。また基板周辺部は82度に達していた。

EOS R5を水冷化すると8K熱停止問題はどれだけ改善できるかの検証

  • そこで、この発熱部分を水冷化することを考えた。
  • 電源基板を避けて熱伝導させる銅板プレートを作成し発熱部に付けその先に水冷ブロックを付けた。
  • 接続する水冷システムはコンピューター用の水冷ユニットで、小型のラジエーターにチューブで接続され水を循環させている。
  • このプレートをプロセッサーに冷却コンパウンド(グリース)を塗り直接取り付け銅板メタルプレートに密着させた。
  • この状態でテストしたところ20分を経過したところで熱停止してしまった。しかし内部はやや発熱しているに過ぎず冷却されているにも関わらず発生してしまったのだ。
  • このことから、これまでネットで言われているように温度では無くタイマーで停止させていると同じかもしれない。
  • 次に発熱問題を改善したファームアップを適用することにした。
  • これでテスト撮影を開始し数分後にで水冷ブロック部は70度に達したが、水を流した直後すぐに30度以下に冷却されていることを確認できた。
  • 更にこのシステムでは4時間を超えても熱警告無しで撮影出来ることを確認出来た。事実上時間制限なしで撮影出来ることが可能になった。

ヒートシンク化して実用化へ

  • しかし、このシステムではカメラとして実用は出来ない。
  • そこで、より放熱効果が得られるようにより厚い2mmの銅板を加工しオリジナルのメタルプレートと同じ形状のプレートを作成した。
  • そしてその先に延長し電源基板を避る形状のヒートシンクプレートを追加した。
  • このプレートに周辺配線に対する絶縁対策を施した上で、プロセッサーにグリースで密着させ装着した。
  • 延長したヒートシンク部に更に熱パットを貼り付けボディに熱を伝導させるようにした。
  • これで、ボディパネルは元のカメラとして使えるように取り付けることが出来た。
  • テストを行うとヒートシンク無しで25分→ヒートシンク付き39分という結果になった。
  • 更に、クールルームで室温15°に撮影して撮影すると1時間以上の連続撮影が可能になったのを確認した。
  • この状態で後部のプラスチックプレートの温度は50度以上になっていた。

オリジナルヒートシンクの効果を更にアップさせる為にファンを追加

  • 更にeBayなどで販売されている放熱ファンをカメラ後部に銅板プレートを作成した上で三脚穴に取り付けた。
  • 銅板はボディ後部に密着しているのでヒートシンクとなる。
  • 結果更に8K動画撮影の安定性は向上した。
  • 更に取り外しが可能であるので使い勝手も良い。
  • このファンによって、室温が高い場合でもかなりの信頼性を向上させることが出来た。

3Dプリンタで冷却アダプタを作成

  • 更に、3Dプリンタでカメラ底部に取り付ける冷却ファンとバッテリーが内蔵された冷却アダプタを作成した。
  • これは強力な冷却手段とはならないが、冷却アダプタを取り付けたままでバリアングルモニタも閉じることができ使い勝手と冷却性能の総合的なバランスも良いと思う。

この動画はEOS R5を分解し水冷化するという画期的な検証を行い、更にその結果を踏まえてスマートな改善策まで創出するという素晴らしい内容だと思います。

画期的な8K撮影機能が搭載されたEOS R5が発表された直後に、熱問題によって撮影時間が限られてしまうということで一部のマニアの方がかなり問題視されていました。

そしてネットでは様々な検証やレビューが行われていましたが、どうやらこの熱停止制御はタイマーで制御されているのではという話が出ていました。これは今回の動画でも同様の結果が出ているようです。

キヤノン EOS R5の8K発熱問題、実際には起こってない?可能性を検証(EOS HD)

その後、8K撮影時間問題が改善されたファームアップが行われました。
これもネットのレビューではタイマーでは無く内部の温度センサーの情報から制御され適切な撮影時間になっているということが判ったようで、今回の動画でも水冷システムで冷却すれば事実上無制限の時間で撮影出来るようになったようです。

そして、もしCanonが今回の動画のようにヒートシンクを使ってボディなどに熱を伝えるような設計をしていたら問題は発生しなかったのではという意見もあるかと思います。
しかし、この検証結果を見るとボディ表面が50度以上の温度になってしうことが予測されます。金属ボディにすると更に凄いことになりそうですね。
で、この温度に達すると低温火傷は勿論、本当に火傷するレベルに近くなる筈です。
残る手段としては、S1Hのようにファンを使うことも考えられますが、EOS R5のようなスチルも重視したコンシューマー向けの製品ではそれも大くなったり高価になるなど商品的には問題がありそうですね。

まぁどうしてもこのカメラで15分以上の8K撮影をされたい方は、ヒートシンクを追加する改造を行い、ファンを付けるのが良さそうですが、そうすると今度は大容量メディア問題が発生しするでしょう、、、、、というか素直にシネマ機を購入しなさいということかもしれませんね。

こんな製品も発売されていたということですが、、、

TILTA がCanon EOS R5用のアクティブクーリングシステムをリリース

Canon EOS R5 MarkIIではおそらく8K動画撮影時間も長くなっていることでしょうし、楽しみですね!

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