Tony & Chelseaさんが、2021年のカメラと業界を予測する動画を公開!フラッグシップ機Canon R1は?Nikonはどうなるのか?
チャンネル登録者数 144万人を誇る米国の写真家でありご夫婦でのVloggerでもある Tony & Chelsea Northrupのチャンネルが2021年出るカメラを予測する動画をアップされています。
このチャンネルではこれまでもカメラやカメラメーカーへの深い分析や的確なレビューそしてカメラ業界の予測等も行われていますので、今回も来年出るカメラを占う上でも非常に参考になる動画だと思います。
OLYMPUS
- JIPにカメラ部門を売却した。
- JIPはSONYのラップトップ事業も買収していたたが、カメラに精通しているわけではない。
- よってOLYMPUSに対して今後何をやるのかが心配である。
- 2021年に新カメラが出ることになるがOLYMPUSをブランドとはせず、OMDカメラがブランドされることになるだろう。
- 野生動物向けカメラメーカーになるなのか?或いはベーシックなカメラメーカーになるのか?が判らない。
- 現在のOLYMPUSは野生動物撮影に注力しており、それは収益性の高いセグメントである。
- 同時のこの分野は多くの研究開発の継続が必要でかなり難しい分野でもある。
- しかしJIPはOMDの3文字ブランドで中国製のように安価なカメラにしたい筈だ。
- PENカメラも新機種出すことになるだろう。
SONY
- α9IIIが出るだろう
- 予測スペック
- 4500万画素
- 8K
- 25コマ/秒
- α7SIIIのボディ
- 価格は4500ドルと予測
- ライバルのCanon R5が8Kビデオモンスターとして生まれたので、これに対抗するために8Kが搭載されることになるだろう。
- フィリップタイプのスクリーンを備える為に、α7SIIIのボディが使われる。
- 美しいEVFも搭載される。
- SONYは静止画の連射速度を向上させる手段を見つけようとしている。
- 20コマ、25コマ、あるいは30コマ/秒あたりでも、ブラックアウト無しでの連射が出来るようになることを期待している。
- ローリングシャッター問題を解決してくるだろう。
- 予測スペック
- α7IV
- 予測スペック
- 3000万画素
- 4K/60p
- 20コマ/秒
- α7SIIIボディ
- ローエンドのEVF
- 価格は2500ドル
- CanonがR5とR6を成功させていることから、SONYはその対抗としてα7IVを出す筈である。
- 価格はR6をターゲットにして2500ドルとなるだろう。
- 予測スペック
- 低価格のフルサイズミラーレスカメラは?
- SONYには競合の、1200ドルのZ5、900ドルのCanonRPに対する機種が無いのが心配だ。
- よって下位機種としてα5のようなものを出すことを期待したい。
- これはフルサイズで1500ドルあたりが望ましい。
- APS-Cを搭載したローエンド機よりも安価なフルサイズ機の方が良い。
- レンズロードマップ
- 2021年出るレンズの予測
- 35mm F1.4GM
- 16mmF1.8GM
- 85mmF1.2GM
- 彼らはCanonが得意とするF1.2に対抗しようとしている、おそらく50mmF1.2も出すのではと予測している。
- レンズは重要であるのでSONYはCanonに対抗する為には更にレンズを開発する必要がある。
- Canonの800mm 600mmF11を出したがSONYにも低価格の望遠レンズを出すことを望みたい。
- Canonのようにスポーツや野生動物撮影を手頃な価格で実現できるようにして欲しい。
- SONYはこれまでもCanonがやることに追従して対抗している。
- 2021年出るレンズの予測
- SONYのドローン
- 現在撮影用ドローンと言えばDJIとなっているが、SONYはそれに対応してまずプロ向けのドローンから出すことになるだろう。
- その後2022年か2023年にはコンシューマー用のドローンを見ることが出来る筈だ。
- 私は空撮はDJI、その他の撮影はSONYのカメラを用いているので、カラーサイエンスとコーディック作業の違いに悩まされている。これが解決できるとすれば理に適っている。
- クラウドサービス
- Canonが既にクラウドサービスを展開している、またSONYはスマートフォンも作っているので理に適っていると考えている。
- カメラで撮影した写真はネットワークを介してすぐに保存され、あなたのPCやGoogleやAdobeCCに同期させることが出来るようになる筈だ。
Nikon
- D880
- 予測スペック
- 4500万画素
- 4K/60P
- 10コマ/秒
- 価格は3900ドル
- D850は非常に成功したカメラであり、誰もがこのカメラを愛していた。
- 現在でもこれがベストな一眼レフカメラであると考えているし、今でも良く使っているのでD880で更に改善したカメラを望んでいる。
- 唯一D850での欠点であるライブビューは酷いのでZ7IIのそれを適用してほしい。
- 予測スペック
- 問題は、Zマウントのカメラはまだ彼らが思った通り離陸できていないことだ。
- 人々は未だNikonのデジタル一眼レフカメラを購入している。
- 他の人と話すとD500の後継はどうなるのかとか、D850はどうするなどミラーレスカメラには興味が無いのだ。
- D850ユーザーは新ミラーレスシステムに失望しているようだ。
- Nikonは収益的な問題に直面しているが、ブランド価値はまったく失ってはいない。
- また、大切な顧客も未だ失っていないし彼らは未だ信頼し今後を楽しみにしている筈だ。
- 私もNikonがこれから素晴らしいカメラを出すことに希望を持っているし信頼している。
- D580
- 新Fマウント機へ期待するならば根強い人気のD500の後継機としてD580もということになる。
- 予測スペック
- 2000万画素APS-C
- 4K/60p
- 14コマ/秒
- 価格は2500ドル
- おそらく2000万画素センサーとなるが、2400万画素になる可能性もある。
- 14コマ/秒で、スポートや野生動物に特化したカメラにしてほしい。
- 価格は当初2500ドルになるだろうが、D500は毎年価格を下げていた。
- このようなカメラは望まれているもので、購入出来る層には理に適っている価格だと思う。
- Vlog向けのフルサイズミラーレスカメラ
- SONY、LUMIX、Cano等他社がやっているように彼らが参入すべき市場の1つである。
- そしてそれはすぐに容易に出来るものであると考えられる。
- 実現するにはVロガーとすぐにでも話しを始める必要がある、
- 適切なフィリップタイプのスクリーンを搭載し、Vloggerの仕事をやる為に必要な要素を揃える必要がある。
- 2020年にYoutuberが文化を変化させていることを示している。
- 自宅でコンテンツを作成し、自撮でのAFが出来るカメラが必要となっている。
- ちょっとしたことでこの巨大なマーケットに参入出来る。
- このトレンドは2021年も続くので、彼らはそれに取り組んでいるに違いない。
- これを嫌う人もいるかもしれないが、この流れは止めることが出来ないものである。
- 人々はこれで多くのお金を稼いでいるのである。
- 新レンズ
- 2021予測レンズ
- 85mmF1.2
- 100-400mmF6.3
- 200-600mmF8
- 400mmF2.8
- 600mF4
- 多くのプロが対象となるので、Canonに続いてF1.2単焦点に応える必要がある。
- SONYとNikonは85mmF1.2を出すだろうし、50mmでも対応する必要がある。
- 100-400と600mmを出せばすぐにスポーツや野生動物の撮影に対応出来るだろう。
- 2021予測レンズ
- Nikonの消滅はあるのか?
- 2021年にそれが起こることは思えないが、そういう話が出はじめることになるかもしれない。
- NIKONがカメラに固執するのであれば、利益を出す必要がある、しかし公開されてる財務報告ではビジネスをシフトすることになる。
- 既にカメラ部門は多くのコストを削減してきた。
- OLYMPUSがそうしたようにNikonが他の会社への売却を準備している可能性もある。
- 2021年にはそのような噂が出ることになるだろう。
- 利益は出せる筈で、その為に幾つかの選択肢を比較検討している中には他の会社と話をしているのも含まれているのだろう。
FUJIFILM
- 大好きなブランド。XT4は最高楽しめるカメラである。
- GFX100Sの噂が出ている。
- 現在はGFX100があるが、高価で大きすぎる。持っていると不快になるくらいなのにボタンはおまけのように小さい。
- 彼らはこれを合理的なサイズに縮小するつもりだろうが、レンジファインダースタイルようりも真ん中にファインダーがある一眼レフスタイルにする方が合理的である。
- XH2
- XH1を更新すると予測する。
- XH1は一眼レフのようにスポーツ撮影を主軸とするカメラだったが、Vloggerにとっては最高のものではなかった。
- XH2は高性能かつ長時間のバッテリー性能を持つことになるだろう。
- XT4よりもゴージャスなコントロール系を持ち、1日中持っていたくなる程のものになるだろう。
- プロ向けとしてかなり適しているカメラになる。
- 新レンズ
- 2021年に出るレンズの予測
- 50-140mm F1.8
- 16-35mm F1.8
- 今年は50mm F1.0を発表したように来年も刺激的なレンズが出ることになるだろう。
- フルサイズのようなボケを実現できるF1.8ズームを出すことになる。
- 2021年に出るレンズの予測
- ファームアップ
- 他社の瞳AF対して劣っているので、ファームウェアデートも行うべきである。
- これまでFUJIFILMのカメラをレビューし不満を言った直後に彼らはファームアップで対応していた。
- 来年もそうすることになるだろう。
Panasonic LUMIX
- 今年は良い意味で驚かせてくれたので2021年にも期待している。
- 来年最も興奮することになるのはGH6だろう。
- GH6の予測スペック
- 4500万画素
- 8K/30
- 20Fコマ/秒
- DFD?
- 価格は3000ドル
- R5が出たことで他のメーカーも8K市場に参入する必要性を感じているだろう。
- SONYには8Kのマイクロフォーサーズセンサーがあるのでこれを使って8K/30pを実現することになる。
- GH6は動画品質も良い筈だが、加えて良いスチルカメラでもある筈だ。
- 20コマ/秒や30コマ/秒の高い連射性能は、DFDのせいで制限されるものになる可能性がある。
- 私は動画でDFDのAF性能に満足したことは無い。静止画では良いかもしれないが動体を追跡するにはS5でもAF性能が不足していると感じた。
- 彼らは位相差検出に対応すべきであると考えているが、2021年にそれが実現するようには思えない。
- GH6は高価なマイクロフォーサーズカメラになるが、支持者は間違い無く賛成するだろう。
- GH6の予測スペック
- S1II、S1RII
- おそらくスペックはあまり変わらないがより多くの処理能力を備えるカメラになる。
- そして、やや小型化されより人間工学を向上させる。
- S6
- 予測スペック
- 価格は1500ドル
- 1200万画素フルサイズセンサー
- 4K/60p
- フィリップ液晶
- Vlog向けカメラ
- NIKONと同じく、PanasonicもフルサイズのVlog向けカメラを出す必要がある。
- 2000ドルよりも安価にして欲しい。
- CANONは900ドルでそれを実現しているが、PanasonicはS6にローエンドの1200万画素センサーを搭載することで1500ドルに出来ると信じている。
- 動画中心のアプリケーションを適用し、4K/60pとフィリップスクリーンを搭載すれば良い。
- しかし独自のセンサーを持たないことでそれが実現出来るかどうかはわからない。
- 予測スペック
- Lマウントレンズ
- 更に多くのLマウントレンズが出てくるだろう、何故ならことが最も大きなウィークポイントだからである。
- 特に、スポーツや野生動物の撮影に適したレンズが無い。
- しかし、このシステムでこのようなジャンルに注力するとは思えないのも事実だ。
- VlogやビデオでS5では感銘したテクノロジーが搭載されていた。そのような項目に注力した開発を続けて行くと思う。
- 確かにフォーカスシステムからすると望遠レンズは適していないのかもしれない。
Canon
- 2020年に続いて2021年も業界を引っ張ることになるだろう。
- CanonRC
- 予測スペック
- 価格は800ドル
- 2000万画素
- コンパクト
- フィリップスクリーン
- EVF無し
- 私はフルサイズミラーレスが500ドルになるには5年かかるだろうと予測していたが、コンパクトで900ドル以下でCanon RCが出るという噂が出てきた。
- これは2000万画素のセンサーで実際は700ドルあたりになると思われる。
- フィリップスクリーンだが、EVF無し、そしてカードスロットは1つならそれは可能であると考えている。
- 予測スペック
- このような低価格のフルサイズカメラには大きな需要があると考えられる。
- 子供向けや家族向けに購入出来る価格のマジックナンバーは500ドルである。
- なぜ平均的な人が500ドルと思っているのかは判らないが、今ではiPhoneが1200ドルとか1500ドルと非常に高価になっているのが現実なので500ドルのカメラも難しいのかもしれない。
- Canon R II
- 予測スペック
- 価格は2000ドル
- 3000万画素
- フィリップスクリーン
- 10コマ/秒
- 4K/30p
- 900ドルのRPと2600ドルの中間に位置するカメラになるだろう。
- α7IIIの対抗となり、フィリップスクリーンと10コマ/秒の連写性能となる。
- デュアルカードスロットは必要だろう。
- 予測スペック
- Canon R5S
- 予測スペック
- 価格は4900ドル
- Q1 2021
- 9000万画素
- ピクセルシフトで3億画素
- フィリップスクリーン
- 動画性能は限定したものになる
- 予測スペック
- 画素数大好きにな人とっては堪らないカメラになる。
- Canon R1
- 予測スペック
- 価格は6000ドル
- 2000万画素
- 30FPS
- 大型の防滴ボディ、1DX用バッテリー
- 4K/120
- ブラックアウト無しで、最小限の遅延
- 1DXシリーズのミラーレスバージョンをついに発表することになるだろう。
- R5の時点で素晴らしいAF性能に到達し、更にブラックアウト無しで、殆どラグを感じさせない感覚で撮影出来るようになる筈だ。
- 一眼レフカメラを完全に置き換えるミラーレスカメラとなる。
- 1DXスタイルの大型ボディだがおそらく少し小型化されるだろう
- スクリーンは固定で、防塵防滴となる
- 1DXと大型バッテリーが搭載されるだろう。
- 予測スペック
- 新レンズ
- 2021年出るレンズ予測
- 35mmF1.2
- 400mm F2.8
- 600mm F4
- 2021年はフルサイズミラーレス用のレンズのランナップが更に拡充することになる。
- 今年はコンシューマー向けのレンズが出ていたが来年のCanonRのレンズはプロを興奮させるようなレンズもラインナップさせることになる。
- 2021年出るレンズ予測
- バッテリー性能はどうなるのか?
- CanonR5が大好きであるが、SONYよりもバッテリー性能が短い。よってファームアップなどでこれを改善して欲しい。
- おそらく80%くらいの確率でこれは実現するだろう。
- クラウドサービスの進化は?
- より簡単にすべての写真をすぐにアップ出来るようなフレームワークに進化してほしい。
いかがでしょうか?
Tonyさんの予測はこのようになりますが、その中でもちょっと心配なのはNikonのお話ですね。
先日も、これからの生き残ることが出来るカメラメーカーの予測した記事をアップさせていただきました。
共通する予測は、来年Nikonのカメラ事業の経営が前者の利益に貢献する結果にならなければ身売り論も加速してしまうということですね。
その一方で、Nikonは圧倒的なブランド力を持つカメラメーカーですので、上手く舵取りすれば、或いは適切な事業レベルまで縮小すればカメラメーカーとしてやって行けるということなんだと思います。
来年の主軸はCanon vs SONYとなると思いますが、Nikonも進退をかけた素晴らしい製品が出れば良いですね!
ピンバック: 2022年に登場するカメラを予測(Tony & Chelsea Northrup) | Dmaniax.com