先日、木星と土星が大接近するという世紀の天体イベントということで、世界中の写真家の方がその瞬間をご自身のデジタルカメラのフレームに収められたと思います。
そんな天文写真もここ最近は高性能レンズと高感度のデジタルカメラになって量産されている中、オーストラリアの天文写真家であるJason De Freitas(ジェイソン・デ・フレイタス)氏は、木星と土星の間をISS通過するという奇跡の1枚を収めることに成功したということです。
Last night, photographers and stargazers around the world were treated to the Great Conjunction, a event in which Jupiter and Saturn appeared closer to each other in the sky than they have for hundreds of years.
Via : PetaPixel – Photographer Captures ISS…
その素晴らしい写真はInstagramにも公開されています。
フレイタス氏はISS国際宇宙ステーションの軌道が木星と土星の間を通過することを発見。
綿密な計算と計画の元、ご自宅からクルマを1時間走らせたオーストラリアのニューサウスウェールズ州にあるジェロールックアウトで現地時間の午後9時54分頃に撮影。
木星と土星、さらにISSの軌道に加えて美しい三日月をフレームに収め!
更に!それは何と中判の銀塩フィルムに収められたということですね。
使われたカメラは PENTAX67で、レンズはTakmar 600mm f/4、フィルムはFUJIFILM PROVIA 100F。
これで10秒間の露光撮影をSkywatcher NEQ6赤道儀に搭載して行われたされたということです。
また、同時にNikonD750にTamron70-200mm f/2.8 でその模様を動画に記録されYouTubeにアップされています。
ジェイソン氏は銀塩フィルムでの天体撮影の専門家ということですが、木星&土星&ISSだとちょっと寂しいところを三日月まで入れたのは流石プロの仕事ですね!
そしてこれはまさにワンアンドオンリーな世界でたった1枚の貴重な“写真”(銀塩写真)ということですね。
そしてこのプリントはジェイソン氏のウェブサイト経由で購入することができます。
皆さんもどのような写真を撮影されたでしょうか?
私は寒くてステイホームしていました(^^
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