キヤノン EOS Mシリーズのカメラとレンズは本当に今年消滅するのか?(CW)
少し前から、今年CanonがRFマウントのAPS-Cボディを発表するという噂に加え、となるとEOS Mシリーズが消滅?という噂が流れていましたが、CanonWatchがそれを冷静に分析した記事をアップしました。
We have some news about the imminent dead of the Canon EOS M lineup. It’s not going to happen.
Via : CW – DEAD OF CANON EOS M SERIES “NOT …
- Canon EOS Mシリーズの消滅が差し迫っている件について我々は幾つかのニュースをえた。あるソースによれば、Canon EOS Mシリーズを廃止は“すぐに起こることではない”ということだ。
- ただ、EOS Mカメラとレンズの生産は減速させて行く可能性はある。
- その理由は、パンデミックによる部品供給問題に加えてCanonがEOS Rシステムを優先させていることが要因にになっているということだ。
- これまでの噂については疑いの余地は無く、他のソースからも同様のヒントが得られていた。
- それを踏まえてた上で自問するとCanon EOS M50のようなAPS-Cセンサーのベストセラーなカメラを果たして消滅するのは現実的なのか?ということである。
- EOS Mシリーズの消滅がすぐに起こるという噂は、その他の大雑把な噂を促進させることに使われる。
- それはCanonがAPS-CセンサーのEOS Rモデルをリリースするという噂だ。
- 一方のCanonは未だにクロップやAPS-CセンサーのEOS Rを販売すると明言していない、加えてAPS-Cセンサー専用のRFマウントレンズを作らないことは明言しているということに対するものだ。
- ところが、それに対してちょっと違和感があるのが一眼レフにはEF-Sレンズをを作っていたということだ。
- APS-Cを核とする技術は開発者にとってもユーザーにとってもフルサイズより安価になるということを留意して欲しい。
- APS-Cカメラを構成するAPS-Cイメージセンサーの製造プロセスはフルサイズよりも安価になる、またレンズも含めて安価である。
- これは一眼レフでもミラーレスでも同様である。
- APS-Cは望遠レンズもより長くなる。これはEOS 7Dが野生フォトグラファーに人気になる理由である。
- APS-Cはカメラのサイズが小型になるのも多くのユーザーが歓迎することだ。
- 結論として我々はCanonはEOS Mシリーズを消滅することはしないと考えている。
- すぐにそれを行う合理性は無いが、仮にCanonがAPS-Cセンサーを搭載したEOS Rカメラ(更に専用レンズも準備する)を出した時に現実化することも考えられる。そしてそれは多分起こる筈だ。
- 2021年にそれが起こることは無いが、今後5年の間にそれは起こるだろう。
少し前に、海外でAPS-CのEOS Rが開発されており=EOS Mシステムを消滅させるという噂が出ましたが、流石にこれは先回りし過ぎた過剰反応が起こっていると感じていました。(のでご紹介を躊躇っておりました)
OLYMPUSが JIPに買収された時も、海外ではOLYMPUSのカメラが今後消滅という亭の話になっていましたしね。
今回のCanonWatch記事でも示されているように、Canonが仮にEOS Mシステムの開発を止めていたとしてもわざわざそれをすぐにリリース必要は無い筈です。
特に日本ではKissブランドがありますので、パパ・ママ用の運動会カメラとしてシェアのトップを稼いでいます。
そのような用途ではレンズも現行で十分ですので、開発投資を行わないでも数年間丸儲け(^^となるのは美味しいと思います。
ただ、確かに5年後にパパママが運動会カメラを購入するかは判りません。
そうなる時にKissとEF-Mマウントの役割は終わることになると思います。(海外ではより早く役割を終えるかもしれませんが)
またそうなったとしても、カメラ玄人な方がEOS Mの消滅に苦言を言われる方もいらしゃらないと思います。
となると、Canonがフルサイズミラーレスカメラに完全に移行するまでの間に、EF-Mマウントを利用したという戦略は当たっていたということになりそうですね。
とりあえず今年はAPS-CのEOS R7の登場を期待したいですね!
ピンバック: キヤノンがAPS-Hセンサーを搭載したプロトタイプ機が存在している???(NEWCAMERA) | Dmaniax.com