米国FUJIFILMの公式YouTubeチャンネルにとんでもない動画がアップされました。
それは先日発表された中判ミラーレスカメラGFX100Sのリーク問題を題材にした動画だったのです。
思い出せば2010年にAppleの従業員がカリフォルニアのレッドウッドにあるバーにiPhoneのプロトタイプ機を忘れ、スクープニュースサイトがそれを拾った人から高額で買い取ったことが判明し裁判となった歴史的なリーク事件に発展したことを記憶に残されている方も多いと思います。
このFUJIFILMの動画では、なんとAppleを彷彿させるような出来事、ハワイのオアフ島に発売前のGFX100Sを持って撮影に出た社員(アロハシャツとレイをつけてバレバレ)が、朝食ビュッフェの際にGFX100Sを置き去りにしてしまい、それを入手した脅迫者がFUJIFILMに連絡して来たことで緊急会議となるというシーンから始まります。
脅迫者の3人は、撮影されたプロモーション画像や、社員のプライベート写真を削除して脅したことで、リーダーは屈服して要求を呑みましたが、犯人の要求は何と、、、、GFX100Sカメラを5999ドルで販売しろということだったのです(^^
この時点でGFX100Sはその価格で販売されることが決定され、しかも既に価格情報までリークしていましたよーっていうことで丸く?収まったということですね!
もうメチャクチャですが、この動画を取り上げたPetaPixelは、1月27日のX Summit GLOBAL2021の前に起こった製品の盛大なリークを皮肉った内容だと分析しています。
As part of its launch for the GFX100S medium format camera, Fujifilm has published a commercial that pokes fun at the idea of “leaked” tech products.
Via:PetaPixel – Fujifilm Pokes Fun at ‘Leaked’ Cameras
この動画、米国ならではのジョークで処理してしまうのが流石といったとこでしょうか?
日本の企業では考えられないユニークな対応ですね。
或いは、一連の流れはこの動画の為のストーリーだっ、、、、、、いやそんなことはあり得ませんね!
いすれもしてもこれはプロモーション動画(自虐的?)ということですので、おそらくカメラ史上でも画期的なCM動画の1つになったのは間違い無いと思いました(^^
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