OMデジタルソリューションズの片岡CTOが年内に驚くようなオリンパス新製品を出すことを明言(AERAdot.)
AERAdotのサイトに写真家の赤城耕一先生がさんがOMデジタルソリューションの片岡摂哉CTOにインタビューされた記事が掲載されました。
インタビューは前編と後編に分かれておりかなり興味深い内容となっています。
カメラの「オリンパス」はどうなる? 写真家・赤城耕一が新会社を直撃!
Via: AERAdot. 前編
オリンパスブランドは当面継続する
- カメラのブランドは当面は「オリンパス」でいく。
- ずーっとやって行くかは考えたい。
- お客様に不安を与えるようなブランドチェンジをするつもりは無い。
新会社としてカーブアウトした理由
- 背景はカメラ市場の縮小があり、収益を出すためには構造改革が必要になった。
- オリンパスのモノ作りプロセスは医療機器メーカーのものになりカメラ市場の変化に合わせた構造改革が出来ないと判断した。
- オリンパスから独立して、自分たちの差配でいろいろなことをできるようにしたほうが事業を続けられる。
- 社員はこれまでの事業部の約半分、グローバルで2000人、国内は約280人。
- ベトナムにも製造の新会社を設立。
新生「オリンパス」が目指すカメラとレンズの新製品とは? 新会社幹部に聞く。
Via: – AERAdot. 後編dot
カメラ市場の動向
- 写真は、趣味として価値を持ち続け、価値も人もなくならない。
- カメラ市場が趣味層向けになると、メジャーブランドとその他に分かれて行く。
- 生き残る製品は、こういう写真が撮りたいという要求に応えてくれるいちばんいいシステム。
マイクロフォーサーズを続けて行く
- シェアナンバーワンになったのはマイクロフォーサーズシステムが必要とされている証である。
- マイクロフォーサーズセンサーは、開発費を出してセンサーを作ってもらうのでこの先の供給も心配ない。
レンズがキモ
- 映像事業というのはレンズがキモなので、光学設計者には新会社にけっこう来てもらった。
- カメラシステムを差別化して行くのはレンズである。
- ボディー単体のサイズだけで競っても、あまり差がつかない。
- フルサイズでやろうとすると実現できない製品をつくっていく。
- 撮影シーンが変えるとこまでを考えたレンズを企画していきたい。
今年も複数の新製品を出す
- PEN-Fみたいなカメラの可能性もある。やるとすれば適正な値段で売る。
- 趣味性が高い製品を安く売ると利益が出ない。数は出ないが数量は固いので見極める必要がある。
- 年内に1つだけの製品ではなく、皆さんが「おー」と声を上げるような製品も含まれている。
赤城先生のインタビューを読んでOMデジタルソリューションがOLYMPUSから独立した理由がよく判りました。
カメラ市場が縮小する中でメーカーもそれに合わせて、低コストで小回りの効く体制に変化することが必要だったということですね。
その上で必要な経費を掛けた上で黒字化すれば事業は継続できるということですが、ある意味コロナ禍で写真業界もボトムとなりそうな2020年にそれを実行出来たのは良いタイミングだったのかもしれませんね。
そして、今年も継続して驚くような新製品を出して行くという宣言されたということで期待が盛り上がリます!
CP+2021のOLYMPUS LIVEは片岡CTOのセッションから幕開けということになりますので一体どのようなお話が聞けるのか楽しみになって来ました。
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