タムロンが2020年12月期決算を発表、大幅減ながらも利益を確保
2月9日にTAMRONが昨年の通期決算の結果を発表しました。
カメラ需要の低迷とコロナウィルスのダブルパンチによって150億円の減収となり、国内工場の閉鎖などの事態となりましたが、営業利益は7%を確保したということです。
ただ、下期は大幅に改善ということで明るい兆しも見えた1年だったようです。
売上はリーマンショック以来の500億円を切る結果ということで、TAMRONにとってはかなり厳しい1年だったようですね。
写真用レンズのセグメントは昨年より売上が減少し、利益も38%減少するという厳しい内容。
特にOEMの売上の現象幅が大きいようですね。ただ赤字に陥らなかったのは流石という感じですね。
2018年はミラーレス用レンズ1本、2019年は3本で、2020年は売上大幅減にもかかわらず4本をリリースした一方で一眼レフ用レンズは一本も出さなかったということですね。
TAMRONは今後ミラーレス用レンズに集中する筈です。
レンズセグメントは、ビデオカメラ、コンデジやドローン用の組み込みレンズのビジネスのようですが、売上は昨年の約半分と著しい減少で営業利益は赤字となってようです。
ドローンにもタムロンのレンズが採用されているようですが、流石に世界中でロックダウンの中ではドローンは厳しいようですね。
そして、今年の計画ですが、写真事業は市場の回復を見込んだ数字になっています。
更に新中期計画を発表。
ミラーレスへの集中注力でラインナップを倍増ということですので更に新製品ラッシュが予想されます。
スマートファクトリー、自動化など最新の生産体制への移行を推進するというのも注目ですね。
結果2023年は写真事業は2割増を計画しているということです。
ということですが、TAMRONの決算発表後前日から株価は下がりました、今後に期待ということですね。
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