2021年にフォトグラファーがより収入を得ることが出来る7つの方法（Zdenka Darula）

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4年前

YouTubeで8万人のフォロワーを抱えるカナダのフォトグラファーZdenka Darula さんが、コロナ禍において収入が激減しているフォトグラファーが2021年より収入を得る為の7つのヒントとなる方法の動画をアップしています。

はじめに

私もファッション、ウェディング、教育、ポートレート、イベントなどの撮影を行なっているが、昨年これらの仕事の依頼は残念ながら全てキャンセルとなった。
そこでこの7日の間、このような状況で写真家として収入を得る7つの方法を考えてみた。
これらは単独では無く複合的に検討する必要があると考えている。

1. ストックフォト

2007年からストックフォトの為に撮影を続けており、最近は動画の撮影も行っていて、私のストックフォトはもう十分過ぎるほどになっているが、ある程度の継続的な収入が得られている。
これを成功させるには、どのような写真が要求されているのかの戦略が必要である。SNSやニュースに様々なヒントが流れている。
- これらの最新の会話でのトピックは何なのか。最新のニュースは何なのか？SNSで何が議論されているのか？
- 医療関連、移動しなくなったことで減量したいなど、など、ロックダウンの状況で要求されるものが変わってきている。
- 自宅からアクセスする料理教室の需要など人々が関心しているものを探す為に、様々なSNSやビジュアルトレンドを監視している。
最近スマホのカメラの性能が向上し、それを使う新々のフォトグラファーが台頭しているのも認めるが、フラストレーションが発生することもある。
- それらの写真の中にはフォーカスが甘い、階調が取れていないなどの問題も多く、ストックフォトで良い写真を得る方が簡単で早いという需要がある。
- 私は、これまでのウェディング、教育、ファッションで得たスキルを活かした写真を登録している。
ただし本当に正直に言えば、ここ数年ストックフォトをアップしていない。その理由はYouTubeに時間を費やしているからだ。
- しかしストックフォトをアップロードしなくなった今ではゆっくりではある一方で多くの写真の支払いを合計すると毎月収入を得ることが出来ている。
そして、最近ではストック動画をアップロードも始めることを強く推奨する。写真と動画の両方から収入を得る可能性があるからである。

2. 不動産バーチャルツアー用写真

不動産市場は今本当にホットになっている。多くの人々が引っ越しているからだ。実際、私の近所も販売物件が見られるようになった。
不動産写真に対して高額の支払いは無いが、バーチャルツアーに対応することでより多くの収入を得ることが出来るようになる。
私はここ1、2年で、マニュアルモード撮影の方法、ISO、絞り、シャッター速度など、あっという間に学ぶことが出来た。
- 一眼レフカメラに超広角レンズと、スピードライトに拡散フィルタを取り付けて、安定した光量を得るなども行うようになった。
- 不動産のバーチャルツアー撮影に対応するには、素早いワークフローが必要で、それに対応する構図の重要性学ぶことが出来た。
- 細かいディテールに注意することも重要で、キッチンに掛かっているタオルの有無、トイレの蓋を閉めるとか、部屋の小型ランプを点灯させることで、ライティング条件を変化させるなど多くのことを学ぶことが出来る。
この仕事を得るには2つの方法がある。
- バーチャルツアーのフォトグラファーを探している企業に直接契約すること。
  - ここでは料金をフレキシブルに設定する必要があり、企業の予算も検討する必要がある。
  - また、移動時間、撮影時間からオフィスでの作業時間も含めて正当な価値を検討する必要がある。
- バーチャルツアーを提供している代理店と契約すること
  - もしあなたがポートフォリオを持っていない場合は、まず自分の部屋をまず撮影し、見せる準備をする必要がある。

3. 360度撮影

もしInsta360を持って入ればそれで効率良く稼ぐことが出来るようになる。自宅や会社からでもコンピューターさえあればオンラインにアップした360度バーチャルツアーにアクセスすることが出来るからだ。
家全体を撮影して公開することで不動産屋での効果的なバーチャルツアーを行うことが出来る。
従来の写真、360度画像、動画を組み合わせることで更に効果的なバーチャルツアーを訴求できる。
1人でこれら行うことが出来るようになれば、採用される可能性は高い。

4. ドローン

カナダではドローン飛行に対して非常に法規がますます厳格になってきた、そのような状況で利口な人は、もしテレビを見るような時間があるならば、オンラインでライセンスを取得することで、仕事を得ることが出来ると考える筈だ。
このライセンスはビジネスに役に立つので、まずは投資から行うべきであると考えている。

5. 商品写真

小規模〜中規模のビジネスでは彼らの商品を良く見せる為に常に良いフォトグラファーが探されている。
- まず、地元のビジネスをチェックし、そのウェブサイトを見てどのようなフォトグラファーが求められているのかをチェックした。
- 自分はその写真を打ち負かすことが出来る写真を撮影することが出来るのかを考えた上で、自分自身をプロダクトフォトグラファーとして企業にオファーした。
自宅で彼らの商品を高品質の写真で撮影し、ポートフォリオを作った。
- 既にWebサイトにアップされている商品写真を見て、そのバックグランド、ライティングを研究して、それを上回る写真を撮影することをトライした。
- それが出来たらならそれを、emailで送りwebサイトの写真に対し、どのようにしたかを伝えた。
更にそこから中規模のビジネスの商品写真家になるにはおそらく長い時間をかけて多くのコネクションを築くことが必要となる。

6. アートプリント販売

多くの人が、旅行が出来無くなり、その代わりに部屋をリノベーションするようになった。リノベーションによって壁や、新い空きスペースが生まれる。
スマートフォンの写真でも十分なのではという声も知っているし、実際私自身もスマホで撮影したカナダの素晴らしい風景を壁に飾っている。
しかし更に特別な風景写真、都市写真、そして抽象アート写真がある。
- これらはオンラインでも多くが公開されているが、キャンバスにプリントして装飾して販売する需要もある。
ただ有名な写真サイトでプリントを販売するのは実際難しい。
- 私はSNSを使ってフォロワーに対して、その販売を伝えている。実際私はFacebookを経由して販売している。

7. SNS向けカジュアルポートレート

ここ数年ブロガー、ファションインスタグラマー、モデルの方の野外撮影などからの問い合わせが増えている。
- スモールビジネスにおいても、プラットフォームを介してメッセージを伝えるには自然で躍動的で人生の背景を感じさせる素晴らしい写真が必要である。
SNSの世界でも最近はハイエンドで完璧な写真を求めるように変化してきていることを感じている。
- 多くの人はそれを自身で制作することは難しいので、私は地元の企業に、毎月それを更新することを提案した。
更に、現在それに掲載されることを望んでいる主にファッションブロガーの方から幾つかのemailを受け取っている。

おわりに

これらの7つの方法はビギナーの方に適していると考えている。
- 一方、業界のプロダクトフォトグラファー、ウェディングフォトグラファーなど経験を積んている方にも少し役に立つかもしれない。
多くの人は、まずYouTube チャンネルを立ち上げ、そこから収益を上げる方法を考えると思う、しかしそれが出来るようになるには長い時間が必要である。
- 私も2年前にそれをやり始めたが最初はYouTubeに集中するための時間を犠牲にした割には僅かな収入しか得ることが出来なかった。
新人のフォトグラファーが様々な仕事をやりながら、更に収入を得続けられることに役に立つことを望んでいる。

いかがでしょうか？

フォトグラファーは憧れの職業だと思いますが、それになり、更に安定した収入を得るようになるには競争率も高く、大変なことかと思います。

加えて昨年からのコロナ流行はそれを難しくしているかとも思いますが、そんな中で更にアクセス数が増えているYouTubeはより効率的かもしれませんが、最近競争率も高くなっており、特に最近これまでYouTubeとは一定の距離を置かれていた著名な写真家の方も多く参戦されるようになり、こちらも写真家として未だお名前が広まっていない方には厳しいエリアになりつつあるとも思います。

そのような状況だからこそ、新いジャンルの仕事にチャレンジされることで、更なる知識を得ることが出来ること、それに加えて空き時間を利用して勉強と工夫を重ねることで、豊な経験値と信頼が蓄積されるということですね。

今回このZenia Darulaさんが教えて頂いた7つの方法の動画も特別新いものでは無いかもしれませんが、それよりも時代の流れを常に読み取り、クライアントに方に対しいかに戦略的に理論的にアプローチして行くかというヒントもあったと思います。

というか、これはどの職業も共通することかとも思います。

Zenia Darula さんのウェブサイト