CanonRumorsによればNorthlightのサイトに、米国で公開されたCanonの視線入力の特許を取り上げ、かつてのEOS-3、EOS-5で搭載されていた視線入力AFが復活するのでは?という記事が公開されています。
Keith over at Northlight Images has uncovered a USPTO patent that shows eye-controlled focus for mirrorless cameras.
Via CR – Patent: The return of eye-controlled
視線入力AFについては、もう何年も多くのユーザーが希望されていた機能ですね。
数年前も同じような特許の話題が出ていたと思いますが、今回の特許は2019年に申請されたもののようです。
13a-fは赤外線LEDで瞳の照明のようです。
15は光学的なdividerと表記されていますのでこれはハーフミラーということでしょうか?
17はイメージセンサーで眼球を撮影しているということです。
で視線の計算をするのが次の説明図で、瞳孔の中心のズレから視線を割り出すようですね。
ズレの量を判断する方法として、眼球からの明度を判断するロジックということです。
ということで、このような透過ミラーを使って瞳をトラッキングする仕組みは、将来Canonのカメラに搭載されることになるのでしょうか?
ここ最近、人物や生態認識、そして高精度になった瞳認識、更にAIを組み合わせた被写体認識が進化して、視線入力のような仕組みを要望する声も小さくなったかと思います。
が、この特許情報では、たとえばパパママが兄弟のどちらにフォーカスしたいかなどの判断にも使えると書かれていますので、高精度のAFポイントを指定するか、それとも大きく被写体のオブジェクト認識に使われるのかの調整ができるようになっていそうですね。
ただ、私のようなオジサンになると、動体視力がついて行かない場合激しいスポーツなどでは逆に役に立たないとか(^^、或いは、レリーズする時は被写体のフォーカスよりもたとえば背景に通過するものに注目してタイミングを合わせる場合もあるので、上手く使わないと色々誤動作もしそうですので、いずれにしても使われる方の技量によるもので万能のAF方法では無いように思えます。
ただ、時代としてVR、MRなどのxRも流行っていますので、視線認識は更に重要な技術になりそうです。
tobiiのプロモーションビデオ
これまでもマーケッティングなどや、人間工学のテストなどで視線マップを得るようなデバイスもありましたが、もう少し大掛かりで下がここまでコンパクトになったことで、様々な機器に搭載されることができそうですね。
更に、関連するトピックとしてはCanonがもう何年もゆっくり(^^進化させているMRデバイスのMREAL S1の最新型が出たということもあります。
MRと視線入力を組み合わせるとリアル空間に存在するバーチャルオブジェクトでも分析が出来そうね。
話は脱線しましたが(^^今回のCanonの視線入力AFの特許は、かつての一眼レフのようなカメラを想定しているだけで無さそうで、将来の映像入力装置の技術を広くカバーするものになるのかもしれませんね。
近い将来テレビやスマホにも視線入力が搭載され、誰がどこ見ているかをリアルタイムで分析され送信されてそうです、、、、
というか、アマゾン調べてたら↓もう売ってました!!視線入力もう一般化されてます(^^