CIPAが4月のデジタルカメラ・レンズの統計を発表しましたので、観察してみました。
3月までの結果として、一応回復という読み方もできるのですが、特殊だった2020年を飛ばして2019年と比較すると、やはり落ち込んでいるのでは?ということです。
特に4月はカメラメーカーさんの掻き入れ期ということでどうなったんでしょう
デジタルカメラ全体 4月出荷台数
レンズ交換式カメラ 4月出荷台数
コンパクトカメラ 4月出荷台数
交換レンズ 4月出荷台数
うーん、やはりレンズ以外はせっかくの4月なのに前月比を下回ってしまったのが気になります。
ちなみに、2018-2019-2020年のCIPA統計の記事
こちらが、2017-2018-2019年のCIPA統計の記事
これらの記事を見ると、これまで1年のうち4月と9月/10月の2つのピークがあったのですが、今年それが落ち込んでしまいました。
しかしその一方で交換レンズこそ4月にやや上昇していますので私の勝手予測ですが、やはり世界的半導体生産不足でボディの生産が出来ないということでしょうかね。
一方でデジカメWatchさんはカメラ市場が2倍に回復という記事を掲載しましたので、それを読んでいきましょう。
世界全体の出荷金額は前月比で減少傾向となったが、昨年同月比では2倍超に回復。日本国内および、米州や中国向け市場では一眼レフカメラが好調を見せるなどの特徴的な動きもあった。
Via:デジカメWatch – 国内で一眼レフカメラ出荷台数が伸長。
全世界市場
- 前月比較
- 台数・金額ともに前月から後退
- 昨年同月比で見ると台数が137.1%、金額は214.9%
- 一眼レフカメラが伸長
- 台数が22万5,584台(前月比100.4%)
- 金額が98億5,873万6,000円(前月比117.4%)
- ミラーレスカメラは減少
- 台数27万640台(前月比85.0%)
- 金額278億6,021万4,000円(前月比89.2%)と前月から減
- 前年度比較
- ミラーレスカメラが大きく回復
- 台数が213.7%
- 金額が301.6%
- ミラーレスカメラが大きく回復
つまり、一眼レフカメラ絶好調で、ミラーレスカメラは単価が大幅に上昇したということですね。
国内市場
- 前月比、昨年比とも回復
- 一眼レフカメラが伸びている
- 台数は9,929台(前月比160.7%、昨年比223.1%)
- ミラーレスカメラ、レンズ一体カメラともに、前月比、昨年比共に回復
国内市場ではやはり4月の入学シーズンを迎えて前月比でも台数が増加したようですね。よかったよかった
国外市場
- デジカメ全体で台数が前月比で減少
- 北米
- 一眼レフカメラが好調、前月比を上回る
- ミラーレスカメラは前月比で台数が減少したが、前年比の金額では465.2%で大幅増
- 中国
- 一眼レフカメラが好調、前月比を上回る
- 欧州
- 各カメラ減少
- 一眼レフカメラの出荷台数がミラーレスカメラを大きく上回る
全地域で一眼レフの躍進が目立っていますね。
その一方で、ミラーレスカメラはやはり単価が大幅に上昇しているようです。
で、実感できる(^^国内市場を振り返って見ると、一眼レフカメラが前月比で`160%アップというのはもう絶対にPENTAX K-3 Mark III だけが貢献したとしか思えませんね!(^^
勝手に予測すると、一気に3000台くらいK-3IIIが上乗せしていると思います。
コンパクトデジタルカメラも前月比で売れているのが面白いですね。思い当たるフシとしてはSONY ZV-1 つまりVLOGCAMの人気がじわじわ上昇しているのではと予測しています。(他に発表されていませんよねここ1年)
また、世界各地で一眼レフが堅調であるのも面白いですね!
ということで、今のトレンドは一眼レフとVLOGCAMということでよろしいでしょうか!?
ちょっと心配なのは結局前月比で落ち込んでいるということなので、来月は大きく改善して欲しいですね!
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