ニコン Z6IIとZ7IIは9月のファームアップでZ9より前に3DトラッキングなリアルタイムAFが適用される?(NR)
NikonRumorsによれば、Nikon Z7IIとZ6IIが9月に公開されるファームアップでリアルタイムAFが搭載されることになるということです。
The rumored updates are expected to be out in September and will introduce new real-time tracking
Via:NR – Nikon Z6II and Z7II firmware updates
- Nikon Z6II及びZ7IIのファームウェアアップデートについてこれまでの記事でも言及していた。
- そしてこのアップデートの公開は9月になり、新リアルタイムトラッキングが紹介されることになるだろう。
- これはNikon Z9に搭載されるリアルタイムトラッキングシステムを簡素化したものとなるだろう。
- 現時点でその詳細は不明であるが、Nikonのハイエンド一眼レフカメラに搭載されている3Dトラッキングシステムに類似した或いは改善されたものになるだろう。
- 現在、SONYが唯一α6400やα9などからリアルタイムトラッキングシステムを採用しているメーカーである。
SONYのリアルタイムトラッキングAFは、AIベースの物体認識アルゴリズムによって被写体の様々な動きや変化を追い続けるAFシステムということで、現在はα7Cなどの最新モデルにも搭載されていますね。
一方の、Nikon のハイエンド一眼レフカメラに搭載されている、3Dトラッキングシステムも、選択していたフォーカスポイントで、(半押しなどで)AFを開始したままにしておくと、そこに被写体が入ってくると瞬時にAFのトラッキングが開始され、構図の変化に合わせてフォーカスポイントを自動的に切り換えてピントを合わせ続けるというシステムということです。
こちらがNikonによる3D Trackingシステムの説明。
そして、Nikon D6で拡張された、オートエリアトラッキング。
現在Z6/Z7に搭載されている「ロックオン追尾」は被写体を指定することでまさにロックオンするというシステムのようで、まず被写体となるものを人間が指定するという動作が必要で、オブジェクトを自動認識するというわけではなさそうです。
ということで、定評があるNikonの3DトラッキングシステムにAIによる被写体認識が組み合わされると、もしかしたら最強のAFシステムになるのかもしれませんね。
今回の情報ではZ7IIやZ6IIに、Z9の簡易版となるAFシステムが搭載されるということですが、おそらくアルゴリズムは同一でフラッグシップとは物理的なUIの違いから操作がよりシンプルにされたものが搭載されるような気がします。
ところでNikon Z9の登場は年末になるという噂が浮上しています。
つまり、Z7IIやZ6IIユーザーの方は、Z9よりも3ヶ月も前の9月にもこのミラーレスカメラ用の3Dトラッキングシステム、または新リアルタイムトラッキングAFを体験できるという、かなりのお楽しみが待っているということかもしれませんね!
これはZ7IIやZ6IIも売れるかも、、、、(^^
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