数日前、軒下デジカメ情報局がNikonがGNSS測位システムを搭載したカメラを登録しているという情報を公開しました。
ニコンの未発表デジタルカメラ「N2014」には、Wi-FiとBluetoothの他にGNSS(GPS等の衛星測位システム)も搭載されるらしい。#認証情報 pic.twitter.com/qWM8DBpNu8
— 軒下デジカメ情報局 (@nokishita_c) July 23, 2021
この情報に対し、DPreviewがNikonが登録した新カメラはコンシューマーカメラでGNSS(global navigation satellite system)を世界で初めて搭載するカメラになる、という記事を投稿しました。
So what is GNSS? It’s Global Navigation Satellite System, and it’s an alternative to the well-known Global Positioning System (GPS) that’s found its way into numerous cameras over the years. With location data available in the camera, users can save location info to the metadata of individual images.
Via:DPreview – Nikon preparing to launch the first camera with GNSS
この記事をきっかけにGNSSついて調べてみました。
SONYは既にIoTソリューションとしてGNSS活用を提案しているようで、こちらの記事にもGPSとの関係が記述されています。
GPSとして幅広く認知されている位置情報取得技術。GPSだけではなくそれぞれの国や地域が構築している測位衛星があります。そんなGPSを含めた測位衛星はGNSSと呼ばれており、位置情報取得に必要不可欠になってきました。
Via：SONY – GNSS（汎地球測位航法衛星システム）とは
また国土地理院の説明もアップされています。
正式には「GPS（Global Positioning System）グローバル ポジショニング. システム」といいます。 ～GNSS ってなに？～. GPS のような衛星測位システムは、他にも日本の …
Via：国土地理院 ：GNSS ってなに？～ ～GPS だけではだめなの？～
これらの情報を見ると、GNSSはGPSを含め、各国の衛星位置情報システムを統合的に使用すること、また、4台以上の衛星を2本のアンテナで受信することによって数cmの精度で位置情報を特定できるということでしょうか。
これまでもNikon D6、Canon EOS-1D X Mark III、Pentax K-1などのフラッグシップ機にはGPSが搭載されていましたが、Nikonは更に先進的な位置情報システムを搭載するということですね。
未だ、NikonのGNSSシステムがどのカメラに搭載されるかは特定されていませんが、この時期の情報ですので、次期フラッグシップカメラになるZ9に搭載されることが予測出来ると思います。
もう何度も書かせて頂いて申し訳ありませんが、GPSのようなフラッグシップ機が搭載している機能を下位のカメラにも是非展開して欲しいと思います。
そういう意味ではNikonのGNSS採用によって、今後は更にデジタルカメラにも位置情報測距システムの重要性が認識されることになるかもしれませんね。
