これで大量生産が可能になるか?ソニーの曲面センサーに関する特開情報に期待!
ここ数年、曲面センサーの話題が定期的に出きて、いよいよかっというパターンになるわけですね。
少し前も米国の著名カメラ系YouTuberの方がそのトラップに引っ掛かってしまい話題になりました。
で、今回は噂ではなく、SONYが出願し、本日公開されたという、製造方法にも含めた曲面センサーの特許に関する情報です。
SONY filed a patent for the production method of a curved sensor.特開2021-108427(P2021-108427A)
Via;An image on a sensor
この曲面センサーに関する特開2021-108427(P2021-108427A) は本日7月29日に公開されましたが、出願日は2019年12月27日ということです。
曲面センサーを用いることで、レンズの特性である歪曲収差、像面湾曲、周辺光量落ちなどをレンズ性能を低下させることなく開口を大きくすることができると記述されています。
そしてその結果レンズ枚数を削減することで安価かつコンパクトなレンズ構成を選択することができるということですね。
下図の12aの台座に接着剤13を塗布する。10は撮像素子。
押し当て工具によって撮像素子を押し当てて(この例では45はUV硬化)接着剤を硬化させる。
複数の極点を持つ形状の押し金具の応用例。
局面センサーにレンズを密着させる応用例。
ということで、この特許は従来局面センサーは型で時間をかけて吸引することで実現していたことが、接着剤を使って固定することで大製造時間を短縮することができコストが低減されるということです。
この特許のセンサーユニットの形状からすると、スマホやセンサーカメラユニットのような例のようですが、この製造方法スチルカメラでも使える更に大型の曲面センサーが実現されればいいですね!
ということで、カメラクラスタの方々が夢見るような?(^^曲面センサーのカメラを最初に出すとなればやはりSONYということになるのでしょうかね。
楽しみですね!
追記>日本経済新聞がアップしていたSONYの曲面センサーの情報
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