CIPAから2021年6月のカメラ・レンズ出荷統計が発表されました。
デジタルカメラ全体出荷数量
3月以降コロナ禍からの脱却の動きを見せた統計が6月になっても続いていますね。
レンズ交換式カメラ出荷数量
2019年の6月より少なく、2020年より多いという統計をどう見るかによってデジカメ市場が好調なのか回復しているのかの意見が分かれるところかもしれませんね。
レンズ一体型カメラの出荷数量
今年に入ってコンパクトデジタルカメラで目立つ製品といえば、SONY ZV-1くらいでしょうか。それ以外はあまり話題にならず昨年とほぼ同じですね。
交換レンズの出荷数量
同じ6月では一昨年と昨年の中間値ということですね。
レンズ交換式カメラとレンズの出荷量は連動していると思われますが、このままの兆候であれば昨年2020年の黒線と一昨年2019年の青破線のちょうど間を推移するようにも見えますね。
でCanonの最新の決算予測では後半は出荷台数を上方修正しています。
ということでできるだけ2019年の統計に近くなればいいですね!
デジカメWatchの分析
デジカメWatchのサイトが今回の統計分析記事をアップしています。
昨年同月比では好調をキープ。ミラーレスカメラは世界全体で回復傾向が顕著となっている一方で、一眼レフカメラにおいては、各市場で好不調の差が分かれる結果となった。
Via: デジカメWatch – 世界全体でミラーレスが好調を維持。
- 国内向け市場
- わずかな増加にとどまる。
- ミラーレスカメラは回復傾向で好調。
- 一眼レフカメラはとくに金額が大幅に減少。
- 欧州向け市場
- 好調
- ミラーレスカメラが大きく伸長。
- 出荷台数は一眼レフカメラがミラーレスを上回っている。
- 米州向け市場
- 好調をキープ。
- ミラーレスカメラの金額が昨年同月比2倍以上。
- レンズ一体型カメラも昨年同月比で金額が7割アップ。
- 一眼レフカメラも昨年同月比で好調。
- 中国向け市場
- 一眼レフカメラ大幅減少。
- ミラーレスカメラは大幅な回復傾向。
欧州市場の一眼レフカメラは2大メーカーが新型カメラが投入されていないのにもかかわらずミラーレスよりも売れているのが面白いですね。
あと、中国市場がちょっと落ち着いているのが今後の統計にどう影響するのかも注目ですね。
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