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ハッセルブラッドのカメラは何故あんなに高価なのか?(Business Insider)

Hasselbradのデジタルカメラは中判センサーが採用されていて、他のメーカーに対しとても高価なものです。

例えば、Leicaの中判カメラが250万円くらいなのに対し、Hasselblad Hシステムの上位モデルは500万円とか700万円となります。

Business InsiderのYouTubeチャンネルが、何故ハッセルブラッドは高価なのか?という動画をアップしています。

Hasselbladカメラの歴史

Hasselbladのカメラは何故高価なのか?

Hasselbladカメラのの生産台数って年間1万台以下ということなんですね。

動画では手作業でハンダ付けされている光景が流れていますが、おそらく他のメーカーのカメラ生産現場ではあまり見ない光景では無いかと思います。

そのような生産方法ですから1台のカメラを作るのに6時間〜8時間かかるということです。
これをちょっと計算してみると

単純計算すると、1万台 × 5時間 = 50000時間
5000時間 / 年間250日稼働 = 200時間 / 日
200時間 / 1日あたり8時間 = 25名

ということで、20名から50名くらいの組み立て技術者が生産されているような規模という感じでしょうかね。

ちなみにハッセルブラッドの企業情報ページによれば、全従業員数は180名ということです。

対するNikonグループの授業員を企業情報ページで調べてみると、単体で約4000名/連結で20000名ということです。
そして、連結従業員の数分の1がカメラに携われているとすれば、数千名規模の人員の方が従事されているということになりそうです。

そして下のグラフによれば2019年のNikonのカメラ生産台数が180万台くらいであることが読み取れます。

これらの情報から、Nikonはハッセルブラッドの数十倍の人員で180倍の台数のカメラを生産されていることになります。
やはりハッセルブラッドの1台1台の手作業による生産方式では数よりも価値ということになるのでしょう。

ということでハッセルブラッドはNikonなどのカメラに対して10倍の価格のカメラを販売することで、年間1万台規模の事業が成り立っているということなんでしょうね。
加えてDJI傘下であることも継続の下支えになっているとも思います。

将来カメラ市場がどうなるか判りませんが、日本のカメラメーカーは継続の為にはハッセルのような付加価値があるカメラが必要そうですね、、、

そう考えると、コンシューマー向けのX1Dや907Xはかなり頑張った価格のなカメラということでだと思いますので、いつかはこのようなハッセルブラッドのカメラを所有して見たいです。

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