FUJIFILMがX SUMMIT PRIME 2021で、これまでの噂通りGFX50SIIを発表しました。
GFX50SII を発表
その名前が示す通り5000万画素のセンサーを搭載。
ピクセルピッチが同様の5000万画素フルサイズセンサーが3.76μmなのが、面積的に倍の5.3μmピッチということです。
これまでのマイクロレンズが出来るだけ広い面積を占めることをアピールされていたと思いますが、GFX50SIIではピクセル間の信号分離をより良く行えるように、
解像度とSN比の関係、下のグラフは上に行くほどS/N比が高くなり相対的に低ノイズということです。特にフルサイズ6100万画素のカメラに対し3db程度よさそうですね。
また、AF速度においてもこれまで中版カメラは遅いという印象だったのが、GFX50SIIと各レンズの組み合わせての実測ではかなり高速である。
6.5段分の効果を発揮するボディ側手ブレ補正を搭載。
AFアルゴリズムも成熟し進化したものを搭載。
ボディ側手ブレ補正を利用した、2億画素を出力するマルチショット機能を搭載。
静止画および動画でも適用できる、19種類のフィルムシミュレーションを搭載。
今回説明した進化の見ならず、100箇所以上の進化を実現している。
GFX50SII の価格は3999ドルで9月末に発売を予定。
GF35-70mmF4.5-5.6 WRレンズを発表
GFズームレンズの中で最軽量を実現。
ただ、最軽量を実現しただけでは無く、画質においても妥協は無い。
絞り部を中心に前後対象のエレメント配置とすることで収差を打ち消し合うように設計。
EDエレメント、非球面エレメントを配置
フォーカシングを第三群のエレメントとして駆動することで最短撮影距離35cmを実現
GF35-70mmF4.5-5.6 WRの単体価格は999ドルで、GFX50SIIのキットレンズとして499ドルで販売。
キットレンズとして9月末から販売開始。
その後11月に単体でも販売を行う予定。
開発予定レンズ3本をサプライズ発表!
大口径単焦点レンズGF55mmF1.7。換算44mmのレンズとなる。
GF20-35mm、Gマウントで最も広角となる超広角ズームレンズ。
GF TILT/SHIFTレンズ。コマーシャルフォトグラファー待望のティルトシフトレンズを開発中。
これらのレンズのロードマップ。
- GF-35-70F4.5-5.6 キットレンズは9月発売
- 2022年 GF20-35mm
- 2023年GF55mmF1.7
- 2023年GT TILT/SHIFT
GFX100/GFX100SIIのファームアップも発表
GFX100/GFX100SIIのファームアップで、BlackMagic RAW記録に対応
GFXを動画カメラとして使用するユーザーに大きなメリット
XLR入力をサポートするアダプタの共同開発を予定。
アダプタ経由で音声記録すると動画ファイルに
ということで、今回のFUJIFILM X SUMMIT 2021 PRIMEの前半はGFX50SII及びGF35-70レンズの発表になりましたが、これらの製品は価格までも事前リークしていましたので、再確認ということになりました。s
しかし、開発中のレンズ3本については全くのサプライズとなりました。
超広角ズーム、超大口径単焦点レンズ、そして、ティルトシフトレンズというサプライズ3連チャンということでGFXユーザーの方はかなり盛り上がったのでは無いでしょうか?
しかも4999ドルからボディが購入できるようになりましたので、ほぼフルサイズミラーレスカメラと同じ価格帯で中判カメラを手に入れることが出来るということになります。
冒頭の説明では今年GFXシステムは200%の伸びを見せたということで、生産が追い付かない状態が続いているようですが、GFX50SIIの登場でますます人気になりそうですね!