軒下デジカメ情報局が先日リークした、Canonの新レンズ「RF5.2mm F2.8 L Dual Fisheye」の情報が更新され、商品カテゴリーはVRレンズという情報が追加されました。
これは一体どのようなものになるのでしょうか?
焦点距離5.2mm、フィッシュアイ、デュアル というキーワードで勝手に予測してみました。
まず、もし、CanonのRF5.2mm F2.8 L Dual Fisheyeは1発で左右に円周魚眼イメージを同時に記録する為のものに違いありません。
このような用途としてフィッシュアイVRレンズは既に幾つかの会社からリリースされています。
調べて見ると例えばインタニヤ社がリリースしている超広角250度魚眼レンズ Entaniya Fisheye HAL 250シリーズは、EFマウント/Eマウント用として、4.3mmと6.0mmのレンズが存在します。
こちらがインタニヤ社から公開されている製品説明動画です。
これら2つのレンズのスペックを見るとそれぞれのイメージサイズは画角180度の時に
4.3mmレンズ が13.1mm
6.0mmレンズが 18.2mm
となるようです。
でフルサイズセンサーのサイズが24mm × 36mmですので、デュアル、つまり、2つの円周イメージを左右に記録する為には5.2mmの焦点距離であれば、余裕で収めることが可能になります。(180度以上も可能そうです)
Canonのはデュアルということなのでこのような円周魚眼動画が左右2面で一気に記録されるんでしょう(多分^^)
次に、VRですが、おそらくステレオ3D VRになるのではとすると、このエンタニア社のHPに、3D Stereo 180 VRの基本的な撮影方法と書き出しまでの流れ という解説ページが存在します。
Entaniyaで紹介されている撮影構成はα7など2台のカメラを使って同時記録するという構成ですが、おそらくCanon RF5.2mm F2.8 L Dual Fisheye は8K動画撮影を使って1台でも高解像度の動画を撮影することをターゲットにしていると予測します。
2台のカメラで動画撮影すると、2つのメディアをインポートして同期編集が大変そうですね。
Stereo動画ですので、1フレームズレただけで酔いそうです(^^;
また、すでにInsta360 EVOなどがありますが、それはこちらのITmedia様の記事が参考になります。
Insta360 EVOなどコンシューマー用のカメラにおいても2つのイメージセンサーで記録していますので、カメラ内での処理、あるいはポスト処理することが必要ですが、8Kにデュアルカメラで同時記録することが出来ればその負担が大幅に減少されることが可能だと思います。
ということで、Canon RF5.2mm F2.8 L Dual Fisheyeレンズいの使い方を勝手に予測してみました、Canonがずーっと前から少しずつ進化させているCanon MREALゴーグルなどVRにも投資を続けていますので、今後は更に開発を加速させることが予測できます。
ちなみに、Canon MREALはリアルタイム実写に3D CGを合成するゴーグルなので、このノウハウがそのまま、EOS Rシステムに注入されることで、RF5.2mm F2.8 L Dual Fisheyeが活用出来るということかもしれませんね。
あるいは、逆の使い方も想定されているのかもしれません。
いかがでしょうか?
このようなVRコンテンツの制作カメラの需要が高まると、EOS R5の8Kでは足りず、16Kとかの解像度も必要になってくる筈なので、更なる高解像度化の需要も生まれそうですね。
あ、ちなみにSONYなども勿論VR色々製品化していますが、こちらはPlayStationという強力なプラットフォームを持っているのが素晴らしいですね。
ということですあくまでも勝手な予測ですので、間違っていたら申し訳ありません。
ちなみに、ほぼ完全な全周の3D Stereo VR動画を撮影するは更に多くのカメラと解像度が必要そうですね。