カメラ系レビューサイトでは最大級の150万ユーザーを抱える大人気ユーチューブチャンネルのTony & Chelsea Northupが2022年にSONYが出すカメラの大胆予測を行なう動画をアップしました。
何故最近出る新型のカメラはいずれも高価になっているのか?
- 半導体不足、輸送の問題、製造業の労働者不足などによって、生産数量が限られている。よって高価で高利益な製品の製造が優先されている。
- スマートフォンはカジュアルな写真の撮影の殆どの場面において、これまでのカメラを上回るようになった。よって殆どの人はもはやカメラを購入する必要は無くなっている。
何故TonyさんはCanon EOS R3とNikon Z9とのレビューは行わないのか?
- 両方のカメラの使用をメーカーに何度もリクエストしている。
- しかし現状は両メーカー共に出荷を満たせないような状況なのでこれ以上レビューを行わせないようにしているということだ。
- 私のチャンネルは150万人が登録されており、更に公平なレビューを行っている。よって他の小規模のレビューサイトとは違い大きな影響があるというのもあるかもしれない。
- これらのカメラが市場に出るので、もう少しお待ちしていただきたい。
SONYとライバルのCanonとNikonのカメララインナップの現状整理
Tony氏は下の図の各エリアで右に置いている方が優れたカメラと判断されています。
- 入門機
- SONY α7Cは800ドルで、Canon RPは実質900〜999ドル、Nikon Z5は1200ドルで販売している。
- よってSONYはこの市場でもう何もする必要はない。
- ちなみに旧式でひどいα7IIはバッテリーライフや操作性の面でおススメしない。
- SONY α7Cは800ドルで、Canon RPは実質900〜999ドル、Nikon Z5は1200ドルで販売している。
- Pro向け
- SONYがちょうどα7IVを発表した。このカメラは様々な用途に対応することができる。
- Canon EOS R6はこれに近いカメラである。
- Nikon Z6IIもこのエリアででAF機能で少し遅れている。
- 高解像機
- α7RIVが6000万画素、Canon EO R6が5000万画素、Nikon Z7IIが4500万画素である。
- 我々のテストではZ7IIは実際の連写時では他のカメラよりもAFラグが大きく遅れをとっている。
- 一方、カメラオブザイヤーを獲得したEOS R5に対しSONY α7RIVは明らかに後塵を喫している。
- EOS R5は20コマ/秒の連写性能、素晴らしいAFシステム、600mm F4レンズの存在などによって野生動物撮影(奥様Chelsea氏の専門便や)まで含めシーンで動画も含め、あらゆる用途に対応できるカメラである。
- 結局個人的にはSONY α7RIVを風景撮影では使っている。
- フリップタイプの液晶や旧式のメニュー、AFなどアップデートする必要を感じている。
- スポーツ撮影機
- SONY α1は5000万画素で30コマ/秒のRAWイメージ撮影が出来るが、Nikon Z9は20コマ/秒に留まっている。
- Canon EOS R3も30コマ/秒であるが、α1に対して解像度は及ばない。
- α1は今年の1月、つまりほぼ1年前に発表され、3月には出荷されていることも注目だ。
- 今でも他の2社は完全にはそのスペックに追いついておらず、しかもまるまる1年遅れている状況と言える。
- SONYにはα9IIも存在しているので、そのアップデートも期待できる。
- SONY α1は5000万画素で30コマ/秒のRAWイメージ撮影が出来るが、Nikon Z9は20コマ/秒に留まっている。
SONY α1000の予測
- Nikon D500、Canon 90Dのポジションのカメラで、小型でハイスピードのベイビーα1とも言えるカメラである。
- APS-Cセンサー愛好家、特にクロップした状態でより高解像度を求める野生動物撮影にはうってつけのカメラとなるだろう。
- Canon 90Dに近いAPS-C 3300万画素
- 30コマ/秒 電子シャッターのみ
- 低遅延のEVF
- α1のボディ、ティルトスクリーン
- 4k / 120 クロップ撮影
- CFexpress-TypeA / SDデュアルスロット
- 価格は$3000でAPS-Cとしては高価ではあるが、野生、スポーツ撮影などのニッチな分野ではとても重要なカメラである。
SONY α7RV の予測
- 高解像で風景、野生動物、ポートレート、商品などの撮影用のカメラでは使われ、一方でスポーツ撮影には向いていないα7RIVの後継機である。
- Canon EOS R5はスポーツ撮影と風景撮影を兼ね備えるカメラであるが、SONYはこれと同等のカメラを持っていなかったことで、EOS R5はとてつもない販売数を記録した。
- これまでのフルサイズ6000万画素センサーを継続する。
- 電子シャッタによって連写速度を20コマ/秒を可能にする。
- ソフトウェアを完全にアップデートしα7SIIIやα7IVと同様の新メニューを搭載する。
- EOS R5に対抗するためには8K30p、4K120pの動画撮影を可能にする必要がある。
- 更に8KではEOS R5よりも1時間などの長時間撮影を実現してほしい
- Canon R5と同様にフリップタイプのスクリーンにする必要がある。
- 私は旅行の際は、風景スチル用の高解像度としてティストスクリーンのα1と動画用のフリップタイプのスクリーンのα7SIIIを選択している。
- このような撮影者向けにもSONYはこれらをハイブリッドにしたフリップタイプの高解像度機を要望する。
- 価格は$3,999
SONYがGANNETTやUSA TODAYとの提携を発表した意味
- 今後これらの組織に所属する約500名のニュースフォトグラファーが徐々にCanonからSONYに移行することになる。
- この提携の理由はSONYが優れた技術を有し、かつ最良のインフラを持っているなど様々な要因があると考えられる。
- これは個々のユーチューバーがSONYに移行する話などよりも大きな意味を持っている。
- SONYは世界最大の企業の1社であり、映画業界、音楽業界、ビデオ&テレビ業界、ゲーム業界など巨大は分野を水平に拡大させている。
- これら2社はSONYと提携することで、カメラ技術のエリアに留まらない、無限の可能性を手に入れることになる。
SONY α9IIIの予測
- α9IIのアップデートによってスポーツフォトグラファーやジャーナリストにとって完璧なカメラになる。
- これまでと同じ2400万画素だが、α1並の読み出し速度が実現される。
- 30コマ/秒以上の連写が可能にすることで、Canon EOS R3を超えることができる。
- Z9のに対抗する為にも30コマ/秒RAWや120コマ/秒のJPEGなども必要かもしれない。
- ただなんでも高スペックにすればいいというのも疑問である。
- 新メニュー
- ティルトスクリーン
- 4K/60p
- 価格は$4999
SONY α5の予測
- 多くの方が買うべき入門機として、Canon RPやNikon Z5の対抗機となる。
- フルサイズ2400万画素
- 5コマ/秒
- フリップスクリーン
- 動画はおそらくNikon Z5のようなクロップによる4K/30p
- SDシングルスロット
- 価格はNikon Z5と同等の $1,200
- 現在のSONYの入門機は旧型又はAPS-Cのカメラになっている。
- フルサイズ入門機を出すことで、将来よりレンズに対して投資をして頂くことが期待できる。
現代の若者向けのカメラを出すべき背景
- ヘンリーフォードによれば「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう。」(→顧客は自分の欲しいものを理解していない)ということである。
- これまでソニーは新カメラのスペックを上げ続けたことで、とにかくスペックが高いものに買い換えたいと思っている私のようなオールドユーザーを取り込んで来た。
- しかし私の17歳の娘に話を聞くと、それとは異なっていた。
- 彼女はスマホでの写真や動画のより良い画質を求めているが、更に良い画質を求める為にでわざわざ別のデバイスにお金を使うことは考えていない。
- 我々の世代は同じようなレンズ交換式カメラが新型になり数値上ほんの少し良くなっているだけ欲しくなってしまう。
- しかし現代の若者やスマートフォンクリエイターの人々はそうでは無いのだ。
SONYはカメラ部門とスマホ部門を1つの組織とした
- SONYはカメラ部門とスマートフォン部門を有しており、グループの再編で同一の組織とし、より綿密な開発を行うようになった。
- その結果SONY Xperia Pro Iスマートフォンは素晴らしい出来栄えとなった。
- XperiaはSONYのαカメラから継承された要素を持ち、カメラ並の大型1インチセンサーが搭載されている。
- つまり、SONYのカメラ部門がアンドロイドスマートフォン技術を吸収し、スマホ部門のターゲットである既存のスマホユーザーに向けたSONY初のスマートカメラの登場が期待できるのだ。
- それがα3となるだろう。
SONY α3の予測
- スマートフォンクリエイターがターゲットになる
- Androidカメラ
- フルサイズ1200万画素。
- これは現状の多くのスマホと同じ画素数である。
- Eマウントレンズ交換式
- 5コマ/秒でもクリエイターは気にしない。
- ポートレートスチル撮影では十分である。
- 殆どのクリエイターは自撮りを行なっているのでフリップスクリーンとなる。
- 動画は多くのスマホでは当たり前のスペックになっている4K/60 となる。
- これは1200万画素によって、処理に余裕が出来るので実現可能だ。
- ダイアルやボタンは存在したままで、スマホと同じようなメニューを実現するにはソフトウェアは再構成が必要となるだろう。
- メモリを抜き差しする必要が無いように、128GBの高速内蔵メモリであれば、撮影したクラウドにアップロードするので問題無いだろう。
- セルラー通信とGPSが搭載され地図情報がメタデータに保存される。
- また、カメラを紛失したり盗難された時も機密性が高い画像も遠隔ロックが可能になり位置情報による追跡も可能になる。
- 価格は$999と安価にしておくことで、新規クリエイターがSONYのシステムに入って来れるようになるのだ。
- SONYにとってVLOGユーザーを獲得したいということだ。
- 将来カメラのセキュリティはますます重要になるだろう。
いかがでしょうか?
おそらくこれらのカメラが全て来年に発表されるとすれば、SONYはとてつもない仕事をすることになると思いますが、私個人的にはTony氏の予測と主張は的を得ている部分が多いと思います。
そしてSONYはCanonやNikonという個別のメーカーのカメラへの対抗製品を出すというだけではなく、グループ全体で映像ソリューションをどうカバーするのかが戦略ということですね。
で、私個人的に小さい話になるかもしれませんが、もしこのα3が出れば確実に入手モードに突入しそうです。
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