本日11月27日はPENTAXの前身となる旭光学工業の創立記念日(1919年)を記念したPENTAXミーティングオンライン2021イベントが15:00から開催されたました。
(訂正)×朝日 → ○旭
このイベントは、ZOOMによる招待制のイベントということで、再配信は行われません。
ということですが、かなり面白い内容、というかサプライズな発表もされたのでメモしましたのでご紹介いたします。、
新カスタムイメージ 「里び(SATOBI)」の発表
■里び SATOBI の特徴
- 特徴的な青空、シアン
- 赤味を帯びた肌の色
- 緑がかってくすんだ黄色
- 退職して褪せたような赤色
■カスタムイメージの設定メニューにトーンカーブの表示を追加
K-3 Mark III 新アストロトレーサー機能追加
■GPSモジュールのO-GPS1を使わずにカメラ単体でアストロトレーサーを実現
- 予備撮影画像から天体の動きを予測
- タイマー露光ーによる撮影が可能(バルブ不可)
- フィッシュアイレンズ不可
- 広角レンズでは動作しない場合もある
- フレーム内に障害物がある場合動作しない場合がある
※O-GPS2も来年発売予定
新ファームウェア公開について
■里び(SATOBI)
- K-3 Mark II – 2021年12月7日公開予定
- K-1/K-1 Mark II にも同日に里びテストF/W公開予定
■K-3 Mark III 新アストロトレーサー
- 2022年春公開予定
- 2021年12月7日にテストF/W公開予定
KP、K-70の後継機は?
現時点では具体的な予定は無い。
今後のレンズ展開は?
レンズロードマップにあるレンズが未だ出せない状態であることをお詫びしたい。
ロードマップに無いレンズを出す可能性もある。
K-3 Mark III 派生モデル 企画6案を発表!
#1案 : K-3 Mark III JETBLASCK(漆黒)モデル
- PENTAXロゴや印刷を、ブラック、ブレー、無から選択。
#2案 : シャッターストローク変更モデル
- レリーズ部のパーツ変更
- 連写などされる方向け
#3案 : K-3 Mark III MONOCHROME
- モノクロ専用センサーを搭載
#4案 : K-3 Mark III MF モデル
- ファインダーの明るさ約30%アップ
- メインミラーのコーティングを変更し、AFセンサーへの受光量を減らし、ファインダーをより明るくする
- MFを容易にする
#5案 : K-3 Mark III GUNMETAL
- PENTAX K-3 Prestage Edition同色ボディ
- ペンタ部へのイラストレーザー刻印サービス
#6案 : K-3 Mark III ASTROモデル
- Ha感度約10倍、一般撮影は不可
- 誓約書を書いた上で、受注生産を申し込む。
K-3 Mark III 改造サービス案
- JETBLACKモデル外装変更サービス
- シャッターストローク調整サービス
- イラスト刻印サービス
次期フルサイズ機の開発について
若城氏の解答
- 現行のK-3 Mark IIIはまだまだ大切に売って行きたい。
- 技術開発は行なっているが、現時点で具体的な発売時期を伝えることはできない。
- 次期フルサイズ機方向性については慎重に考えている
次期フルサイズ機4つの方向性案を発表!
A案:ファインダーを含めて完全新規設計 = 時間がかかる
- 新開発のペンタプリズム、画像処理エンジンを搭載した高画素モデル
- K-3 Mark IIIで採用した高屈折率ガラスペンタプリズムをフルサイズのファインダーにも適用する
- 技術的難易度が高いペンタプリズムの開発が必要
- プリズムの完成を待っていると随分先になってしまう
- 動体撮影性能もブラッシュアップする
B案: K-1 MarkII のボディを流用して、センサーを低画素にしたモデル
- K-1 mk2のデザインを踏襲
- 2500万画素に落とし軽快で高感度を強くする
- ただし連写がそれほど早いモデルでは無い
- 起動時間の短縮などの軽快さを実現する
- ストレスなく撮れる
C案:機能を絞って、小型軽量、フルマニュアルのカメラ
- 小型軽量でシンプルな一眼レフ
- 撮影者が心で感じて撮れるカメラ
- 撮影プロセス、体験を鮮明に残す
- マニュアル露出、マニュアルフォーカスを重視
D案:K-3 MarkIIIのフルサイズ版
- K-3 MK3のフルサイズセンサー版でK1のファインダー倍率とする
- 高速&高感度
- 軽快なシャッター感覚
- K-3と同じようなデザイン・操作性
- 但しペンタ部のデザインは変わって来る
- 測距点レバー、ファンクションなど同じような操作性にする
- ファインダーの視野角もK-3 mk3と入れ替えても違和感無く撮影出来るように
これらのモデルをアンケートなどユーザーの声を聞きながら検討して行く。
赤羽社長のメッセージ
- 11月からリコーイメージングの社長に就任
- カメラの生産台数について
- 2012年は1億2000万台のカメラが生産されていた。
- 今の生産数は1000万台になっている。
- 写真文化について
- 写真というものが生まれ2012年まで撮られた写真の枚数を、今ではたった10分くらいで超えていく状態になっている。
- スマホのおかげで写真は横に、つまり時系列に楽しめることになった。
- PENTAXは縦に、つまり時を超えて未来に永続する一瞬を残すカメラである。
- 共創できる存在でありたい。
ワンモア Pのホットシューカバーも販売!
今回のオンラインイベントに参加されアンケートに答えられた方に後日PENTAXの”E”のホットシューカバーが送られて来るという嬉しいプレゼントが行われます。
が、その1つ前の”P”は最初のリアルイベントの際に配布されたもので今や手に入れることが出来ない、ということで何と今回数量限定で新宿や大阪のRICOHショールーム、そしてオンラインで販売されるということです。
数量は在庫限りの限定ということで、PENTAXファンの方はマストゲットですね!
おっと、ちなみにこのホットシューに使われている文字のフォントはPENTAXの旧ロゴということです!(^^
PENTAX誕生日おめでとうございます!
今回のイベントは2年であり、そしてPENTAXの日に向けて社員の方がかなり時間をかけて準びされたことが伝わってきました。
またPENTACXのお誕生日おめでとうございます!
発表の内容もまた盛りだくさんで、とても面白かったです。
新カスタムイメージの”里び”の発表、単体でのアストロトレーサー機能、そしてK-3 Mark IIIはモノクロセンサーモデルや、赤外線モデルも検討、K-1 MarkIIの後継モデルとしてマニュアル重視ボディも検討されているということがファンにとってサプライズだったと思います。
これらの発表を見ると、まず短期的に新ボディが発表されることは無さそうですが、その代わり既存のK-3とK-1プラットフォームを利用して価値を高めるということです。
一方の他社はミラーレス化を急ぎ、AF性能や連写性能を追求しまくった結果、ミラーのみならず、シャッターメカニズムを排除してしまうという急激な変化を遂げています。
その結果、もうミラーレスカメラはPENTAXのような一眼レフカメラとはまったく異なる完全な電子デバイス、あるいは、ビデオカメラに近い存在となって行っています。
よって、これからスチールカメラと言える機械を作るメーカーは、LEICAがMとS、そして、PENTAXはAPS-C、フルサイズ、中判の一眼レフという2社だけのものになるのかもしれませんね。(プロ用としてはHasselbladやPhaseOneも残るかもしれませんが)
となるともしかしたら以前ペンタックスが予測していた(その時は多くの方が冗談だろうという反応されていましたが)ミラーレスカメラから一眼レフカメラの時代になるということ、その予言は当たる可能性もあるかもしれませんね。
また、コロナ流行を経たことでイベントもオンラインの時代になり、メーカーが直接情報届けることが出来る手段を得たのは良いのですが、一方で、それが主となると今度はライブが少ない録画スタイルになり、加えてメーカーの直接の声では無く、写真家の方、クリエイターの方、ユーチューバーの方などが主役になっているような感じがします。
その結果、他社のイベントはリアリティの少ない内容にになっているように感じていました。
それが今回のPENTAXのイベントはユーザーと一体になった(じゃんけん大会はグダグダなのが逆によかったですし^^)内容で、まさに休日を使ってまで社員の方が手作りされているということで、これもカメラ好き、写真好きの方の心を掴んだのではと感じました。
PENAXの一眼レフカメラ、更に気になる存在になりそうですね!
J limitedイベントも面白かったです
で、20時からJ-limited Online Event 2021 ON THE BIRTHDAY イベントも開催されました。
こちらは開発秘話などかなり見どころがあり面白い内容でした。
なので絶対オンライで期間限定でも見れな買った方々に公開してほしいとも思いました!
Pentaxの誕生日おめでとうございます、今日1日たのしかったです!
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