ソニーがα7 IVの供給に関するお知らせを告知、に感じた素晴らしさ
12月17日発売に向けて12月7日から予約が開始されたていたSONYの新フルサイズミラーレスカメラ「α7 IV」(ILCE-7M4)が予測を大幅に上回る注文を受け納期に時間が掛かるというアナウンスを行いました。
2021年12月7日(火)より受注開始しましたデジタル一眼カメラ「α7 IV」(ILCE-7M4)は、弊社の予想を大幅に上回るご注文をいただいており、商品のお届けまでにお時間をいただく可能性があります。
Via: ソニーマーケティング株式会社
12月7日に予約を開始された際に、ソニーストアにアクセスが殺到していたということもあり、かなりの人気となっていることは察知しておりました。
ソニーストアはαのみならず、他のオーディオ・ビジュアル・モバイルの人気商品が販売されている大規模なサイトでシステム的にもアクセス集中に強いと思われますが、それでも捌き切れないアクセスと注文があったのでしょう。
その一方で、外部のカメラ量販店では、販売開始日お渡しがコミットされているショップをトレースしてみると、初日と翌日でもOKだったのです。
また、Tweitterで教えてもらったのですが、とある別の大人気カメラ量販店は3日目まで販売開始日にお渡しの約束が出来ていたという情報を頂きました。
つまり、予約開始までにかなりの初期出荷数量を準備されていたことが伺われます。
なので今回のアナウンスに書かれている「予測を大幅に上回るご注文」というのは疑う予知はなさそうですね。
更に、α7IVは先に海外で発表され、日本ではその1ヶ月後に発表されました。
海外が先に発表される例も多いのですが、ナンバーワン人気のカメラを日本で1ヶ月もずらして発表するのは異例だと思います。
おそらく、納期に厳しい(^^日本のお客様から批判が出ないように周到な準備をされた上で発表されていたと予測します。
ということで、ここ最近半導体チップの不足や物流の停滞などでカメラに限らず製品供給が不安定な状況になっている例が多いと思いますが、一部のメーカーでは発売時に既に商品不足が予測されているのにも関わらず、供給不足や販売延期がの告知がユーザーの感覚よりかなり遅れていたり、タイムリーでない印象を受けるケースもありました。
そういう意味でソニーはかなり準備と迅速な対応を行なわれていたのだと思いました。
ただ時期が年末ということもありα7IVが次に入手出来るのは来年になるかもしれませんが、、、、そういう戦略かもしれませんが(^^
SONYが素晴らしいと感じたポイントまとめ
- 半導体不足の状況だからこそ、他のカメラの生産をストップさせてまでα7IVに集中→ソニーのせいではなく外部要因なので批判が少ない
- ライバル2メーカーが画期的なフラッグシップ機のミラーレス化にチャレンジという重要な節目なのに半導体不足でユーザーの需要を満たせない→ソニーは既存の中級機で勝負
- 未だスペックに劣らないα1を1年も前に投入している→ライバルの新フラッグシップに未だに負けていない
- 初日に予約するようなカメラマニアの方やSONY忠誠ユーザーの方々には発売日に確実にお届け。→ 主要なカメラユーザーの評価UP
- 供給不足をアナウンスことで入手困難な人気商品であることを広く認知していただける。→入手出来た方大満足 → 更に宣伝してくれる
- 供給不足をメディアが取り上げる→無料の宣伝広告(^^
- 年末年始のタイミングを利用→年内納品間に合ってよかったね、まぁ次は春までに間に合えばいいよ
- 予約初日&翌日まで在庫ある→転売ヤーの方は儲からないと判断して撤退
ちなみに、Nikon Z9は販売開始前から予約済みの方にも届かないというお知らせ、Canon EOS R3は半年待ちというお知らせを行なっていますので、各メーカー大変ですね、、、、
結局半導体不足の前に、今でもライバルとほぼ同じスペックのα1を投入出来たというのがやっぱりフルサイズミラーレスナンバーワンメーカーとして素晴らしいのかもですね。
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